最上義光歴史館開館記念展図録

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発行:山形市教育委員会
発行日:1989年12月1日
ページ数:109P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
山形市の最上義光歴史館の開館記念展の図録。69点の宝物に加え、系図や年譜を掲載し、最上義光公の資料集として使用できる。
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函館戦争

函館戦争
著者:武内収太
発行:五稜郭タワー株式会社
発行日:1983年10月15日
ページ数:288P
定価:1,800円(当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昭和四十三年、当社は北海道開道と函館戦争終結百年記念として「函館戦争」刊行を企画、著者武内先生にとっては昭和四十二年北海道文化奨励賞受賞記念の意味も含めての労作となったことでした。「函館戦争」の伝える数々の実話の中で、敵味方を超えての人間愛、真の武士道精神というものを、今改めて思うべきことを語りかける著者に深甚の敬意を表するものであります。この度新たに貴重な資料「徳川脱走軍人名簿」等が収録された改訂決定版「函館戦争」を、当社設立十五周年記念事業の一環として刊行しました敬意をお汲みとり頂けますならば喜びこれに過ぎるものはありません。」
幕末の函館を中心とした戊辰戦争の歴史。これも郷土書ですね。巻頭に付いている函館戦争の2枚の錦絵がいいですね。

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三春城Ⅱ 本丸表門跡発掘調査報告書

三春城Ⅱ 本丸表門跡発掘調査報告書
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:1993年3月
ページ数:88P(図版含む)
定価:1,500円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
「江戸時代の三春城の姿を明らかにするために、まず本丸下の段にあったとされる表門(大門とも呼ばれていた)を発掘調査しました。その結果、間口が10.6m、奥行きが5.5mの大きな門とそれを囲む石組みの溝の跡が発見されました。また、門に葺かれた大量の瓦や釘なども出土しました。この門は表紙あるいは弘前城二の丸東門・南門のような二階建ての門で、当時非常に大きな門がお城山にたっていたことが確認されました。」
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三春城 総合調査報告書

三春城 総合調査報告書
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:1991年3月
ページ数:88P+図版28P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「現在三春町は、町のシンボルとして、さらに活性化のために建築を期待する活用の要望と、歴史的価値を損なわないよう保存していくという、両面の課題に当面している。その検討の基礎となる三春城の歴史的価値、規模、自然環境など基本的なことについては明らかでない点が多い。まずはそれらの解明することが必要であり、そのための調査を専門家に依頼することとした。調査の目的と方法は大きく二つあり、一つは三春町史の調査を補足することで、これを三春町史執筆者に、二は三春城跡の範囲を確かめることで、これを城郭研究者に依頼した。」

書評:
近年まで続く三春城跡の発掘調査の端緒となっている報告書。文献史料報告書と遺構現況調査報告書を兼ねる構成となっている。
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三春城下町を歩こう れきみんブックレット1

三春城下町を歩こう れきみんブックレット1
編集・発行:三春町歴史民俗資料館
発行日:2008年3月1日
ページ数:64P+付図1枚(三春町全図)
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「当館では、これまで多種多様にわたる図録やパンフレットを作成してまいりましたが、町民のみなさんや観光客の方々のために、町の歴史や文化全般をご紹介するための冊子をまとめたのは、今回が初めてです。シリーズ1作目として作成した本書は、『三春城下町を歩こう』と題しました。田村義顕が三春城を築いたとされる、永正元(1504)年から、戦国時代、江戸時代を通じ、田村地方(三春町・田村市・小野町)の政治・経済の中心として発展してきた旧城下町区域を、①大町・北町、②新町、③中町・八幡町、④荒町の4ブロックに分け、寺院・神社・史跡等について解説いたしました。いくつかの寺院・神社等には、イラストによる案内図を付け、隠れた見所も、できるだけわかりやすく紹介いたしました。」
三春町の観光ガイドみたいなものです。三春町を歩く前に入手するとよいでしょう。付録の寛政五年の城下町絵図もいいですよ。三春町歴史民俗資料館で購入できます。
三春町歴史民俗資料館 刊行物ホームページ

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三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集

三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2000年3月31日
ページ数:カラー図版8P+244P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回、報告するのは、平成5年度から6年度にかけて行った南町高齢者住宅建設工事に伴う三春城跡の第3次調査と、平成8年度から9年度にかけて行った保健センター及びシルバー人材センターの建設工事に伴う近世追手門前通遺跡群D地点のいずれも南町での発掘調査です。三春城跡では、中世の三の丸跡と推定される遺跡群や近世初期の大規模な建物群、秋田氏時代の重臣屋敷入り口の石組み遺構、近代の田村郡役所の土塁や排水溝など多くの遺構が見つかっています。近世追手門前通遺跡群では、縄文時代の住居跡や城下町建設以前の河川跡、中世から江戸時代初期の鋳物師たちの暮らした城下町の一画、秋田氏時代の重臣屋敷跡などが発見されています。」

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三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集

三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2004年3月31日
ページ数:28P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「三春城の往時の姿を明らかにする目的で、平成13年度から15年度にかけて、城山の各所で測量と小規模な発掘調査を実施しました。その結果、戦国時代末期に地元の技術で積んだ石垣や、江戸時代初期に蒲生氏が豊臣政権の技術で築き上げた大規模な石垣などを発見しました。」

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三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集

三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2005年3月31日
ページ数:13P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今年は本丸上の段で試堀調査を行い、江戸時代の遺構では、殿様が本丸にいる時に使った建物である御座間や料理の準備をした台所の一部を発見しました。また、戦国時代に三春城が火災にあい、その後大規模な土木工事を行った跡も見つかりました。こうした成果から、本丸上の段には江戸時代の御殿の建物跡が保存されていることや、戦国時代に城が焼け、その後、大きな城に作り直されたことがわかりました。」

ページ数が少ないながらも本丸御殿の建物図などが掲載され、コンパクトにまとまっている。

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三春城と城下町

三春城と城下町
編集・発行:三春町歴史民俗資料館
発行日:1998年3月31日
ページ数:107P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「当館では、過去に三春城や城下町に関連した特別展を開催して参りました。『安東・秋田氏展』・『三春田村氏と伊達政宗』・『松下氏三春への道』・『三春藩』など、それぞれの城主とその周辺の展示を行ってきました。今回の『三春城と城下町』は過去の展示と重複する題材もありますが、新資料を加えて、特に絵図を中心にご覧いただきたいと思います。新資料としてご紹介する『三春城起こし絵図』は、本丸の表門や裏門、石垣や塀の部分などが、立体的に立ち上がる仕掛けになっており、他に例のない貴重な絵図です。正保2年に秋田氏が三春へ入部して間もない時期に、何らかの目的で作られた絵図であると考えられます。」

本図録は三春町歴史民俗資料館平成10年度春季特別展の展示解説図録です。当時にしては珍しくカラーページが非常に多く、目玉の三春城起こし絵図もいろいろな角度からの写真が掲載され、楽しめます。残念ながら本書は展示図録としては品切れであり、入手が非常に難しいと思われます。
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歴史の道調査報告書 宮城県文化財調査報告書六十六集

歴史の道調査報告書 宮城県文化財調査報告書六十六集
編集・発行:宮城県教育委員会
発行日:1980年3月31日
ページ数:175P(17P+57P+64P+37P)
編集:金沢市
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は、宮城県が文化庁から国庫補助の交付を受けて、歴史の道調査を実施したものである。この調査は、昭和52年度に始まり、今年度が三年次目である。」

書評:
本書は4分冊の合本版である。各街道について、「一 沿革」「二 現状と保存状況」「三 道に沿った文化財」というテーマに沿って調査報告がされている。歴史の道調査は各都道府県単位で実施されているが、街道の長さはまちまちであり、都道府県により報告書の冊数もまちまちであるが、宮城県は本書一冊である。
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