福井藩と江戸 平成20年秋季特別展

福井藩と江戸 平成20年秋季特別展
編集・発行:福井市立郷土歴史博物館
発行日:2008年10月8日
ページ数:97P
定価:1,500円(税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「現代は都市の時代といわれています。そうした中で江戸時代の巨大都市『江戸』に対する関心も非常に高まってきております。当館では、こうした世風から秋季特別展『福井藩と江戸』を企画して開催することにいたしました。当展ではさまざまな資料を展示して、いろいろな角度から福井藩と江戸との関わりについて紹介しております。その中では、江戸の風景に着目したものもありますが、あくまで福井藩や越前松平家と江戸との関係に視点を置いた展示が中心となっております。」
平成20年秋の特別展(10月8日から11月9日まで)の解説図録です。福井藩の江戸屋敷絵図や参勤交代経路など興味深い資料がたくさん掲載されています。平成21年秋には「福井藩と江戸Ⅱ」の開催が予定されており、ますます楽しみです。
本書は福井市立郷土歴史博物館で購入できます。
福井市立郷土歴史博物館ホームページ

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特別史跡名古屋城跡 本丸搦手馬出石垣修復工事発掘調査報告書 -元御春屋門地点の調査-

特別史跡名古屋城跡 本丸搦手馬出石垣修復工事発掘調査報告書 -元御春屋門地点の調査-
発行:名古屋市教育委員会
発行日:2006年3月31日
ページ数:167P(図版含む)
編集:株式会社パスコ
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この報告書は、特別史跡名古屋城本丸搦手馬出石垣修復工事にともなう、元御春屋門跡地点の発掘調査報告書である。」
本丸搦手馬出は本丸東二之門と二之丸の間に位置し、馬出の本丸側の門が東二之門、二之丸側の門が元御春屋門である。

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栂牟礼城跡 -角木中世集落跡- 大分県文化財調査報告書第167輯

栂牟礼城跡 -角木中世集落跡- 大分県文化財調査報告書第167輯
発行:大分県教育委員会
発行日:2004年
ページ数:24P+図版8P
編集:大分県教育委員会文化課
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、県教育委員会が大分県佐伯土木事務所の依頼を受けて実施した、県道佐伯津久見線道路改良工事に伴う栂牟礼城跡の発掘調査報告書です。今回調査した栂牟礼城跡は、佐伯市と弥生町にまたがる栂牟礼山の東山麓に位置しています。調査は狭い範囲でしたが、その結果、室町時代から安土桃山時代の建物跡や、備前焼、土師質土器、天目茶碗、古銭などの遺物が発見され、この地域の中世城館に関する新たな知見を得ることができました。」

図版がカラーで掲載されているので非常にわかりやすいです。
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自主研究 金沢城辰巳櫓8 北國TODAY VOL.54

自主研究 金沢城辰巳櫓8 北國TODAY VOL.54
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2009年4月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第8回。今回のテーマは「50分の1模型できた!復元の重要性さらに」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。ついに完成した辰巳櫓の模型、とはいえ真っ白で着色はない。最近は進捗があるような、ないような感じですね。もう少し動きが欲しいです。

新発田城跡発掘調査報告書Ⅲ(第11・12地点) 新発田市埋蔵文化財調査報告第24

新発田城跡発掘調査報告書Ⅲ(第11・12地点) 新発田市埋蔵文化財調査報告第24
発行:新発田市教育委員会
発行日:2001年3月30日
ページ数:120P+図版34P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は新発田城跡の第11地点、第12地点の発掘調査の報告書であるが、同地点は二の丸に位置する。遺構として井戸が数箇所発見されているほかは目立つ結果はないようである。
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週刊安土城をつくる 第9号

週刊安土城をつくる 第9号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年3月31日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
週刊第9号。「覇王信長の世界」では比叡山焼き討ちの真実が簡潔に理解できる。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト

安土城築城記 ディアゴスティーニ「週刊 安土城をつくる」

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福岡城天守と金箔鯱瓦・南三階櫓

福岡城天守と金箔鯱瓦・南三階櫓
出版社:梓書院
発行日:2005年7月初版
ページ数:245P
著者:荻原忠行
定価:1,700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「九州における『織豊系城郭』が、発掘調査により次第に明らかになりつつある。その中でも特に『金箔鯱瓦』の鱗形と天守瓦屋根飾りの『破風』に焦点をあてて、『福岡城天守』を再考する。」
福岡城天守をターゲットにしながらも、ほとんどは他城が紹介されている。まあ比較から本質を考えるという意味では問題はないのだが、こちらの本も入手が非常に難しくなっているのは発行部数故か?
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福岡城祈念櫓・月見櫓・大手門のなぞ

福岡城祈念櫓・月見櫓・大手門のなぞ
出版社:梓書院
発行日:2004年8月初版
ページ数:210P
著者:荻原忠行
定価:1,700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「全国城郭で唯一『祈念』の名を持った福岡城祈念櫓。八幡大正寺から福岡城に再移築された現在の祈念櫓は、本当は月見櫓が改変された櫓ではないだろうか。石田耕古画伯の『二つの大手門』絵画を分析し、その謎を解き明かす。 」
福岡城の謎について数々の著作を持つ荻原氏の一冊。5年前くらいの刊行にもかかわらず、発行部数が少なかったのだろうか?長い間入手が非常に困難となっている。
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甦れ!幻の福岡城天守閣

甦れ!幻の福岡城天守閣
出版社:河出書房新社
発行日:2001年7月初版
ページ数:164P+43P
著者:佐藤正彦
定価:3,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福岡市の中心にある戦国武将・黒田氏の広大な福岡城遺構。『天守は建てられなかった』と言われてきたが、天守が確実に存在した証拠が出てきた。気鋭の建築史家達がCGによる華麗壮大な大天守などを復元、破却の謎に迫る。 」
福岡城には天守があったのか?に迫る意欲作。
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御家騒動の物語 -中世から近世へ-

御家騒動の物語 -中世から近世へ-
出版社:新典社
発行日:2009年3月初版
ページ数:127P
著者:石黒吉次郎
定価:800円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「演劇や物語に展開し、人々の注目を集めた主導権争いや相続問題。うずまく裏切りや忠誠心。いつの世にも通じる人間たちの営みを『御家騒動の物語』へと仕立てた、そのドラマツルギーを中世にたどる。」
御家騒動そのものを紹介する本かと思って購入したが、御家騒動を題材にして世間でどう扱われたかという文化史の側面から紹介している。
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