日本仏教史研究叢書 日本中世の地域社会と一揆 公と宗教の中世共同体

日本仏教史研究叢書 日本中世の地域社会と一揆 公と宗教の中世共同体
出版社:法藏館
発行日:2008年2月初版
ページ数:231P
著者:川端泰幸
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「統一権力は、様々な形態の一揆との熾烈な戦いを経て、近世社会を形づくった。幅広い階層をひとつの方向へと向かわせ、時代の潮流となった運動が形成された要因とその本質を、公と宗教という2つの視座から読み解く。」
本書は著者の学位請求論文を基に大幅な加筆を加えたものです。地域社会の共同体という側面から一揆の性格を読み解く内容で、専門的ですが真宗や一向一揆に興味ある方はぜひ。
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掘る・読む・あるく 本願寺と山科二千年

掘る・読む・あるく 本願寺と山科二千年
出版社:法藏館
発行日:2003年4月初版
ページ数:246P
編者:山科本願寺・寺内町研究会
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『山科本願寺・寺内町』の遺跡を後世にまで残していきたい。この思いを持つ有志によって、『山科本願寺・寺内町を考える市民の会』が生まれた。本書は、この市民の会等が行ってきた講演会の内容をまとめたものである。」
前作「戦国の寺・城・まち 山科本願寺と寺内町」の続編である。今回は、中世山科本願寺があった時代に限定せずに山科の歴史をひもとき、本願寺がこの地に根付いた理由を探ろうとしている。内容は初心者向けとは言いがたいが、講演そのままの語り口を再現する文章となっている。
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克ちぬいた加賀一向一揆

克ちぬいた加賀一向一揆
発行:面甚左ヱ門
発行日:1981年11月初版
ページ数:217P
著者:面甚左ヱ門
定価:3,000円(当時) 自費出版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
菓子匠でありながら、小松市文化財調査委員や辰口町史編纂委員長を勤めた著者による、加賀一向一揆の歴史。一向宗以前の山岳信仰から一向一揆に至るまでの経緯、一向一揆関連年表、消息など古文書の翻刻など、一向一揆研究に役立つ情報がたくさん掲載されている。
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500年忌記念東西合同特別展覧会 蓮如と本願寺 -その歴史と美術-

500年忌記念東西合同特別展覧会 蓮如と本願寺 -その歴史と美術-
発行:毎日新聞社
発行日:1998年3月24日初版
ページ数:286P
編集:京都国立博物館
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
京都国立博物館、浄土真宗本願寺派(西本願寺)、真宗大谷派(東本願寺)、毎日新聞社の共同主催により、京都国立博物館で平成10年3月24日から5月5日まで開催された特別展覧会の展示図録。
収録で一番多いのは古文書、続けて肖像画、伝記絵巻、遺物と続く。絵図は吉崎御坊絵図のみ。

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大系真宗史料 文書記録編11 一向一揆

大系真宗史料 文書記録編11 一向一揆
出版社:法藏館
発行日:2007年10月初版
ページ数:453P
編者:真宗史料刊行会
定価:10,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本巻には、年代と場所を異にする一向一揆の様相を物語る文献を、地域別に編集して収録した。ただし石山合戦(大坂本願寺合戦)にかかわるものは、これとは別に文書記録編12石山合戦に、日記史料や文書史料は伝記編5蓮如伝に収録される。史実としてよりは、一向一揆がどのように語られたかという観点から選択した。」
親鸞聖人七五〇回御遠忌記念出版として、真宗に関する史料を集成した「大系真宗史料」(全25巻、特別巻1)の一冊。原文をそのまま活字化して収録しているので、一向一揆の資料集としての使用を想定したものです。
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日本思想大系17 蓮如 一向一揆

日本思想大系17 蓮如 一向一揆
出版社:岩波書店
発行日:1972年9月初版
ページ数:706P
校注者:笠原一男、井上鋭夫
定価:1,800円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国乱世の夜明け、本願寺教団を飛躍的に発展させた、卓越した組織者蓮如。その門徒たちは、時として彼の警告をふみこえて、公家・大社寺・武家の権威で築かれた旧来の身分制秩序に挑戦する。その論理は明快、行動は果敢であり、『百姓の持ちたる国』(門徒共和国)に至るたかまりを示した。本書には、蓮如が自ら綴った『御文』をはじめ、一揆の勝利を語る『官地論』、陣中の窮状を伝える『賢会書状』、地下信仰の実態を示す記録の数々、その他地方寺院秘蔵の史料を収録した。全十八篇。」
蓮如と一向一揆に関する史料数点を活字化して校注をつけてある。読みにくい文字にはふりがなが振ってあって読みやすい。古書として比較的入手しやしので、研究史料として一冊持っていても良いであろう。
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一向一揆百年史 「百姓ノ持チタル国」五百年記念

一向一揆百年史 「百姓ノ持チタル国」五百年記念
発行元:白山書店
発行日:1987年5月初版
ページ数:189P
著者:浅井茂人
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「長享二年五月、いまから丁度五百年前、金沢市南郊の高尾城は加賀・能登・越中の農民一揆二〇万に取りかこまれた。一揆の指導者は鳥越の弘願寺、木越の光徳寺、磯部の勝願寺、吉藤の専光寺等の大坊主及び有力国人たちであった。激しい戦いの結果、六月九日城は落ち守護富樫政親は自刃した。以後約百年間にわたって加賀はいわゆる『百姓の持ちたる国』となる。この百年間は又戦国時代百年間とかさなり、一向一揆こそは戦国の主役であった。ところが五百年後の現在、この輝かしい人民の歴史も人々の記憶から忘れ去られようとしている。一揆の発現地、加賀においてすら今や風化の道を辿ろうとしている。人々の意識の風化をなげくよりもまず人々の意識をかきたてる仕事こそ、いま吾々がなさねばならない仕事ではなかろうか。そのためには一人でも多くの人々に一向一揆の歴史について知ってもらいたい。この念願からささやかながらこの書をまとめてみました。」
加賀を中心にした一向一揆の歴史をまとめたもの。自ら関連する遺跡を踏破したり、調査したものではなく、先人の著作をまとめたものであるようだ。ただ、一向一揆に関する専門書はあるものの一般書とは少なかったことから一定の意義を持つと考えるが、絶版状態なのは残念である。

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一向一揆研究ノート(一) 消された城砦と金沢の原点を探る 一向一揆時代の金沢・小立野台地周辺考

一向一揆研究ノート(一) 消された城砦と金沢の原点を探る 一向一揆時代の金沢・小立野台地周辺考
発行元:能登印刷出版部
発行日:1987年12月初版
ページ数:165P
著者:辰巳明
定価:1,500円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この小冊子は元金沢二水高等学校・金沢泉丘高等学校・盲学校教諭辰巳明の遺稿を、遺族が整理したものである。この論文が書き起こされた経緯は筆者自らその未完の『あとがき』に記している。」
金沢周辺の一向一揆に関連する城砦の研究であるが、地元民ならではの持論が新鮮である。発行部数が非常に少なかったのか古書店で初めてみた。県内図書館には数多く収蔵されるものの貸出禁止されているものが多い。同類の研究は少なく、本書も著者が病気で中途となっているため、引続き研究の必要があろう。その際はぜひ本書を下地にしてもらいたい。

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北国路の親鸞さま 蓮如さま

北国路の親鸞さま 蓮如さま
発行:富山県郷土史会
発行日:1996年8月五訂版
ページ数:70P
編者:木下秀夫
定価:1,000円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「顧みますと、昭和31年の春、はからずも県立図書館長を拝命して四年間の在勤にすぎなかったのですが、フト手にした小柴直矩著『親鸞聖人越中聖磧』がヤミツキとなり、昭和39年『北陸(国)路の親鸞さま』を富山県郷土史会から刊行してから、版を重ねて四回、今回『北国路の親鸞さまと蓮如さま』と改題して、また世に問うことになりました。少しでも皆様方の道案内ができれば幸甚に存じます。」
蓮如上人五百回遠忌を前に、親鸞の足跡に蓮如の足跡を追加して発行されたものです。門徒(たぶん)がまとめたものなので、他の一般書や学術書と比べて読みやすく切り口も違っている。

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