国史跡上田城跡石垣解体修復工事報告書 本丸南櫓下尼ヶ淵石垣解体修復工事 上田市文化財調査報告書第107集

国史跡上田城跡石垣解体修復工事報告書
編集・発行:上田市、上田市教育委員会
発行日:2009年3月31日
ページ数:83P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、平成14年度から18年度にかけて実施した、本丸南櫓下尼ヶ淵石垣解体修復工事の報告書です。本丸南側に所在する天然の要害・尼ヶ淵の石垣が、長い年月の経過に伴って孕んだり落下したため、解体修復工事を実施しました。当時、尼ヶ淵には千曲川の本流が流れ、今回工事を実施した石垣は、千曲川の洪水に備えて造られたものであることが古文書などに記録されています。」
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山梨県北都留郡上野原町 長峰砦跡 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第168集

長峰砦跡
編集:山梨県埋蔵文化財センター
発行:山梨県教育委員会、日本道路公団東京建設局
発行日:2000年3月31日
ページ数:38P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「長峰砦跡は、かつての甲武相国境地帯にあって、いくつかの関連城郭遺跡群の一翼をなすものと考えられていますが、遺跡の中央を縦貫して建設され、1969(昭和44)年3月に共用の始まった中央自動車道などにより、大きく旧観を損なわれてしまいました。いま再びその拡幅工事にかかるということで、3万m2余の範囲について慎重に調査し、長峰砦跡にかかる歴史の把握に努め、記録の上で後世に伝えることになったわけであります。その成果につきましては以下に報告するとおりでありますが、概観すると砦跡に結びつく遺構としての二、三の郭、尾根を切断する堀跡、斜面を横に走る横堀跡などがあり、堀跡からは鉄砲の弾丸などが発見されたこと。尾根をやや下がった位置に尾根筋を縫うよう道路状遺構が断続的に見られ、それが江戸期に整備された「甲州街道」の跡と見られること。地元の大椚地区が祭祀してきた丸山稲荷社の移転に伴い、その跡が具体的に記録できたことなどがあげられます。」
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龍江城・龍江阿高遺跡

龍江城・龍江阿高遺跡
編集・発行:長野県飯田市教育委員会
発行日:1997年3月
ページ数:巻頭図版1P+44P+図版19P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は天竜川治水対策事業に伴い実施された、飯田市龍江地区所在の埋蔵文化財方包蔵地龍江城遺跡・龍江阿高遺跡の緊急発掘調査報告書である。」
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上ノ平城跡 箕輪町発掘調査報告書

上ノ平城跡
編集・発行:箕輪町教育委員会
発行日:2001年3月21日
ページ数:カラー図版2P+48P+図版8P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の調査報告書は、今後の整備・活用に先立ちまして、城跡の内容を少しでも正確に理解するために行った、試掘調査の結果であり、城跡の歴史を考えるうえで、貴重な資料を得ることができました。そして、それと同時に、今日まで破壊されることなく伝えられてきた城跡の大切さを、改めて痛感することができました。」
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中山砦 発掘調査報告書 甲斐丘陵考古学研究会調査報告第4集

中山砦 発掘調査報告書 甲斐丘陵考古学研究会調査報告第4集
編集:中山砦発掘調査団
発行:武川村誌編纂室
発行日:1981年4月30日
ページ数:17P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「村指定史跡「中山塁」は、下三吹地区にある中世の烽火台を兼ねた山城で、武川衆武士団がその拠点とした所であります。当村は、昭和54年以来、村史編纂を進めています。その資料整備の目的もあって、史跡中山塁の学術的調査を計画しました。」

書評:
武川衆の拠点であった信濃国境近くの甲斐中山砦の現況調査とトレンチ調査。砦という名ながら、歴史書にも幾度と無く登場する有名な砦のようですね。

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山梨県指定史跡 甲府城跡Ⅱ 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第74集

山梨県指定史跡 甲府城跡Ⅱ 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第74集
編集:甲府市教育委員会、山梨県土木部
発行:甲府市教育委員会
発行日:1992年3月30日
ページ数:78P+付図6枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この史跡・都市公園の整備事業が着手されて今年で2年目であります。昨年に引き続きまして調査成果を整備事業に活かしていくために、当埋蔵文化財センターでは工事に先立つ発掘調査を実施しております。今年度の整備事業は掘の周囲の石垣修復及び数寄屋曲輪西側石垣の修復、更には稲荷曲輪東下の広場の整備が予定されておりましたので、これらの箇所の発掘調査を実施したところであります。また、昨年度の調査で金箔瓦が出土した人質曲輪周辺の調査も行いました。」

甲府城2年目の調査報告書。石垣の修復調査に伴い、調査の結果を付図で添付しています。
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史跡武田氏館跡Ⅲ 平成7年度・8年度試掘調査概要報告書 甲府市文化財調査報告7

史跡武田氏館跡Ⅲ 平成7年度・8年度試掘調査概要報告書 甲府市文化財調査報告7
編集・発行:甲府市教育委員会
発行日:1998年3月20日
ページ数:50P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「甲府市教育委員会では、史跡を戦国大名武田氏の歴史や文化を学習する場として、また、市民の憩いの場として活用できるよう、平成7年度に史跡武田氏館跡整備活用委員会を設置し、5か年計画で整備基本構想・基本計画の策定を行っております。本書、この一環として平成7年度・8年度に実施した試掘調査の概要報告書であります。調査では、建物跡や水路跡など、戦国時代の遺構が思いのほか良好に残っている状況が確認されました。」

書評:
武田氏館の本丸中央部曲輪と北西部の味噌曲輪の2箇所の発掘調査。味噌曲輪は開発されてしまっていますが、地下に曲輪の輪郭はそのまま残っているようです。
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史跡上田城跡整備基本計画書

史跡上田城跡整備基本計画書
編集・発行:上田市教育委員会
発行日:1991年3月
ページ数:114P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「このたび、これら上田の歴史風土の遺産の中でもひときわ光彩を放ち、日本全国に名を馳せた真田氏の上田城を、将来にわたって保存・整備していく指針である「上田城跡公園整備計画」が、全国的にも著名な諸先生方のご指導の下に策定されました。」

書評:
現在はきれいに整備されている上田城跡がどのような計画に従って整備されたのか、その基本計画の報告書。コピーをつづったような体裁は予算の関係か?そのため地図が荒いのが残念。
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史跡松本城太鼓門桝形復元報告書

史跡松本城太鼓門桝形復元報告書
編集・発行:松本市教育委員会
発行日:2000年3月20日
ページ数:350P
定価:3,500円
オススメ度:★★★☆☆
「このたび、「松本城およびその周辺整備計画」の一環として、内曲輪の正門である太鼓門桝形の復元工事が実施され、平成11年2月26日に竣工となりました。本書は、二の丸御殿の発掘調査を受けて、太鼓門門台石垣の復元から始まり太鼓門桝形の復元工事の竣工までを、写真を多く掲載し平易かつ視覚的にご理解いただけるように編集しました。」

書評:
国宝松本城の平成の復元、太鼓門の復元報告書。復元するにあたり収集した資料や、復元設計図や経過などを収録する。二の丸売店(有料ゾーン)にて販売中。
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高梨氏館跡発掘調査報告書 東小口調査

高梨氏館跡発掘調査報告書 東小口調査
編集・発行:中野市教育委員会
発行日:1995年3月31日
ページ数:27P+図版36P
定価:1,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
高梨氏館跡の虎口を中心とした発掘調査報告と考察です。これによると、現在整備されている館内への入口5箇所(東1、西2、南1)のうち3箇所は中世からあったもののようです。
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