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編集・発行:長浜市長浜城歴史博物館
発行日:1999年10月初版
ページ数:95P
定価:1,000円(5%税込) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「三成は関ヶ原合戦で徳川家康に対抗した人物であるため、ゆかりの史料も散逸し、江戸時代にあっては意図的にその人物像が歪められて伝えられてきました。この展覧会は、来年の没後四百年に先立って、三成の生涯と仕事を、史料に従って正確に評価しようとするものです。これによって、日本の歴史の中で、三成がいかに偉大な業績を残したかを、再認識していただければ幸いです。」
平成11年度秋季特別展の図録。本書は長浜城歴史博物館で購入できますが現在は品切れで、古書でようやく入手しました。
長浜市長浜城歴史博物館ホームページ
カテゴリー: 日本史
信長の親衛隊 戦国覇者の多彩な人材 中公新書1453
月刊歴史読本2008年1月号 特集日本の年号
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発行元:新人物往来社
発行日:2007年11月発行
ページ数:344P+別冊付録「歴史読本手帳2008」
定価:1090円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
月刊歴史読本2008年1月号。ありそうでなかった年号の特集であり、年号だけでもいろいろな決まりや謎があり楽しめる。
月刊歴史読本ホームページ

百万石物語 -加賀藩政と徳川幕府-
図録 大徳川展
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編集・発行:「大徳川展」主催事務局、東京国立博物館
発行日:2007年10月10日
ページ数:286P
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「徳川将軍家、尾張・紀伊・水戸の徳川御三家をはじめ、久能山・日光・尾張・紀伊・水戸などの東照宮に伝えられてきた門外不出の品々および美術、歴史資料として貴重な宝物300余点が、史上初、一堂に結集。」
東京国立博物館で平成19年10月10日から12月2日まで開催された「大徳川展」の展示図録。会場は平日でも大勢の人でゆっくりと見ることが困難であったため、展示図録でたっぷり堪能したいところではあるが、大きさや色彩など実物に勝るものはない。
大徳川展ホームページ
※開催終了後は閉鎖されていることもございます。
京阪叢書第十三冊 織田信長公(安土城址・摠見寺)
500年忌記念東西合同特別展覧会 蓮如と本願寺 -その歴史と美術-
戦国三好一族 天下に号令した戦国大名 MC新書014
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出版社:洋泉社
発行日:2007年4月初版
ページ数:302P
著者:今谷明
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「四国・阿波一国の支配者だった三好一族は、いかにして日本列島の中心地(畿内)の支配者へと登り詰めたか - 信長以前に京・畿内で活躍した三好長慶を初めとする一族は、統一政権の成立を遅らせた『あだ花』だったのか。長慶の父、元長が、堺に事実上の幕府(堺幕府)を成立させたことは意外と知られていない。その後、長慶が13代将軍の義輝と管領の細川晴元を京から追放し、畿内を含む8ヵ国を支配する。京・奈良・堺の三大先進地を中心に高度に発達した商工業圏を形成し、幕府、天皇・公家、宗教勢力との関係を調整するなど、事実上の『天下人』となる。武力では信長に敗れたものの、実は歴史の選択肢として三好一族の歩みはもうひとつの統一政権への可能性を秘めていたのではないか。歴史の通説を覆す名著の復刊。」
1985年新人物往来社より刊行された同書の新書版。サイズが小さくなって図など一部カットされているらしいのだが、原書はすでに絶版で古書でもかなり高価となっているので、手頃な値段で読めるようになったのは歓迎する。


肥後佐敷城史 青潮社歴史選書2
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出版社:青潮社
発行日:1982年3月初版
ページ数:242P
著者:矢野彩仙
定価:4,800円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「肥薩両国境に接する古城の治乱興亡史。南北朝に名和氏が築き、戦国時代島津氏と干戈を交え、相良氏・佐々氏についで加藤清正が城代においた佐敷古城。わが国史上の大事件・反太閤の巨魁梅北氏の乱の経緯を中心に、膨大な関係文献を博捜し、史実で語った加藤清正伝であり、また家臣団を含めて掘りおこした『加藤家史料集』の別巻である。
本書は、歴史学者でとくに芦北地方の郷土史の権威者であった、矢野彩雲氏が昭和十年十月に、「稿本佐敷城史」と題して、芦北史談会から刊行された本の再刊であります。」
文語体で書かれているので幾分読みづらいが、佐敷城に関することばかり書かれているわけではなく、城主に関係する出来事は他地域のことでもまとめられている。平成19年度に佐敷城は特別史跡として文化庁に答申され、そのまま認可されると思われるが、郷土の書籍が見直されるきっかけになればよいと考える。
