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販売:富山市郷土博物館
発行日:2006年
定価:上段5枚セット 250円(5%税込)、下段左バラ売2枚 各50円(5%税込)、下段右2枚 非売品
オススメ度:★★★☆☆
富山城址公園にある富山市郷土博物館で購入できます。上段の桜の郷土博物館は5枚セットで250円。下段の左、桜の郷土博物館と利常の鯰兜はバラ売りで各50円です。窓口で展示に関するアンケートを記入すると、右の2枚を含めた絵葉書を1枚もらえます。2006年春にリニューアルした郷土資料館は壁も真っ白で堀の水と桜がよく映えます。
富山市郷土博物館 出版物ページ
カテゴリー: 城郭
成巽閣 絵葉書セットA
加賀藩江戸下屋敷
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発行:「加賀藩江戸下屋敷」刊行会
発行日:1987年12月初版
ページ数:78P
著者:奥山正
定価:1,000円(当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦後の板橋の町の変貌ははげしく、古い地形も古い道もどんどん消えていく。此処北園高校の敷地が、かつての加賀藩の下屋敷の一部であることを知り、ここに奉職するものとして、この下屋敷のことを明らかにしてこれを後に残すことが責務であると考え、今のうちにこれを調べておかねければと痛感した。古い下屋敷は、どのような経過をたどり今はどうなっているのか、またどの範囲であるのか、そしてそれは現在のどの位置にどんな形に残っているのかをはっきりさせ、最終的には六百分の一の公図の上にまとめることにある。この結果は二部つくり一つは北園高校に残すことにした。」
東京板橋にあった加賀藩江戸下屋敷について調査した本。巻頭には著者の力作の屋敷図が載っているが、小さくて見にくいのが非常に残念。これは今でも北園高校にあるのでしょうか。加賀藩江戸下屋敷に関する一般本は他になく貴重な存在です。
シリーズ「遺跡を学ぶ」011 江戸のミクロコスモス 加賀藩江戸屋敷
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出版社:新泉社
発行日:2004年12月初版
ページ数:93P
著者:追川吉生
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「東京大学・本郷キャンパスは戦火をまぬがれ、その後急激な再開発がおこなわれなかったため、江戸時代の遺構が良好な状態でのこされていた。上は藩主から下は奉公人まで数千人は暮らしていたといわれる『江戸の小宇宙』加賀藩本郷邸の姿を考古学から明らかにする。」
考古学の発掘調査を一般向けに解説した本。初心者にも取り付きやすいように、イラストや写真がカラーで掲載されているのは大変よい。加賀前田藩の江戸上屋敷については書籍も少ないので、知りたい方は入手しても損ありませんよ。
同時期の発掘調査についてもっと詳細に知りたい方は、「加賀殿再訪」(東京大学出版会刊)をご覧下さい。


東京大学コレクションⅩ 加賀殿再訪 東京大学本郷キャンパスの遺跡
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出版社:東京大学出版会
発行日:2000年6月初版
ページ数:210P
編者:西秋良宏
定価:3,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「加賀藩上屋敷の跡地である東京大学本郷キャンパスから発掘された、莫大な歴史的文化財を公開し、当時の加賀江戸藩邸で繰り広げられた大名の生活・文化を再現する。 」
本書は2000年5月20日から7月9日まで東京大学総合研究博物館で開催された「加賀殿再訪 -東京大学本郷キャンパスの遺跡」展の展示図録として作成されたものです。発掘調査報告書と研究論文が組み合わされて掲載されています。図録といいながらカラーページが少ないのは残念です。研究者向き。
同時期の発掘調査については、「江戸のミクロコスモス 加賀藩江戸屋敷」(新泉社刊)が初心者向けで写真も多くおすすめです。


伊勢の中世(伊勢の中世城館) 1~31号
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編集・発行:伊勢中世史研究会
発行日:2005年8月1日
ページ数:91P
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、伊勢中世史研究会の会報『伊勢の中世』第1号から第31号までを編集合本したものである。伊勢中世史研究会は、当初『伊勢中世城館研究会』として発足したため、第31号までは会報名も『伊勢の中世城館』となっている。」
書評:
発行当時(2005年)で100号を数える伊勢中世史研究会の会報の初めのころを合本再編集したもの。会報の文面からは城館が大好きな風がとても感じられる。
伊勢中世史研究会ホームページ
続きを読む 伊勢の中世(伊勢の中世城館) 1~31号
DVD 日本名城紀行 [四国] 第7巻
「城郭石垣」集成 第2回全国城郭等石垣整備調査研究会資料集
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編集・発行:第2回全国城郭等石垣整備調査研究会事務局
発行日:2005年1月20日
ページ数:248P
定価:3,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は2005年1月20日~22日に佐賀県立名護屋城博物館で開催された第2回全国城郭等石垣整備調査研究会のテーマ『石垣の伝統的技法とその修理について』に基づいて全国の関係機関が作成した事例報告を集めた資料集である。」
モノクロであるが、石垣の写真がたくさん載っている。2007年第5回が熊本県で開催された石垣整備調査研究会の、名護屋市で開催された第2回研究会資料集。北九州中国書店で購入すると、講演資料が付いてきます(発送までは時間がかかりますよ)。
北九州中国書店ホームページ
DVD 日本名城紀行 [九州・沖縄] 第8巻
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発売元:キープ株式会社
発売日:2006年12月
収録時間:44min
制作:株式会社アートウエア・コミュニケーションズ
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
評価:
「日本三大名城のひとつ、加藤清正公ゆかりの『熊本城』をはじめ、名曲・荒城の月で名高い『岡城』、豊臣秀吉、文禄・慶長の役の夢の跡『名護屋城』、世界遺産に登録された琉球王朝の『首里城』など歴史浪漫あふれる九州・沖縄名城紀行」
各城約5分の映像であるが、解説も付いていて楽しめる。九州は天守が多く選択も困難だったのであろうが、歴史的意義から名護屋城と岡城が入り、天守をもつ平戸城や島原城などが外れている。よって、長崎県、宮崎県、鹿児島県からはひとつも選択されておらず、県の偏りが気になる。

DVD 日本名城紀行 [中国] 第6巻
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発売元:キープ株式会社
発売日:2006年12月
収録時間:47min
制作:株式会社アートウエア・コミュニケーションズ
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
評価:
「山陽道の城の中で白亜の姫路城に対し、烏城と呼ばれる『岡山城』をはじめ、現存天守が残る『備中松山城』『松江城』。毛利家ゆかりの『広島城』『岩国城』『萩城』など幕末維新の息吹が感じられる名城を訪ねる中国名城紀行」
各城約5分の映像であるが、解説も付いていて楽しめる。中国編は内容的にこのシリーズでは一番充実しているかもしれない。城の説明はもちろんの事、周辺の解説が他編より多い。岡山城の後楽園に始まり、備中松山城の麓にある頼久寺、松江城下の小泉八雲邸、萩城下の松下村塾など。
