研究紀要 金沢城研究 第9号

研究紀要 金沢城研究 第9号
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2011年3月初版
ページ数:109P
定価:360円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:金沢城
書評:
「金沢城調査研究所」の報告書第9号である。昨年のシンポジウムの内容と、第8号に続き寛文七年金沢図の論文が掲載されている。
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金沢城史料叢書12 金沢城石垣構築技術史料Ⅱ

金沢城史料叢書12 金沢城石垣構築技術史料Ⅱ
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2011年3月初版
ページ数:251P
定価:1,100円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2008年の「金沢城石垣構築技術史料Ⅰ」に続く中間報告の第2集です。
金沢城の石垣関連文献に関する研究報告書であり、専門的な内容であるので万人向けとは言えないが、石垣を研究している人には参考になるでしょう。
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白鳥城跡試掘調査概要Ⅲ

白鳥城跡試掘調査概要Ⅲ
編集:富山市教育委員会
発行:富山市教育委員会
発行日:1984年3月31日
ページ数:28P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「富山市教育委員会では、市内唯一の中世山城「白鳥城跡」の概要を把握し、活用方法を検討するため昭和55年度に第1次の試堀調査を実施し、礎石や敷石状遺構などを確認した。また昭和57年度に第2次の試堀調査を実施し、礎石や石組溝のほか弥生系高地性集落の環濠が検出された。環濠の検出は県域初の例として注目された。今回調査では、基壇上敷石、集石、石列、穴、焼土等多数の遺構を良好な状態で検出した。」

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丸森町の文化財第五集 丸森町の城と館

丸森町の文化財第五集 丸森町の城と館
編集:丸森町文化財保護委員会、丸森町文化財友の会
発行:丸森町教育委員会
発行日:1980年3月31日
ページ数:28P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平安時代末期から戦国時代にかけ、地方の豪族や武将が居をかまえ、よろいかぶとに身をかためた武士が野山に躍動し、数多くの旗指しものがなびき、ときの声が上った城や館は、宮城県遺跡地名表に記載されているもの二四個所も含めて二九個所となっております。」
29の館跡が掲載されているが、時期的なものかすべてに縄張り図がついていない。

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特別史跡名古屋城跡 本丸御殿跡発掘調査報告書 -第1・2・3・4次調査-

特別史跡名古屋城跡 本丸御殿跡発掘調査報告書 -第1・2・3・4次調査-
編集:株式会社パスコ
発行:名古屋市
発行日:2009年3月31日
ページ数:271P+図版26P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本丸御殿を復元する前の発掘調査報告。遺物や礎石など詳細な報告が掲載されている。

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史跡上田城跡整備基本計画書

史跡上田城跡整備基本計画書
編集・発行:上田市教育委員会
発行日:1991年3月
ページ数:114P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「このたび、これら上田の歴史風土の遺産の中でもひときわ光彩を放ち、日本全国に名を馳せた真田氏の上田城を、将来にわたって保存・整備していく指針である「上田城跡公園整備計画」が、全国的にも著名な諸先生方のご指導の下に策定されました。」

書評:
現在はきれいに整備されている上田城跡がどのような計画に従って整備されたのか、その基本計画の報告書。コピーをつづったような体裁は予算の関係か?そのため地図が荒いのが残念。
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史跡松本城太鼓門桝形復元報告書

史跡松本城太鼓門桝形復元報告書
編集・発行:松本市教育委員会
発行日:2000年3月20日
ページ数:350P
定価:3,500円
オススメ度:★★★☆☆
「このたび、「松本城およびその周辺整備計画」の一環として、内曲輪の正門である太鼓門桝形の復元工事が実施され、平成11年2月26日に竣工となりました。本書は、二の丸御殿の発掘調査を受けて、太鼓門門台石垣の復元から始まり太鼓門桝形の復元工事の竣工までを、写真を多く掲載し平易かつ視覚的にご理解いただけるように編集しました。」

書評:
国宝松本城の平成の復元、太鼓門の復元報告書。復元するにあたり収集した資料や、復元設計図や経過などを収録する。二の丸売店(有料ゾーン)にて販売中。
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越中中世城郭図面集Ⅰ 中央部編(富山市・中新川郡・射水市)

越中中世城郭図面集Ⅰ 中央部編(富山市・中新川郡・射水市)
著者:佐伯哲也
出版社:桂書房
発行日:2011年3月
ページ数:127P
定価:3,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「南北朝時代以降に築城され、慶長20年以前に廃城になった越中の中世城館の詳細な平面図(縄張図)を掲載。1は、富山市・中新川郡(上市町・立山町)・射水市の城館を収録。」
こういう本が市町村からではなく、地方出版社から出るようになったのは中世城館の愛好者が増えたということなのでしょうね。特に北陸は他地方に比べてまだまだという感がありますので、本書の発行で盛り上がればよいなーと思います。内容は富山県中部の城館の縄張図です。大きく掲載されているのは評価できますが、A4サイズでは持ち運びが不便ですね。続編の2冊は2年後だとか、楽しみです。
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桶狭間合戦の真実 織田信長物語

桶狭間合戦の真実 織田信長物語
著者:江川達也
出版社:リイド社
発行日:2011年3月
ページ数:220P
定価:880円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国史上の謎に包まれた戦いを鬼才・江川達也が活写。奇襲ではなかった!?おけはざま山とは!?今川義元の目的は!?信長のとった新戦術とは!?今ここに”新たな織田上総介信長”が浮かび上がる。」
歴史群像6月号に桶狭間の新説として紹介されていたので、興味があって購入しました。一部クチコミでは評価が悪いけど、これは漫画として読んではいけないと思います。地図に理解の深い江川氏による絵付きの小説ぐらいの気構えで読めば、とても楽しめます。加賀百万石の地元民としては、前田利家がオカマみたいに描かれているのが少々気に入らないところですが、進行経路にはとても説得力がありますね。
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歴史群像 No.107 本能寺への道

歴史群像 No.107 本能寺への道 歴史群像 No.107 本能寺への道
出版社:学研
発行日:2011年5月6日
ページ数:200P+別冊付録「世界の空母オールガイド」48P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
現在も発売されている「歴史群像」の第107号。日本史の注目は「本能寺への道」「越中高岡城」です。今号は日本史中世は少ないですね。特集以外の内容が不明な場合が多いので目次を参考にして下さい。
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