三方原の戦と小幡赤武者隊

三方原の戦と小幡赤武者隊
出版社:文芸社
発行日:2008年2月初版
ページ数:335P
著者:岩井良平
定価:1,700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「徳川家康にとって生涯でただ一度の大敗であった『三方原の合戦』。現地取材を重ね、膨大な史資料を渉猟し、武田信玄最後の一戦の全貌と小幡赤武者隊の活躍を明らかにする。 」
三方ヶ原の戦いの真相に迫る中で、武田氏滅亡の原因をも究明しようとする力作です。一見装丁から小説のようにも見えますが、歴史書です。武田氏好きにはおすすめです。
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[目次]
第一章 三方原の戦 -混迷する従来の諸説
第二章 西上州国峰城主小幡氏と小幡四天王
第三章 国峰小幡氏の跡目問題と信玄の思惑
第四章 国峰小幡氏の跡目争いと信玄の影
第五章 信玄と国峰小幡氏の赤備化
第六章 小幡昌高の赤武者隊に対する徳川家康の恐怖と憎悪
第七章 小幡又八郎昌定の戦没とオンコロ様信仰
第八章 武田軍の組編成と小幡氏の動員兵力
第九章 三方原への布石 -信玄の軍事行動
第十章 再考 -三方原の戦
第十一章 小幡赤武者隊の奇襲と、佐久間・酒井の敗走
第十二章 信玄の戦術 -自弱の法と伴退の法
第十三章 小幡氏に関わる文献解釈と再検討
第十四章 伴退する山県隊の意外な敗走とその禍根
第十五章 家康の退路解釈
第十六章 勝頼が内藤昌豊に与えた起請文
第十七章 三方原の戦 -その結末について