中世武家系図の史料論 下巻

中世武家系図の史料論 下巻
出版社:高志書院
発行日:2007年10月初版
ページ数:314P
編者:峰岸純夫、入間田宣夫、白根靖大
定価:5,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世武士団に関する研究で取り扱われる系図についての史料論。下巻では、室町幕府秩序や戦国争乱の中、または近世幕藩体制下において、系図記載の新たな特徴が生み出されてくるプロセスを論じる。」
学界ではタブーとしてあまり論じられることの少なかった系図に関する論文集。下巻では室町後期から戦国期の武家系図を中心に収録されている。
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有馬郡主 赤松有馬氏年譜

有馬郡主 赤松有馬氏年譜
著者・発行:高田義久
発行日:1991年3月
ページ数:187P
定価:不明 限定版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成3年六甲タイムスの連載記事を再編集。著者は余暇を利用して長年こつこつと赤松有馬氏に関連する古文書を収集し、その膨大な史料を年代順に集大成し、代々有馬郡主の事蹟経歴を収録した価値ある一冊。
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決戦 関ヶ原 CG日本史シリーズ11 日本が2つに割れた史上空前の大合戦の全貌

決戦 関ヶ原 CG日本史シリーズ11 日本が2つに割れた史上空前の大合戦の全貌
出版社:双葉社
発行日:2008年10月初版
ページ数:50P
定価:933円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国の覇者・豊臣秀吉死去の後、全国が2つに割れて戦った、文字通りの天下分目の大合戦、関ケ原合戦の全貌をCGで再現。本戦ばかりではなく、西軍や東軍の戦い、東北で独自の戦いを続けた上杉家の戦いなども再現する。 」
毎号すばらしいCGですが、今号は豊臣大坂城、伏見城、大垣城、大津城、田辺城と城のCGが多くて嬉しい限りです。しかし、全体的にはCGの量は少なく、イラストが多いように感じます。
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中世備中の歴史 庄氏と植木氏・三村氏

中世備中の歴史 庄氏と植木氏・三村氏
出版社:新人物往来社
発行日:2008年6月初版
ページ数:171P
著者:植木成行
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「1400年頃から1552年までの約150年間、備中在地の最大の豪族であった庄氏。細川京兆家と結びついて発展し、細川連合体制の崩壊によって衰退した備中庄氏の全歴史の究明を試みる。 」
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戦国武将と能

戦国武将と能
出版社:雄山閣
発行日:2006年7月初版
ページ数:177P
著者:曽我孝司
定価:2,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国武将は能をどうとらえただろうか。その心の表現とは何かを明らかにする。戦国時代、朝倉氏、信長、秀吉などの城下で花開いた能は領主の個性や地域性も加わり、それぞれ独自の展開をなし、特色ある能風土が形成された。激動の戦国歴史を辿る。 」
戦国武将の本、能の本はそれぞれあるが、戦国武将と能のかかわりについてまとめた一般書は珍しい。
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超図解 戦国を変える新説15

超図解 戦国を変える新説15
出版社:一水社
発行日:2008年6月初版
ページ数:247P
編者:戦国新説研究会
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「顔が変わった『甲斐の虎』武田信玄、『謎の軍師』山本勘助の正体、桶狭間の戦い『迂回・奇襲攻撃』はなかった…。史実を次々と覆す! 戦国を変える様々な新説を豊富な図版やイラストでわかりやすく解説。」
この手の類の本はたくさん出版されているが、何か面白い話はないかと買ってしまう。すでに有名な新説もあるので、目新しいのは数本である。早雲、信玄、道三、信長、秀吉、元就、光秀と、歴史がそう頻繁に覆されるわけはないので、興味ある方はどうぞ。
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加藤清正 治水編

加藤清正 治水編
出版社:清水弘文堂
発行日:1991年1月
ページ数:227P
著者:矢野四年生
定価:1,942円+税(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「熊本県人が、今も清正公さんといって敬い続けているのは、治水・潅漑・干拓など、領民のための事業を行ったからである。350年後の今も残っている工事の堅固さ、量の多さとアイディアの多彩さ、自然に逆らわない工法は、科学技術の進んだ現在でも大きな示唆を与える。その全容を、文献に基づき、現地探訪で裏づけたノンフィクション。 」
加藤清正の行った治水事業の探究書。各地方との治水方法の比較にも役立ちます。
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CG日本史シリーズ6 戦国大攻城戦 戦国武将たちの城攻めを精密CGで完全再現!

CG日本史シリーズ6 戦国大攻城戦 戦国武将たちの城攻めを精密CGで完全再現!
出版社:双葉社
発行日:2008年4月初版
ページ数:66P
CG制作:成瀬京司
定価:933円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「信長の「小谷城攻め」、秀吉の「小田原城攻め」など、戦国時代の代表的な攻城戦をCGで可能なかぎり再現。城郭の様子ばかりではなく、攻めかかる兵たちの様子までビジュアルに再現して、戦国の世界を追体験する。 」
CG日本史シリーズもすでに7冊刊行となった。前回と同様、戦国時代と江戸時代が同時に刊行されている。今回のテーマは「城攻め」!!CGで非常にリアルに城攻めの様子が再現されています。構図の良くないものもありますが、これだけのCGを使った本が安く手に入るのはうれしいです。
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賤ヶ岳の鬼神 佐久間盛政

賤ヶ岳の鬼神 佐久間盛政
出版社:毎日新聞社
発行日:2002年3月初版
ページ数:238P
著者:楠戸義昭
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「武勇に優れるとともに、気骨ある武将であった佐久間盛政。僚友、前田利家と対照的な運命を辿った『義』に殉じた男の美学。そして敵将の家に嫁いだ愛娘・虎姫の数奇な生涯を描く。」
尾張の名族佐久間家の勇将佐久間盛政について書かれた本は決して多いとは言えない。それは賤ヶ岳の戦いが盛政の突出による負け戦であったという、敗者の歴史は残らないという常であるからかもしれないが、本書はこの勇将に光をあて、物語風に読みやすくまとめている。石川県に住むものとしては帯の裏の「初代金沢城主の苛烈な生涯」というキャッチコピーが気になるが、確かに一向宗の御山御坊を攻略して後、城として入城した初めての武将は佐久間盛政なのだが、「初代」というは何か違うような気がする。というのは本の内容とは直接のかかわりはないのだが・・・
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五州二島の太守 龍造寺隆信

五州二島の太守 龍造寺隆信
出版社:佐賀新聞社
発行日:2006年10月初版
ページ数:386P
著者:川副博
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「肥前佐嘉より起こり『五州二島の太守』と仰がれた龍造寺隆信。時流に乗じ、四隣を切り従え、九州の覇を競って、島津・大友氏と鼎立、その武威大いに揚がる。戦国九州の闘将、龍造寺隆信の激動の生涯を描く。〔人物往来社 昭和42年刊の改訂〕 」
九州の雄、龍造寺隆信の生涯。長らく絶版となっていましたが、佐賀新聞社から再版されました。地元以外では入手しづらいですが、一部ネット書店では新本を購入できます。龍造寺氏に関する書籍は多くはないので貴重な存在ですよ。
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