函館戦争

函館戦争
著者:武内収太
発行:五稜郭タワー株式会社
発行日:1983年10月15日
ページ数:288P
定価:1,800円(当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昭和四十三年、当社は北海道開道と函館戦争終結百年記念として「函館戦争」刊行を企画、著者武内先生にとっては昭和四十二年北海道文化奨励賞受賞記念の意味も含めての労作となったことでした。「函館戦争」の伝える数々の実話の中で、敵味方を超えての人間愛、真の武士道精神というものを、今改めて思うべきことを語りかける著者に深甚の敬意を表するものであります。この度新たに貴重な資料「徳川脱走軍人名簿」等が収録された改訂決定版「函館戦争」を、当社設立十五周年記念事業の一環として刊行しました敬意をお汲みとり頂けますならば喜びこれに過ぎるものはありません。」
幕末の函館を中心とした戊辰戦争の歴史。これも郷土書ですね。巻頭に付いている函館戦争の2枚の錦絵がいいですね。


[目次]
一、維新前夜
二、大政奉還
三、王政復古
四、戊辰の役
五、奥羽戦争(戊辰の役)
六、榎本釜次郎
七、蝦夷地事情
八、徳川脱藩艦隊北上
九、徳川脱藩艦隊蝦夷地に向かう
十、函館戦争(戊辰の役)
十一、松前攻撃
十二、蝦夷政権の成立
十三、函館戦争(己巳の役)
十四、亀田平野の戦線
十五、函館総攻撃
十六、敗将の行方
十七、余聞
函館戦役徳川脱走軍人名簿