高山城跡発掘調査報告書Ⅱ 高山市埋蔵文化財調査報告書第14号

高山城跡発掘調査報告書Ⅱ 高山市埋蔵文化財調査報告書第14号
編集・発行:高山市教育委員会
発行日:1988年3月
ページ数:59P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和61年6月4日から7月12日まで発掘調査を実施した、岐阜県高山市城山地内の高山城跡発掘調査報告書である。今回は、玄関部分50平方メートルの発掘調査、本丸中央東西トレンチ36m、台所下石垣のトレンチ4m、大広間北側の崖部トレンチ4mの発掘調査、本丸周辺9000平方メートルの測量と水準測量調査である。また、城郭全体にわたり遺構の概要を調査し、現段階における遺構の状況を記録した。なお、前回の高山城跡発掘調査報告書(昭和61年3月)により報告した事項は省略した。」

前回と今回の調査を踏まえて高山城全体の縄張り復元を試みている。付図は現在の地図上に往時の高山城の縄張りを重ねて表示している。
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金剛寺城遺跡発掘調査報告書 近江八幡市埋蔵文化財調査報告書2

金剛寺城遺跡発掘調査報告書 近江八幡市埋蔵文化財調査報告書2
編集・発行:近江八幡市教育委員会
発行日:1983年3月31日
ページ数:15P+図版7P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和57年度文化庁の文化財保存事業の遺跡緊急発掘調査として、国庫補助事業によって発掘調査を実施した報告書である。」

書評:
金剛寺城は本書調査までは遺跡包含地であったが、本調査で遺構が発見され遺跡としての認定を受けるに至った。織田信長の近江侵攻により滅亡したようだ。
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中世城館跡 塩田城

中世城館跡 塩田城
編集・発行:上田市立博物館
発行日:1978年7月29日
ページ数:46P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「塩田城跡は上田市東前山の弘法山麓にあるいわゆる中世城館跡ですが、歴史的にみると鎌倉幕府の重臣であった北条氏が最初に居を構え、約60年間塩田平の政治・文化の中心となった場所といわれています。上田市教育委員会では、昭和50年度より52年度まで3回にわたる大規模な発掘調査を実施し、塩田城跡の究明に取組みました。今回の特別展は、これら発掘された出土品を一堂に展示し、一般公開するものであります。」

本書は、昭和53年7月29日から8月20日まで上田市立博物館で開催された特別展「発掘された中世城館跡『塩田城展』」の図録です。すべてモノクロページです。
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図録大坂城跡の調査4 大坂城跡発掘調査概要8

図録大坂城跡の調査4 大坂城跡発掘調査概要8
発行:大阪文化財センター
発行日:1994年
ページ数:29P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この本は、大阪府庁舎整備用地内における大坂城跡の発掘調査の概要報告書です。」

本書では大名屋敷の家紋瓦を特集しています。
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図録大坂城跡の調査2 大坂城跡発掘調査概要4

図録大坂城跡の調査2 大坂城跡発掘調査概要4
発行:大阪文化財センター
発行日:1992年
ページ数:33P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この本は、大阪府庁舎整備用地内における大坂城跡の発掘調査の概要報告書です。」

本書では金箔の鬼瓦がカラーで掲載されています。巻末の昭和22年の大坂城の空撮写真はモノクロですが興味深いです。
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図録大坂城跡の調査1 大坂城跡発掘調査概要1

図録大坂城跡の調査1 大坂城跡発掘調査概要1
発行:大阪文化財センター
発行日:1991年
ページ数:29P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この本は、大阪府庁舎整備用地内における大坂城跡の発掘調査の概要報告です。」

発掘調査で発見された金箔瓦はカラーで紹介されています。
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小田原城とその城下

小田原城とその城下
編集・発行:小田原市教育委員会
発行日:1990年3月31日
ページ数:264P
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
「小田原市は『小田原合戦400年』のイベントを企画し、『市制施行50周年記念』及び『国際交流フェア』とあわせて、平成2年度から2箇年にわたって、市民団体の代表などからなる『ときめき小田原夢まつり実行委員会』によって、『400年の時を超えて小田原は今、そして未来』をテーマに、この3大イベントを全市的に展開します。この記念すべき年に、小田原城の整備は、『おだわら21世紀プラン』に基づき二の丸中堀の石垣復元工事が順調に進みつつあり、同時に『住吉橋』も往時の姿に再建されました。また、豊臣秀吉が築いた石垣山一夜城も、土地所有者の松岡家の皆様の御好意により、公有地化が実現し、歴史公園として整備されました。」

小田原合戦400年を記念して編集されたもので、平成2年までに行なわれた発掘調査の成果がまとめられています。ほとんどがカラーページなので非常にわかりやすいです。翌平成3年には特別展図録が同名で発行されているようです。当時販売されたものがどうかよくわからないのですが、古書は比較的高価なようです。
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発掘復元された史跡山中城跡

発掘復元された史跡山中城跡
発行:三島市教育委員会
発行日:1987年9月30日
ページ数:22P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「三島市では、めまぐるしい歴史の変貌の中で、400年間埋もれていた遺構の発掘調査を昭和48年から開始し、史実に基づいた環境整備に全面的にとりかかりました。以来15年、現在(昭和62年)も発掘調査を継続中で、山中城構築の規模・構造の特徴が次第に明らかになりつつあります。調査の結果はこの冊子に報告されておりますように、堀・土塁の構築法、曲輪の造成法、飲料水・用水への配慮等、後北条流の築城術が随所に確認されています。また箱根山の雄大な自然の中に包含された本城の景観は、特に史跡公園として稀少な存在価値がありましょう。」

書評:
山中城のそれまでの発掘調査の成果をまとめたもの。中の写真はカラーとモノクロが混ざっています。
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史跡武田氏館跡Ⅵ -武田神社社務所増築・参道石垣改修に伴う主郭部調査- 甲府市文化財調査報告10

史跡武田氏館跡Ⅵ -武田神社社務所増築・参道石垣改修に伴う主郭部調査- 甲府市文化財調査報告10
発行:甲府市教育委員会
発行日:2000年3月30日
ページ数:61P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は山梨県甲府市古府中町2611地内に所在する武田神社社務所の儀式之間増築及び周辺部遺構確認に伴う主郭部調査、並びに武田神社参道石垣改修工事に伴う主郭部南土塁発掘調査の報告書である。」
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[決定版] 図説縄張のすべて 歴史群像シリーズ特別編集

[決定版] 図説縄張のすべて 歴史群像シリーズ特別編集
出版社:学研
発行日:2008年1月初版
ページ数:159P
定価:1,900円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「曲輪はどう配置するか、堀や石垣をどう巡らし、天守はどこに建てるか。築城のもっとも根底をなす作業であった『縄張』を紹介し、豊富な絵図やイラストでその基本と実際を解き明かす。」
前半の縄張りを構成する構成物の説明はよいとしても、各城の縄張りの説明となると少々物足りなさを感じる。写真も教育委員会や個人提供のもので構成しているので、中には古いものもあるようである。切り口を変えて再構成を試みてはいるが、内容的に新しさはない。
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