戦国七名将 英傑たちの史跡を徹底ガイド

戦国七名将 英傑たちの史跡を徹底ガイド
出版社:双葉社
発行日:2010年7月
ページ数:114P
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長、武田信玄、上杉謙信…。天正時代から戦国時代の終わりにかけての各地方の代表的な7人の戦国大名をとりあげ、ゆかりの城址を訪ねて現在の写真を紹介。また、当時の姿を精密なCGで再現する。」
織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、毛利元就、長宗我部元親、島津義弘の7人に関連する戦国探訪や城郭探訪があるのが少し新しい。CGが得意な同社による本ですが、CGは少なめ。その代わりに写真は多めです。
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CG日本史シリーズ16 激闘川中島 戦国時代最高の2人の名将が激突した大会戦

CG日本史シリーズ16 激闘川中島 戦国時代最高の2人の名将が激突した大会戦
出版社:双葉社
発行日:2009年2月初版
ページ数:50P
定価:933円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「第1次~第5次の川中島合戦をCGで再現し、合戦の地形図や使用された武器、武田・上杉両軍の戦力分析なども取り上げる。 」
川中島合戦ということで、舞台は山城が多かったのでCGで復元されているのも葛尾城や砥石城など山城が多いです。第四次川中島合戦は思いのほか迫力不足で残念です。
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戦国時代の諏訪信仰 失われた感性・習俗

戦国時代の諏訪信仰 失われた感性・習俗
出版社:新典社
発行日:2008年4月初版
ページ数:157P
著者:笹本正治
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「その日、諏訪大社の水が赤く染まった…。あの武田信玄も怖れ、信仰していた大社に起こった異変を、当時の人々はどう受け止めたのか。現代の日本人が失いつつある感性を、戦国時代から学ぶ。 」
新書ですが、文字も一回り大きく読みやすいです。諏訪信仰や武田信玄に興味ある方におすすめです。
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三方原の戦と小幡赤武者隊

三方原の戦と小幡赤武者隊
出版社:文芸社
発行日:2008年2月初版
ページ数:335P
著者:岩井良平
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「徳川家康にとって生涯でただ一度の大敗であった『三方原の合戦』。現地取材を重ね、膨大な史資料を渉猟し、武田信玄最後の一戦の全貌と小幡赤武者隊の活躍を明らかにする。 」
三方ヶ原の戦いの真相に迫る中で、武田氏滅亡の原因をも究明しようとする力作です。一見装丁から小説のようにも見えますが、歴史書です。武田氏好きにはおすすめです。
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村上義清とその一族 坂城町信濃村上氏フォーラム記念誌第二集

村上義清とその一族 坂城町信濃村上氏フォーラム記念誌第二集
出版社:新毎書籍出版センター
発行日:2007年9月初版
ページ数:283P
監修:笹本正治
編集:坂城町
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「無敵の武田信玄を破った村上義清の栄枯盛衰。信濃村上氏発祥の地が送る『村上義清』スペシャル。」
1999年8月、2000年8月、2001年8月、そして2007年9月に坂城町で行われた講演会の記録です。内容は講演会での会話がほぼそのまま収録されていますが、地元の有名人に関する講演ということでなかなかに専門的な内容となっています。
本書は、地元出版社のためネット書店では入手しづらいこともありますが、坂城町へ行けば、坂木宿ふるさと歴史館で購入することができます。村上義清に関する本格的な展示もありますので、ぜひご覧下さい。

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平成十九年度秋季企画展 武田・上杉・信濃武士

平成十九年度秋季企画展 武田・上杉・信濃武士
編集・発行:長野県立歴史館
発行日:2007年10月13日
ページ数:102P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この図録は、平成19年10月13日から平成20年1月14日まで開催する企画展『武田・上杉・信濃武士』にあわせて作成された図録です。」

戦国時代の信濃の戦いといえば、甲斐の武田氏と越後の上杉氏の勢力争いにスポットがあたることが多いが、当然信濃にも土着の武士は多くいたわけで、そういう武士たちに光をあてる展示となっていた。違う視点から北信濃の状況が見えてきます。展示物の紹介ページはオールカラーで絵画なども非常に臨場感よく伝わってきます。
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北信濃の川中島合戦史跡

北信濃の川中島合戦史跡
発行日:2007年3月初版
ページ数:116P
編集:松代文化財ボランティアの会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、松代文化財ボランティアの会の有志が、北信濃に所在する、川中島の戦いに関係する文化財を調査した成果である。本調査は、笹本正治編『長野県の武田信玄伝説』(岩田書院1996年)を基にしている。」
川中島に関する史跡を紹介するガイドブック。中には史実・虚実入り混じっているが、そう堅苦しいことは考えずに見てみると、解説の長さも適度で、写真も大きい。惜しいのはその写真がモノクロであることぐらい。値段も手頃なので、本書を持って実際に写真の場所を訪れてみるのも楽しいだろう。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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小山田氏と岩殿城

小山田氏と岩殿城
出版社:山梨ふるさと文庫
発行日:2000年8月初版
ページ数:242P
著者:鈴木美良
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「郷土の文化や歴史研究の中で、中世戦国期は小山田氏や岩殿山の研究が主軸となるにもかかわらず、その資料は少なく多くの人達の強い関心を満足するには至らない。これは、武田氏終焉に当たり、その全責任を小山田氏に転嫁するするという歪曲された歴史が四百年近くも続いたためであろう。今日、科学や理論を重んじた文化社会の世でこの歴史を信じる人はいない。」
地元出身の著者語る小山田氏と郡内中世史。本テーマ研究における数少ない良書である。インターネット書店でも扱うところは少ないので、注文は出版社に直接どうぞ。
山梨ふるさと文庫ホームページ

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武田信玄はどこから来たか 武田騎馬隊の謎を追う

武田信玄はどこから来たか 武田騎馬隊の謎を追う
出版社:山梨ふるさと文庫
発行日:1996年9月初版
ページ数:236P
著者:岩崎正吾
定価:1,456円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「改めて考えてみると、信玄が強い理由がよくわからない。数ある信玄本は、たいてい信玄が強かったことを自明のことにして書いている。強かったから、信玄なんだということである。これはまことにもっとmな説で、確かに信玄が信玄たるゆえんは戦国大名として強かったからなのである。しかし、改めて信玄が強かったわけを考えたいと思うのは、わたしが根っからの山梨県人だからであろう。」
山梨県人である著者が、地元民であるからこそあえて触れてこなかった武田信玄について、「騎馬隊の強い信玄」像に真っ向から挑戦している。小説家ならではのテンポのよい文章は非常に読み易い。
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川中島合戦 一気読み日本の戦史 学研新書013

川中島合戦 一気読み日本の戦史 学研新書013
出版社:学研
発行日:2007年9月初版
ページ数:253P
著者:工藤章興
定価:740円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「鞭声粛々、夜河を渡る−と頼山陽が詠んだ漢詩でも名高い、甲斐の虎・武田信玄と、越後の龍・上杉謙信の名勝負、『川中島の戦い』。両軍の大将が一騎討ちしたという華々しい伝承が残るこの戦いをドキュメントタッチで活写する。」
本書は、最も有名な第4次川中島合戦を、臨場感が出るようにドキュメントタッチの小説スタイルと書いている。小説スタイルなので、時系列で刻々と話が進むのだが、甲陽軍鑑などの古文献に基づき、あまり突拍子もないことはないように気遣われている。一気に読めます。
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