中世武家系図の史料論 上巻

中世武家系図の史料論 上巻
出版社:高志書院
発行日:2007年10月初版
ページ数:253P
編者:峰岸純夫、入間田宣夫、白根靖大
定価:4,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世武士団に関する研究で取り扱われる系図についての史料論。上巻では、中世武士団の成立事情に関わる系図記載の問題点、鎌倉武士団の自己認識や他者認識(後世の認識を含む)に関わる系図記載の問題点を論じる。」
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 中世武家系図の史料論 上巻

中世武家系図の史料論 下巻

中世武家系図の史料論 下巻
出版社:高志書院
発行日:2007年10月初版
ページ数:314P
編者:峰岸純夫、入間田宣夫、白根靖大
定価:5,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世武士団に関する研究で取り扱われる系図についての史料論。下巻では、室町幕府秩序や戦国争乱の中、または近世幕藩体制下において、系図記載の新たな特徴が生み出されてくるプロセスを論じる。」
学界ではタブーとしてあまり論じられることの少なかった系図に関する論文集。下巻では室町後期から戦国期の武家系図を中心に収録されている。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 中世武家系図の史料論 下巻

徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網

徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網
出版社:集英社
発行日:2009年1月初版
ページ数:206P
著者:安部龍太郎
定価:700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「姫路城、名古屋城、彦根城、伏見城、伊賀上野城…。これらの城郭は、豊臣家との全面衝突を避けた徳川方による大逆転の布陣だった。大坂夏の陣に至る15年間を、家康の『詰め将棋』に見立てた画期的な論考。 」
家康による対豊臣大名包囲網の話は有名な話であるが、本書にはその城も取り上げるかという意外が城も候補として取り上げている。著者の主張が強く現れているので、歴史小説として楽しむのがいいかも。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網

新世紀・名古屋城博 ~よみがえる金シャチ伝説~ 報告書

新世紀・名古屋城博 ~よみがえる金シャチ伝説~ 報告書
編集・発行:新世紀・名古屋城博開催委員会
発行日:2005年10月
ページ数:137P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「愛知で開幕した2005年日本国際博覧会に華を添え、併せて市民の願いである本丸御殿復元の機運盛り上げを目指し、名古屋城全域で『新世紀・名古屋城博~よみがえる金シャチ伝説~』を開催した。天守閣を守る金シャチを地上に降ろし、だれでも触れられるようにしたことが喜ばれ、予想を超える120万人あまりの来訪者があった。この成果として本丸御殿復元に向けて3億円余りを名古屋城本丸御殿積立基金に寄付した。」
平成17年3月19日から6月19日まで名古屋城で開催された同博覧会の実施記録報告書。開催中のイベントの写真がカラーで豊富に掲載され、当時の熱気が伝わってくる。広報用のチラシ類やチケット、グッズなどから新聞記事、実行委員会規約などまで博覧会の各種資料が掲載されている。

続きを読む 新世紀・名古屋城博 ~よみがえる金シャチ伝説~ 報告書

有馬郡主 赤松有馬氏年譜

有馬郡主 赤松有馬氏年譜
著者・発行:高田義久
発行日:1991年3月
ページ数:187P
定価:不明 限定版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
平成3年六甲タイムスの連載記事を再編集。著者は余暇を利用して長年こつこつと赤松有馬氏に関連する古文書を収集し、その膨大な史料を年代順に集大成し、代々有馬郡主の事蹟経歴を収録した価値ある一冊。
続きを読む 有馬郡主 赤松有馬氏年譜

真那井城山遺跡 県道日出真那井杵築線道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 大分県文化財調査報告書第147輯

真那井城山遺跡 県道日出真那井杵築線道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 大分県文化財調査報告書第147輯
編集・発行:大分県教育委員会
発行日:2002年3月29日
ページ数:34P+図版11P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「(国東半島の)古来山岳部では仏教文化が栄え、海岸の狭い平野では細々と農業を営むとともに、沿岸部の漁業が盛んでした。人々の営みは多様な自然に適応し、国東半島の至る所にその痕跡を残しました。今般、報告のなされる真那井城山遺跡は、まさにそのようなことを雄弁に語る遺跡であります。自然に侵食されて形成された洞穴を、後世幾度と無く利用している姿が明らかになりました。海岸部の洞穴遺跡は大分県では初めての発見、調査であります。」

「城山」と呼ばれていることから城跡を予想した発掘調査が進められたようだが、明確な遺構は見つからなかったようだ。
続きを読む 真那井城山遺跡 県道日出真那井杵築線道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 大分県文化財調査報告書第147輯

月刊歴史読本2009年5月号 特集日本の名城都道府県別ベスト10

月刊歴史読本2009年5月号 特集日本の名城都道府県別ベスト10
出版社:新人物往来社
発行日:2009年3月24日
ページ数:344P
定価:1,090円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号の特集は「日本の名城 都道府県別ベスト10」。全国を対象にすると埋れる城郭が、都道府県別となると掲載されているのがうれしい。「歴史的知名度」「遺構の残存度」「縄張りの完成度」「地域のシンボル度」「交通アクセス」「登城難易度」以上6点の総計の高い順に10城ずつ紹介されている。パーツ別ベスト10は全国規模になっているので有名な城のオンパレードであまり変わり映えしない。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 月刊歴史読本2009年5月号 特集日本の名城都道府県別ベスト10

図説城下町江戸 古地図と古写真でよみがえる

図説城下町江戸 古地図と古写真でよみがえる
出版社:学研
発行日:2009年3月初版
ページ数:158P
監修:平井聖
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「100万人の人口を擁する世界一の都市として発展していった江戸の城下町。古地図や古写真に現在の写真を交えて、今でもその面影を残す江戸の街を紹介する。上野戦争や高田馬場の決闘といった有名な事件現場も掲載。 」
見開きで古地図と現代地図を並べる手法の本はこれまでもありましたが、現代地図地域の上に史跡位置を案内しているのがうれしい。豊富な古写真がさらにうれしい。一冊持っていれば、東京を歩くのも楽しくなりそうですよ。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 図説城下町江戸 古地図と古写真でよみがえる

[決定版] 図説戦国の実戦兜 生と死を賭して戦ったもののふたちの備え

[決定版] 図説戦国の実戦兜 生と死を賭して戦ったもののふたちの備え
出版社:学研
発行日:2009年3月初版
ページ数:159P
監修:小和田哲男
編者:竹村雅夫
定価:1,900円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「質実剛健。戦国の士風を伝える兜の数々。大坂の陣以前の実戦兜、未公開を含む数十頭を形別に一挙掲載。実戦兜の逸話や、前立てに用いられた梵字なども紹介する。」
今まで甲冑集は2冊発売されているが、兜だけのものはなかった。大河で「愛」の前立てが注目されているという安易な企画でしょうね。とはいえ戦国好きにはうれしい企画です。「実戦」兜と書名にもあるように実際戦闘で使用された兜が中心で傷んでいるものも多いです。兜の鑑賞用として本を購入すると少々期待が外れるかも。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む [決定版] 図説戦国の実戦兜 生と死を賭して戦ったもののふたちの備え

上越マイスター大塚直吉遺作集 春日山城とその支城群

上越マイスター大塚直吉遺作集 春日山城とその支城群
発行:大塚直吉遺作集出版委員会
発行日:2000年3月21日初版、2009年2月28日第二版
ページ数:120P
定価:2,000円(税込) 第二版700部
オススメ度:★★★★★
書評:
「上越地域における戦国時代の城跡を分かりやすく絵で楽しみ、見て参考になる本です。」
春日山城を中心として上越地方に残る山城を描いた大塚直吉氏の画集です。地元のみで販売されたにもかかわらず、販売早々に初版は売り切れて入手が非常に困難になっていました。今年大河ドラマ「天地人」放映にあわせ、700部のみ再販となりました。とはいえ、地元のみの販売となっていますので、相変わらず入手は難しいです。ただし、苦労して入手する価値は十分にありますよ!
この書籍を楽天ブックスで購入する

続きを読む 上越マイスター大塚直吉遺作集 春日山城とその支城群