平成16年度特別展 八王子城跡御主殿  -戦国大名北条氏照のくらし-

平成16年度特別展 八王子城跡御主殿 -戦国大名北条氏照のくらし-
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:2004年7月17日
ページ数:57P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成4・5年に発掘調査を実施した、史跡八王子城跡御主殿から出土した遺物を紹介しています。
A5版・64ページ・オールカラーで以前刊行したCD-ROMの内容をやさしくコンパクトに解説しています。」
CD-ROMの発掘調査報告書とともにどうぞ。
八王子市 取り扱い図書一覧

続きを読む 平成16年度特別展 八王子城跡御主殿  -戦国大名北条氏照のくらし-

八王子城跡御主殿発掘調査報告書 CD-ROM版 八王子城跡ⅩⅢ

八王子城跡御主殿 八王子城跡ⅩⅢ
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:2002年
ページ数:CD-ROM1枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国時代末期、小田原北条氏最大の支城である八王子城は、豊臣秀吉軍の猛攻を受け1590年(天正18年)落城しました。本書は、城主北条氏照の居館跡である御主殿の発掘調査報告書です。ベネチア産レースガラス器や1,300点以上に及ぶ舶載磁器皿などすべての遺物をカラー写真で掲載しています。」
めずらしいCD-ROMの発掘調査報告書です。解説書として平成16年度特別展図録とともにどうぞ。
八王子市 取り扱い図書一覧

八王子千人同心の地域調査 -武蔵・相模の地誌編さん-

八王子千人同心の地域調査 -武蔵・相模の地誌編さん- 八王子千人同心の地域調査 -武蔵・相模の地誌編さん- 附録CD-ROM
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:2005年11月1日
ページ数:55P+CD-ROM1枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「東京有形文化財(古文書)に指定され、郷土資料館に寄託されている『桑都日記』(極楽寺蔵)は、平成十四年度に東京都・八王子市の補助による修復がなされた結果、表紙の芯紙から『新編相模国風土記稿』津久井県之部の草稿の一部が発見されました。草稿の存在はこれまで知られていないため、貴重な発見として注目されています。今回の展示では新発見資料を初公開するとともに、その後の研究成果や新たに発見された資料から、千人同心の文化的業績ともいえる地誌捜索の全体像を再検討したいと考えます。」
八王子市 取り扱い図書一覧

続きを読む 八王子千人同心の地域調査 -武蔵・相模の地誌編さん-

北条氏照と八王子城

北条氏照と八王子城
編集・発行:八王子市郷土資料館
発行日:1990年7月21日
ページ数:164P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「氏照をはじめとする後北条氏の研究は、これまでに多くの蓄積があり、今日においても活気の様相を示しています。こうした中、氏照について新たな指摘や新史料が報告されています。また、八王子城に関しても発掘調査による成果も着実に積み重ねられ、少しずつではありますが、その歴史的性格の解明が試みられています。今特別展では、これらの成果を整理しつつ、あらためて氏照という人物像を描き出し、併せて八王子城の歴史的位置づけを考えてみたいと想います。」
展示図録ですが、図版は40ページほどで、関連論文が非常に充実しています。

続きを読む 北条氏照と八王子城

江戸屋敷三〇〇藩いまむかし 江戸と東京を散歩する

江戸屋敷三〇〇藩いまむかし 江戸と東京を散歩する
出版社:実業之日本社
発行日:2008年4月初版
ページ数:191P
著者:青山誠
定価:1,500円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「かつての江戸には300藩といわれる諸侯の大名屋敷があった。東京を歩けば屋敷跡に出会う。著名な庭園のほか六本木、汐留など先端エリアに江戸の面影を探すユニークな歴史探訪。」
東京を江戸時代の大名屋敷跡という視点から散策する本。しかし、実際の場所にはその面影も残っていないところも多く、わずかに残る大名屋敷跡を訪ねる企画かと期待していたところではあったのだが、歴史的な部分には触れていても、その屋敷跡範囲が意外にアバウトなのはいかがなものか?中途半端な感が非常に残り、歴史は本書でよいとしても、実際の屋敷範囲や遺構の残りなどは他書に譲ることになろう。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 江戸屋敷三〇〇藩いまむかし 江戸と東京を散歩する

上州の諸藩(下)

上州の諸藩(下)
出版社:上毛新聞社
発行日:1982年12月初版
ページ数:275P
編者:山田武麿
定価:1,300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本県には幕末維新の時、前橋・高崎・館林など九つの藩があった。江戸時代の初めから途中で廃城になったものを合わせると、おおよそ十三を数える。その所領は上野国全体の八割強に当たる。つまり県民の大半は江戸時代、そのどれかの藩の支配をうけていたのである。こうした封建支配の関係は歴史的にはいろいろな問題を含んでいるが、藩は近代的な行政区とちがって、それぞれの地域に住んでいた領民の生活様式や文化意識に何らかの個性的な影をおとしている。城や陣屋の跡、城下町の町割、神社や寺院、各種の祭礼などはその徴証の一端であろう。編集にあたって、初めは全一冊を予定して藩の大小により紙数を配分したが、実際には種々の事情で大幅に超過してしまった。このため上下巻二冊とし、藩庁の所在によって西毛編、東毛編に分け、総社・高崎・安中・小幡・七日市・吉井の六藩を上巻に、前橋・沼田・伊勢崎・大胡・館林等を下巻に収載することとした。」
本冊は上下合わせて、江戸時代の上州(栃木県をほぼカバー)にあった藩をカバーしている。高価な本に負けないくらいの情報量を、当時であっても手頃な価格で盛り込んだ良書といえる。郷土書の良い見本のような企画であるが、残念ながら現在は非常に入手が難しくなっている。ほとんど出てこない古書を地道に探すほかに入手する方法はないであろう。
この書籍をAmazonで購入する

続きを読む 上州の諸藩(下)

上州の諸藩(上)

上州の諸藩(上)
出版社:上毛新聞社
発行日:1981年9月初版
ページ数:243P
編者:山田武麿
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本県には幕末維新の時、前橋・高崎・館林など九つの藩があった。江戸時代の初めから途中で廃城になったものを合わせると、おおよそ十三を数える。その所領は上野国全体の八割強に当たる。つまり県民の大半は江戸時代、そのどれかの藩の支配をうけていたのである。こうした封建支配の関係は歴史的にはいろいろな問題を含んでいるが、藩は近代的な行政区とちがって、それぞれの地域に住んでいた領民の生活様式や文化意識に何らかの個性的な影をおとしている。城や陣屋の跡、城下町の町割、神社や寺院、各種の祭礼などはその徴証の一端であろう。編集にあたって、初めは全一冊を予定して藩の大小により紙数を配分したが、実際には種々の事情で大幅に超過してしまった。このため上下巻二冊とし、藩庁の所在によって西毛編、東毛編に分け、総社・高崎・安中・小幡・七日市・吉井の六藩を上巻に、前橋・沼田・伊勢崎・大胡・館林等を下巻に収載することとした。」
上州は小藩のあるため、藩史事典の類では詳細がほとんどない藩も多い。そういう中である程度の分量を持って解説されている本書のような地元の本は貴重な存在である。地元加賀藩の関係としては、分家の七日市藩が出ているので欲しかった。古い本でもあるのでなかなか古書としても出回らないが、地道に探してみてほしい。
この書籍をAmazonで購入する

続きを読む 上州の諸藩(上)

歴史ロマン 続・埼玉の城址30選

歴史ロマン 続・埼玉の城址30選
出版社:埼玉新聞社
発行日:2008年2月初版
ページ数:194P
編者:西野博道
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「埼玉県は武士の発祥の地であり、武蔵国といわれていた時代、多数の武士の館や戦国武将の中世城郭が存在していた。上杉謙信と成田氏の争いの舞台となった皿尾城など、秘話・写真を多数収録する。」
埼玉の城址30選」に続く第二弾です。前書に比べると著名な城館は少ないですが全書と合わせてどうですか。
この書籍をbk1で購入する

続きを読む 歴史ロマン 続・埼玉の城址30選

修復工事竣工記念 體見神社 -上境その歴史と風土-

修復工事竣工記念 體見神社
発行:體見神社修復工事委員会
発行日:1982年10月
ページ数:204P+図版9P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「地域に継承されてきた神社は、そこに住む人々の共通の願いが基盤となって古来より今日まで行き続けてきた筈です。ここ上境の體見神社も、昭和五十六年正月の初参会で修復の為の調査を行なうことを決議してから一年十ヶ月を経て、昭和五十七年十月十一日には無事に竣工記念行事を催す運びとなりました。このときにあたり、建物及び周辺の歴史と環境の調査研究の結果と修復工事の概要についての報告をまとめ記念誌として刊行することになりました。この調査結果は、今後、體見神社の保護保存対策を図るための貴重な資料として、また、上境地区の歴史と環境を考えるうえの資料としても十分活用していただけるものと確信いたします。」
修復工事の経過記録とともに、神社のある上境地区の歴史が掲載される。神社は地域とともにあるものであり、修復記念誌に地区の歴史がともに収録するという形式は大変意義あるものである。

続きを読む 修復工事竣工記念 體見神社 -上境その歴史と風土-

重要遺跡調査報告書Ⅲ

重要遺跡調査報告書Ⅲ
編集・発行:茨城県教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:301P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「埋蔵文化財は、郷土の原始・古代の歴史や文化等の正しい理解のために欠くことのできないものであり、且つ、将来の文化向上発展の基礎をなす貴重な国民的財産であります。しかるに、地域開発等の進展に伴い、埋蔵文化財の保護・保存については、より正確な基礎資料等の整備が急務とされております。このような状況を踏まえ、県は、昭和53年度から重要遺跡の基礎資料整備事業をすすめてまいりましたが、ここに、その調査報告書を刊行することになりました。」
昭和56年度から昭和58年度にかけて調査された茨城県内の300件の遺跡について、「遺跡名」「所在地」「遺跡の概要」「図面・写真」「保護保存策」を1ページにまとめて掲載している。本書は総合遺跡集のようなものであり、より詳細な情報は個別の報告書が必要となろう。本書の対象は、古墳や貝塚など考古史料である。

続きを読む 重要遺跡調査報告書Ⅲ