藤堂高虎公入府四百年記念 藤堂高虎文書集

藤堂高虎文書集
編者:福井健二
発行:伊賀文化産業協会
発行日:2008年5月15日
ページ数:159P
定価:2,500円
オススメ度:★★★☆☆
「高虎公古文書展には、原書や原書のコピーなどで約五十点をご展示いただきましたが、その他にも沢山の文書があり、借用をお願いいたしましたところ写真や映像データなどを、お寄せいただき約百五十点にも及ぶ膨大な数となりました。そこで貴重な文書を「藤堂高虎文書集」として発行させていただくことになりました。」

水野氏島原記

水野家島原記
訳文解題:鶴田倉造
監修:松本寿三郎
発行:山崎信一
発行日:1998年11月9日
ページ数:151P
定価:1,500円
オススメ度:★★★☆☆
「本書はかつての乱に、将軍の名代として出陣した福山藩主水野勝成家臣の忠大夫が、子孫のために書き残した記録です。乱後五十年を経過した時点での記録だけに問題もありますが、かえって乱の全体像が明確になっている長所もございます。」

原文を右ページに、翻刻を左ページに配置し見やすい。

永井家十三代と高槻藩 しろあと歴史館開館三周年記念特別展

永井家十三代と高槻藩
編集・発行:高槻市教育委員会、高槻市しろあと歴史館
発行日:2006年3月11日
ページ数:24P
定価:500円
オススメ度:★★★☆☆
「本展開催にあたっては、永井家ゆかりの自社や旧藩士家に依頼して、今も残る文化財の掘り起こし調査を行い、様々な成果を得ることができました。初公開となる藩祖永井直清の木像や後西天皇から拝領した太刀、直清霊神像などのほか、初代から十代までの歴代藩主画像、旧藩士家に伝来する甲冑や武具、古文書までの貴重な歴史資料を数多く展示し、開館三周年記念にふさわしい特別展となっています。」
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あしど 楢葉町歴史資料館 開館20周年記念誌

あしど 楢葉町歴史資料館開館20周年記念誌
編集・発行:楢葉町歴史資料館
発行日:2007年3月
ページ数:22P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「楢葉町歴史資料館は昭和61年7月1日に開館しました。ここに20周年を記念し歴史資料館の歩みを収録した記念冊子を刊行することになりました。」
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シンポジウム 秩父平氏 畠山重忠とその時代

シンポジウム秩父平氏畠山重忠とその時代
編集・発行:中世文化財を活用した地域連携事業実行委員会
発行日:2010年1月23日
ページ数:95P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「畠山重忠は埼玉県を代表する人物です。板東平氏の内、秩父氏の出身で、源頼朝に仕え大功がありました。その事績の一端は「吾妻鏡」に記されていますが、42歳の時に北条氏に謀殺され一族が絶えたため、遺品が極めて少なく関連文書も多く遺されていません。しかし、文献史学の分野では他の断片的な史料を綜合する綿密な研究法によって嵐山町内で起こった大蔵合戦や河越氏の研究、武蔵国留守所惣検校職の実態追究などによって畠山重忠をめぐる歴史研究は大いに進展しつつあります。また、考古学においては重忠に直接関わる発見は少ないものの、埼玉県下において中世前期の館跡・寺院跡・生産遺跡などが調査された結果、武蔵武士の実生活や信仰、館内における生業についても少しずつ明らかになりつつあります。」
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図説 高島城と諏訪の城

図説高島城と諏訪の城
出版社:郷土出版社
発行日:1995年3月初版
ページ数:206P
責任編集:浅川清栄
定価:10,680円+税
オススメ度:★★★★☆
「諏訪を代表する城というと高島城が有名ですが、そのほかに多数の山城があります。私たちが城の典型として思い出すのは、高島城のような石垣のうえに天守閣がそびえる城ですが、石垣も天守閣もない山城も城です。ここでは高島城ができる以前、中世を中心とした山城について、全体的な研究の現状と課題を確認し、諏訪地方ではいつごろ山城が作られたり修復されたりし、それは政治史的にどのような意味を持つのかを述べていきます。」

書評:
本書は中世の諏訪地方の歴史を概観しながら高島城、高島藩による統治時代に至る郷土史の集大成を言える書です。城を中心とした本であることは確かですが、地方史・郷土史的記事も多く、諏訪地方を研究する人は興味深く読むことができます。
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越中中世城郭図面集Ⅱ 東部編(下新川郡・黒部市・魚津市・滑川市)

越中中世城郭図面集Ⅱ 東部編(下新川郡・黒部市・魚津市・滑川市)
著者:佐伯哲也
出版社:桂書房
発行日:2012年5月
ページ数:81P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
「鎌倉時代以降に築城され、慶長20年以前に廃城になった越中の中世城館の詳細な平面図(縄張図)を掲載。2は、下新川郡(朝日町・入善町)・黒部市・魚津市・滑川市の城館を収録。」

書評:
1年を経て2冊目が出ました。今回は富山市以東の地域。筆者も昨今の城ブームにつられて講演などが多くなり執筆もままならないそうだ。残るは富山市以東地域だが、発行は来年以降遅れそうだとか。でも楽しみに待っています。
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