真田町の遺跡 -遺跡詳細分布調査報告書- 長野県小県郡真田町埋蔵文化財発掘調査報告書第12集

真田町の遺跡 -遺跡詳細分布調査報告書- 長野県小県郡真田町埋蔵文化財発掘調査報告書第12集
編集・発行:真田町教育委員会
発行日:2000年3月24日初版
ページ数:103P+図版6P+付図6枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「真田町では平成9年度から11年度までの3年間、国庫および県費補助金を受け、町内遺跡分布調査を実施し、またこの事業に関連して、町内に残る山城の縄張図を作成するための調査を併せて実施しました。本報告書は、この調査の成果をまとめたものです。」
真田氏の故郷である真田町のいわゆる遺跡地図ですが、真田氏に関連する山城が多く存在し、本報告書でもまとめて掲載され、さらに附図として添付されている。真田町の山城を踏査するときの参考になるであろう。

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史跡 高遠城跡大手門石垣 埋蔵文化財緊急発掘調査報告書

史跡 高遠城跡大手門石垣 埋蔵文化財緊急発掘調査報告書
編集・発行:高遠町教育委員会
発行日:2002年3月初版
ページ数:巻頭図版6P+43P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「これは平成13年度に実施した史跡高遠城跡大手石垣修理工事に伴い、史跡高遠城跡の現状変更許可の条件である埋蔵文化財発掘調査を実施した報告書であります。また、石垣修理工事によって埋蔵文化財が消滅する箇所もありますので、記録保存を図る目的で調査結果を集録したものです。」

書評:
一部が崩落したため緊急で調査と復旧が行われたようであるが、遺物が出土しなかったため時代特定には至らず、また時間的制約で大手のどの部位であるかも特定されなかったようだ。最近の調査報告書にはカラー写真が増えてきたが、石垣の場合色の具合がわかるカラーが、やはり分かりやすくて良い。
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塩田城 -その歴史と発掘-

塩田城 -その歴史と発掘-
編集・発行:長野県文化財保護協会
発行日:1983年3月20日初版
ページ数:84P+図版34P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本文は文献よりみた塩田城の歴史と発掘調査の所見からみた塩田城跡とに大きく二項目にわけ、この両面から本城館跡の全容をとらえようとしたものである。前者については早くから多くの先学によって研究されており、かなりの部分が明らかになっているが、後者についてはようやく緒についたところで、今後の調査研究にまつところが大きいといえる。本書の第二編は、昭和五〇年から五二年にかけて実施した三回の塩田城跡発掘調査記録を上田市教育委員会の了解を得て、多少の修正をしながらまとめたものである。この調査は、そのまとめでも述べているとおり広大な城館跡のほんの一部の調査にすぎないので、遺跡・遺構の全体を把握するに至らず、したがって結論的なことはひかえて今後の課題としたのである。」

書評:
塩田城の三年間の発掘調査を受けて、発掘調査の総まとめに塩田城の歴史を追加して一冊としている。これ以降発掘調査はされていないようなので、現状における調査のすべてと言えるであろう。
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金沢の古城跡 金沢市文化財紀要56

金沢の古城跡 金沢市文化財紀要56
編集・発行:金沢市教育委員会
発行日:1985年3月初版
ページ数:101P+附図1枚
定価:非売品
オススメ度:★★★★☆
書評:
「城郭は、庶民の生活など当時の歴史を知る上で何よりの貴重な財産でありますが、県内における城郭の調査研究は、高尾城跡の土取り問題に端を発し、昭和45年頃から急速に進んだと言えます。昭和46年には、中世、近世における城郭、館、寺社跡が調査され、石川県史蹟カードの作成を見ました。当時の調査は、文献を基本とした所在地の確認を主とするもので、遺構の現況を明らかにした図面等の作成されたものはごく少ないものでした。それでも、名称のあがったものは金沢市内だけで160近くになりました。昭和53年には、急速に進む宅地開発、土砂採取等に対処するため松根城と朝日山城を緊急調査し、昭和54年には鷹巣城の測量調査を終えました。
今回の城郭調査は、昭和58年から着手したもので、昭和46年の調査を基礎データにしながら、城郭と城の機能を有していた館、寺社の遺構の状況、範囲、形状などを図面化することを主な作業としました。本書の作成にあたっては、現況を忠実に表現することに努めましたが、遺構の明らかでない木越三光と若松本泉寺については、小字、地名図と耕地整理前の面影を知る手がかりとなる図面などを載せることになりました。」
附図が古城の位置が分かって使いやすい。木越光徳寺と若松本泉寺については地名図が非常に参考になる。松根城、鷹巣城、高尾城については別途金沢市教育委員会から発掘調査報告書が出ているのでそちらが詳しい。金沢城は簡潔に触れてあるのみなので、後の金沢城研究調査室(現在、金沢城調査研究所)の報告書などから情報収集する必要があります。本書は購入ままならず、一部をコピーで入手した。
<2010年7月1日>
ようやく古書として入手することができた。
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金沢市松根城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要18

金沢市松根城址緊急調査報告書 金沢市文化財紀要18
編集・発行:金沢市教育委員会、金沢市埋蔵文化財調査委員会
発行日:1979年3月初版
ページ数:58P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、金沢市松根町と富山県小矢部市内山町の県境に所在する松根城址、及び、金沢市加賀朝日町に所在する朝日山城址の緊急調査報告書である。」
金沢市による松根城と朝日山城の調査報告書。関連する古絵図や39の文献抜粋が掲載されている。購入ままならず、一部をコピーにて入手した。
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<2011/1/22追記>
ようやく入手することができた。今あらためて見ると、緊急調査後に、松根城は伐採された木々が成長し最近少し再伐採し、朝日山城は民間による遺跡破壊という状況の変化があった両城の貴重な資料だと思いました。松根城は市史跡として整備されましたが、朝日山城は民有地のままなので、写真が2点のみなのは残念ですが、本当は当時の撮影写真はもっとあるのでしょうね。

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古絵図、発掘・古写真が語る 戦国の城近世の城

古絵図、発掘・古写真が語る 戦国の城近世の城
出版社:新人物往来社
発行日:1995年9月初版
ページ数:245P
定価:2,427円+税 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「初公開の城絵図、考古遺構・遺物写真、古写真、航空写真等でさぐる日本城郭の実像」
全国130城について城絵図を掲載して、城絵図の楽しみ方から城館にせまる。しかしながら、本来城絵図は大きなものも多く、縮小すると文字が判別できなくなるのが残念だ。

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塩硝の道 五箇山から土清水へ 塩硝の道研究会調査報告書

塩硝の道 五箇山から土清水へ 塩硝の道研究会調査報告書
編集:塩硝の道研究会
発行:塩硝の道研究会
発行日:2006年6月30日初版
ページ数:158P+付図1枚
定価:2,800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「上平村・平村・利賀村・城端町・福光町・金沢市の六市町村は地理的に近接しており、また歴史的にも深いつながりを持って現在に至っております。特に、加賀藩の時代に上平村・平村・利賀村からなる五箇山は、塩硝と呼ばれる火薬原料の生産地として藩の重要な役割を担い、生産された塩硝はいくつかの道筋を通って金沢に運ばれていました。『塩硝の道』研究は、この塩硝を運んだ生産地の五箇山から火薬製造所のある金沢に至るまでの『歴史の道』を明らかにするとともに、沿線の風土や文物等を紹介する共通の歴史を活かした交流事業の一環として行ったものであります。調査研究は、平成十一年度から平成十三年度までの三か年をかけて現地での資料調査や踏査等も交えて行われ、ここに報告書がまとまりました。」
加賀藩の塩硝の道に関係する遺物・遺構の調査と貴重な史料を掲載している。付図の運搬ルート地図を見ると、現在ではなくなってしまった道が意外に多く、時間的経過を感じます。先日紹介の「加賀藩塩硝をたどる歴史の道」と2冊で現在の調査結果すべてを見ることができます。
(2011/1/5更新)
金沢市役所2Fで購入することができます。

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加賀藩塩硝をたどる歴史の道

加賀藩塩硝をたどる歴史の道
発行:金沢市崎浦公民館
発行日:2001年2月1日
ページ数:158P
編集:塩硝の道検証委員会
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「内容は専門家の研究書のような論及におよぶものではありませんが、委員会メンバーが塩硝の生産、販路、塩硝調合所などにそれぞれ焦点をあて、全精力を注いで先達の書籍をひもとき、地元の古老から聞き取り、あるいは足で調査したものであります。塩硝蔵周辺の調査など、地元ならではと認めていただける記述もあるかと思います。将来にわたってご参考にしていただけたらと存じます。」
加賀藩の塩硝蔵のあった地元公民館による加賀藩塩硝の調査報告書。同公民館のホームページに簡単にまとめられているが、本書はかなり詳しくまとめられている。ここまでまとめるのは非常に苦労があったものと思われるが、残念ながら市販されなかったようだ。塩硝蔵の研究をするときはぜひ一読してください。

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高槻城キリシタン墓地 -高槻城三ノ丸跡北郭地区発掘調査報告書- 高槻市文化財調査報告書第22冊

高槻城キリシタン墓地 -高槻城三ノ丸跡北郭地区発掘調査報告書- 高槻市文化財調査報告書第22冊
編集・発行:高槻市教育委員会
発行日:2001年3月
ページ数:157P+図版54P
定価:4,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
「今回、三ノ丸跡北郭地区でおこなった調査では、16世紀後半の木棺墓群を発見しました。そのうちの1基の蓋板に十字架が墨書され、別の木棺からは宗教具であるロザリオが出土したことから、高山右近に関わるキリシタン墓地であることが判明いたしました。これらの墓は、高槻における当時のキリスト教布教の実体を直接うかがうことのできる貴重な遺構・遺物であると同時に、わが国のキリスト教布教史の研究にも貴重な一石を投じるものといえましょう。」

書評:
巻頭数ページのカラーに、十字架が墨書された木棺とロザリオが掲載されていますが、カラーで見るとインパクトが違います。他の木棺は図版としてモノクロページに掲載されています。
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金澤城 -その自然と歴史-

金澤城 -その自然と歴史- 金澤城 -その自然と歴史-
発行元:金沢大学生活協同組合出版部
発行日:1967年6月初版、1968年10月再版
ページ数:68P
編者:金沢大学金沢城学術調査委員会
定価:120円(再版、当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本調査(金沢城発掘調査)に先立って、こうした概説をつくるのは少々気がひけるが、いちおう既得の資料を基にしてまとめてみた。そのため、問題のあると認められるものは省略して厳正を期したが、もとより完全なものとは称しがたい。将来の調査の結果、修正を加える部分もあるかも知れないということを、おことわりしておく。しかし、自然の事物に至るまでを、このような小冊子にとりいれたことは、他に類書はなかろうと自負しているしだいである。」
金沢城内にキャンパスがあった頃に学生に対し、キャンパスの由来を説明するガイドブックとして発行されたものである。長年探していて、初版本と翌年の再版本を同時に市内の古書店で発見したのだが、カバーが単色からカラーに変更になり、再版で文字の誤植を訂正した程度の違いである。文章は学者らしく少々硬いが、掲載されている写真に貴重なものも多い。金沢大学キャンパスは城内からすべて移転したため、今後の再版はなく、入手は非常に困難であろう。
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