弘前市内遺跡発掘調査報告書1 大久保A地区・小栗山館遺跡

弘前市内遺跡発掘調査報告書1 大久保A地区・小栗山館遺跡
編集・発行:弘前市教育委員会
発行日:1996年3月31日
ページ数:97P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、平成8年度に実施した2か所の発掘調査成果を収めたものであります。調査によって、平安時代を中心に縄文・弥生時代、古代、中世の遺構や遺物が発見されました。特に、小栗山館遺跡からは堀跡などの数多くの遺構が検出され、これまで考えられていた中・近世だけではなく、平安時代の遺跡でもあることが明らかになりました。

今回試掘調査を実施した小栗山館遺跡は、千年山につらなる細長い丘陵末端に位置する。弘前駅からほぼ南に約4km、弘前城跡からは南南東へ約5km、大和沢川と大溜池(現在はほとんど埋め立てられる)に挟まれ、小栗山神社の北約200mにある。遺構は、南西から北東に細長く、長さが約900m、幅が約200mで、現在約10haの広さを有すると考えられている。」

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川田氏館跡 -川田保育園地点- 長野市の埋蔵文化財第98集

川田氏館跡 -川田保育園地点- 長野市の埋蔵文化財第98集
編集・発行:長野市教育委員会
発行日:2001年3月31日
ページ数:(川田氏館跡)40P+(岩崎遺跡)68P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「調査地は旧川田村役場の跡地であり、川田保育園に引き継がれている。西隣りには川田小学校や領家皇太神社が建立されている。これらの周囲はすべて圃場整備により水田化している。これらの建物は重要な施設であり、圃場整備前の地形は恐らく地理的環境で考察したとおり微高地であった可能性が高い。千曲川の後背湿地に囲まれ、さらに今回の発掘調査で東側の一部ではあるが堀の痕跡が確認されたことは防御的にも中世館の存在を優位にしている。しかし、井上氏館跡と断定するに十分な根拠を得たわけではなく、川田小学校建設に際し中世遺物出土の伝聞が無いことからも館跡の範囲確定に躊躇を覚える。館跡や規模確定には今後の調査に期待するところであるが、一応前記した建物・敷地に主力の施設があった可能性が高いことを指摘しておく。東限は今回の調査地であることは間違いない。」
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新発田城跡発掘調査報告書Ⅳ(第16地点) 新発田市埋蔵文化財調査報告第28

新発田城跡発掘調査報告書Ⅳ(第16地点) 新発田市埋蔵文化財調査報告第28
編集・発行:新発田市教育委員会
発行日:2004年2月20日
ページ数:12P+図版2P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は、新潟県新発田市大手町6丁目1番地1ほかに所在する、新発田城跡第16地点の発掘調査記録である。発掘調査は、陸上自衛隊新発田駐屯地内の建物およびその付帯施設建設に伴う確認調査・本発掘調査である。」

書評:
本書の発掘調査により、本丸外枡形の石垣を発見したため、本丸裏門の位置が確定しました。本書内で発見された石垣の配置がよくわかります。
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江戸駿河台の旗本屋敷跡 明治大学記念館前遺跡発掘調査概報

江戸駿河台の旗本屋敷跡 明治大学記念館前遺跡発掘調査概報
発行:明治大学考古学博物館
発行日:1998年6月1日
ページ数:24P
編集:明治大学記念館前遺跡調査団
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「明治大学では1993年に駿河台地区(A地区)の再開発を決定し、1995年にはいよいよ着工のはこびとなった。この地区にはかねてから4000石の旗本中坊氏の屋敷跡等が存在することが知られており、事前の調査が必要とされてきた。そこでA地区の建設工事に伴い、文化財保護法第57条第1項に基づいてA地区明大通り側前庭において3ヵ所の試堀を行ったところ、その一部から江戸時代の遺構が発見され、このため発掘調査を行うことになった。発掘調査の結果、建物跡やそれに付属する諸遺構および多量の陶磁器・漆器など当時の生活用具が出土し、旗本中坊氏の長屋門付近の生活空間や500石前後の旗本屋敷に関する良好な資料が得られた。」

書評:
掲載されている写真がカラーで見つかった遺構の様子がはっきりと分かる。藩政期の旗本屋敷の規模をうかがい知れる良好な資料です。
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宇都宮氏城館跡 -宇都宮氏関係城館跡総合調査報告書- 築城町文化財調査報告書第11集

宇都宮氏城館跡 -宇都宮氏関係城館跡総合調査報告書- 築城町文化財調査報告書第11集
編集・発行:築城町教育委員会
発行日:2005年3月31日
ページ数:65P+図版24P+附図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「築城町におきましては平成11年度に当町松丸に所在する宇都宮氏館跡の発掘調査を実施したところ、伝承されていた空堀や建物跡群が発見されました。館跡の規模も大きく、地形など保存状態も良好で、その学術的価値が高く評価されるようになりました。当町としても先人の残してくれた貴重な文化遺産を保存し、国民共有の財産として普及活用することは行政の責務であり、周辺の山城などの調査も進めてまいりました。今回の報告はこれら宇都宮氏関係城館跡の調査をまとめたものです。」

書評:
宇都宮氏関係の遺物に関する総合的な報告書となっている。文献が少ないのでその方面の報告書も作成されることであろう(すでにあるのか?)。メインは館跡に関する発掘調査報告ですが、周辺の山城も複数掲載されています。
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歴史群像 No.94 アミアン1918 家康、豊家排除の決断

歴史群像 No.94 アミアン1918 家康、豊家排除の決断
発行:学研
発行日:2009年3月6日
ページ数:192P
定価:933円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
現在も発売されている「歴史群像」の第94号。日本史の注目は「家康、豊家排除の決断」「阿波東山城」です。「家康、豊家排除の決断」では、豊臣家の一大名から主家滅亡に向かう経緯に、単に天下取りにいくだけではない状況がわかりやすく面白い。特集以外の内容が不明な場合が多いので目次を参考にして下さい。
歴史群像ホームページ
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週刊安土城をつくる 第6号

週刊安土城をつくる 第6号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年3月10日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
週刊第6号。「城の美と巧み」では城の建造物としての見どころを紹介しています。見開き2ページで毎号コツコツ勉強すれば、模型作りも城訪問も楽しくなるでしょう。
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安土城築城記 ディアゴスティーニ「週刊 安土城をつくる」

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週刊安土城をつくる 第5号

週刊安土城をつくる 第5号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年3月3日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
週刊第5号。今号から「信長ゆかりの人物記」が始まりました。こちらのコーナーを担当するのも小和田哲男氏です。
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週刊安土城をつくる 第4号

週刊安土城をつくる 第4号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年2月24日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
週刊第4号である本号から簡易包装となった。「日本の城紀行」を担当するのは加藤理文氏である。
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安土城築城記 ディアゴスティーニ「週刊 安土城をつくる」

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