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発行:学研
発行日:2002年1月5日
ページ数:200P
定価:886円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
現在も発売されている「歴史群像」の第51号。日本史の注目は「織田信長 尾張統一」「弓と礫に威力あり」「前田利家一代記」「姫路城の歩き方」「筑前鷹取城」「築城学入門」です。雑誌なので今となっては古本として入手するしかないのですが、歴史は新史料の発見でもない限り古くならないというのがよくわかります。古い雑誌を購入するときは特集以外の内容が不明な場合が多いので目次は参考にあるでしょう。
歴史群像ホームページ
カテゴリー: 日本史
戦国争乱を生きる 大名・村、そして女たち NHKライブラリー
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出版社:日本放送出版協会
発行日:2006年12月初版
ページ数:313P
著者:舘鼻誠
定価:970円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国時代は力量の時代でもあった。室町幕府を中心とした秩序が崩壊し、各地に割拠した群雄は、お互いに覇権をきそいあった。しかし、戦国時代の主役は、お互いに覇権をきそいあった。しかし、戦国時代の主役は、英雄たちだけではなかった。崩れた中央政府のかわりに、地方が力を得て、新しい秩序を形成する時代でもあった。大名を支える家臣や村の人びと、家や生活を支えた女たちも、また時代の主役であり、西国への幹線経路としての瀬戸内海を中央に活躍した海賊衆も時代の担い手であった。」
本書は、「NHKカルチャーアワー・東西傑物伝」において、2005年1月から3月に放送された「戦国争乱の群像」のガイドブックに、大幅に加筆し、編集したものです。


真田三代 戦乱を生き抜いた不世出の一族 新・歴史群像シリーズ10
佐々成政資料の誤記・疑義 歴研[戦国史]ブックレット
佐々成政関係文書 佐々成政史料大成第三輯
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出版社:新人物往来社
発行日:1994年12月初版
ページ数:241P
著者:浅野清
定価:4,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長の武将『佐々成政』については、余り多くの資料は見られない。しかし、信長や豊臣秀吉の文献等から集めれば相当の量になる。著者はそれを、平成二年『佐々成政関係資料集成』として出版した。それは著者の心臓血管三本にバイパスをつけるという大手術直後の仕事で些か表現不足の部分もあった。今回はその後に判明した事も含めて更に詳細に纏めてみることとした。この種の仕事は、営業としても成立しない地味な仕事である。そしてもう完成という時はない仕事である。成政資料の一部ではあるが、彼の関係文書に限ってまとめることとした。出来れば他の部分も命のある内に纏めておきたいと思っている。」
佐々成政に関係する古文書を集めて掲載している。各文書に関して時代的背景の簡潔な説明があるが解説は少ない。同著者の「佐々成政関係資料集成」、「佐々成政資料の誤記・疑義」とともに利用されるがよいでしょう。


佐々成政関係資料集成
正伝 直江兼続 別篇関ヶ原戦縦横
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出版社:恒文社
発行日:1999年6月初版
ページ数:444P
著者:渡邉三省
定価:5,800円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「上杉謙信・景勝に仕え、文武両道を極め、越後・会津・米沢を舞台に名執政として経世済民の策を実行し、戦国の世を正々堂々と生きた武将の生涯を描くほか、別篇として兼続が関わった関ケ原戦についても詳細に分析する。」
「直江兼続とその時代」(野島出版、1980年10月刊)の著者が、上杉家にとっても最大の事件であった関ヶ原戦を別篇として追加収録して完成させたもののようである。本書の発行時に著者は数え94歳だったという。一生かけて直江兼続を追って研究した著者には脱帽である。直江兼続研究には最良の一冊である。

