長篠城址 第1次~第4次試堀調査報告書

長篠城址 第1次~第4次試堀調査報告書
編集・発行:凰来町教育委員会
発行日:2004年1月初版
ページ数:281P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「天正3年(1575年)5月8日、武田軍が長篠城を包囲して攻撃を開始しました。これが小学校の教科書にも掲載されている『長篠の戦い』の幕開けであります。この戦いは、長篠城攻めの前半戦と3000丁の鉄砲が使われた設楽が原での戦いの後半戦に分けることができます。『前半戦の城兵500で、1万5000の武田軍を1週間以上にわたり防ぎ得たのはなぜか。』が、来訪者の多くの方が抱く疑問であります。この課題を解決するためにも長篠城址を試堀調査して、1575年当時の状況を明らかにすると共に、後世に残していくための整備をしていくことが大切であると考えられました。ここに、第4次までの試堀調査の結果を報告書としてまとめ上げることができました。今後、虎口の確認など残された問題を解決し、整備計画の作成へと進展することを強く願っております。」

書評:
長篠城址の試堀調査の第1次から第4次までの合本。なるべく体裁を同じにしようとはしているが、3次と4次は目次が抜けている。折角なので、あとがきで4次までの総まとめをしてくれると良かったのだが、それともまだ続くからあえて総まとめを入れなかったのか。
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鳥羽城跡 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第69集

鳥羽城跡 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第69集
編集・発行:愛知県埋蔵文化財センター
発行日:1996年8月30日初版
ページ数:73P+図版15P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「財団法人愛知県埋蔵文化財センターは、平成6年度に県道西尾幡豆線の建設に伴う事前調査として、愛知県教育委員会の委託を受け、幡豆郡幡豆町大字鳥羽字川坂にあります鳥羽城跡の発掘調査を実施し、この度ようやくその報告書をまとめることができました。鳥羽城跡では、土塁や曲輪・虎口・搦手を伴う山城のほぼ全容が調査され、本県では数少ない事例として貴重な資料になるものと思われます。それ以外にも中世の焼成土坑や近世の集落や墓群が見つかっており、墨書土器なども出土しています。」

書評:
鳥羽城跡とはまぎらわしい名前である。最も有名な鳥羽城は三重県鳥羽市のそれであろうが、なぜ愛知県埋蔵文化財センター?とは思っていたが、内容がよくわからずに購入した。結局場所も対象もまったく違うものであり、これは東三河の幡豆小笠原氏の見張り用砦ではないかと結論付けられている。
驚いたのは図版の中に、CG復元で当時の様子が掲載されていたこと。決して出来がよいとは思わないが、こういう手法を使用して報告書がわかりやすくなるのは歓迎である。
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若狭小浜城跡 -小浜城跡発掘調査報告書-

若狭小浜城跡 -小浜城跡発掘調査報告書-
発行:福井県立若狭歴史民俗資料館
発行日:1984年3月初版
ページ数:107P+図版108P+93P
編集:小浜城跡発掘調査団
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書は福井県小浜市城内一・二丁目に所在する若狭小浜城跡の発掘調査報告書である。本書では発掘調査結果と合せて小浜城築城に関する文献も出来得る限り収録し、史料からみた築城の変遷及び城下町・小浜湊についても若干ふれた。調査期間は昭和54年から57年までの4ケ年もおよび、第1次~第4次にわけておこなわれた。しかし、この間に、小浜市々道拡巾工事による大手門付近の調査、裁判所改築に伴う三の丸南側の調査もあって、実質は第6次にわたっての調査となった。」
現在、天守閣復元整備計画の進む小浜城の発掘調査の総合報告書となる。歴史・遺物・古文献史料と一冊で小浜城を俯瞰できる。

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長浜市指定史跡 長浜城跡発掘調査報告書

長浜市指定史跡 長浜城跡発掘調査報告書
編集・発行:長浜市教育委員会
発行日:1971年4月30日初版
ページ数:13P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「長浜市指定史跡『長浜城跡』を、本市の都市計画公園整備のために、一部変更したい旨の協議を教育委員会へ求めて来た。早速その計画を調査したところ、長浜城の石垣があったところと推定される湖水の一部が、埋め立てられて、土地を造成することになっていることが判明した。そこで、教育委員会は、このことを本市の文化財審議院会にはかることとした。審議の結果、土地造成計画変更の至難なことを認め、埋め立工事に先だって、該当地の発掘調査を行なって、報告書としてこれを保存し、現場は埋めもどしをして、その直上に石垣の位置を表示する標識を設けることに決定した。発掘調査は、昭和44年11月から開始されたが、時たまたま冬期に向っての作業であったために、湖北地方特有の吹雪と、湖岸の発掘であったために、浸透水になやまされ、調査に当っていただいた方々の苦労も大きかった。しかし調査は順調に進んで、最初の推測どおり、長浜城の石垣の石群をはじめ、一石五輪塔、屋根瓦の破片等多数の遺物が発見された。この報告書は、発掘調査の結果をまとめたものではあるが、先人の足跡をしのぶ資料をも併せ集録しているので、本書が、長浜城の規模を、推察するための参考ばかりではなく当地の歴史の変遷をうかがう上でも何等かの参考にしていただければ幸である。」

長浜城跡の戦後の発掘調査としては最初の報告書が本書である。発掘調査日誌など最近の発掘調査報告書とは随分違う構成のところがあるが、廃城後の使用状況や届出までの経緯など興味深い報告が並ぶ。
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郷土の城ものがたり 神戸編

郷土の城ものがたり 神戸編
出版社:兵庫県学校厚生会
発行日:1972年2月初版
ページ数:134P
編者:郷土の城ものがたり神戸地区編集委員
定価:270円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「学校厚生会は、このたび郷土の城に重点をあて、これらの城をとりまくもろもろの話を、県下における郷土史家・会員である学校の先生がたのお力添えをいただき、さきに発行した『郷土の民謡』につづく第二弾として県民各位・児童生徒の諸君に送ることにいたしました。」
郷土の城シリーズの丹有地区。但馬・丹有・淡路・阪神・東播・西播・中播・神戸の全8冊から成る。先生が児童に向けて書いている前提なので、読みやすい。城の構造的な部分はほとんど触れてなく、城の歴史や物語を中心にまとめている。収録の城も少ないので、一城単位では十分な分量ではなかろうか。

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郷土の城ものがたり 西播編

郷土の城ものがたり 西播編
出版社:兵庫県学校厚生会
発行日:1973年3月初版
ページ数:150P
編者:郷土の城ものがたり西播地区編集委員
定価:270円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「学校厚生会は、このたび郷土の城に重点をあて、これらの城をとりまくもろもろの話を、県下における郷土史家・会員である学校の先生がたのお力添えをいただき、さきに発行した『郷土の民謡』につづく第二弾として県民各位・児童生徒の諸君に送ることにいたしました。」
郷土の城シリーズの東播地区。但馬・丹有・淡路・阪神・東播・西播・中播・神戸の全8冊から成る。先生が児童に向けて書いている前提なので、読みやすい。城の構造的な部分はほとんど触れてなく、城の歴史や物語を中心にまとめている。収録の城も少ないので、一城単位では十分な分量ではなかろうか。
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海路 第5号 特集・九州の城郭と城下町[中世編]

海路 第5号 特集・九州の城郭と城下町[中世編]
出版社:海鳥社
発行日:2007年11月初版
ページ数:181P
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
前号の「古代編」に続く九州の城郭と城下町「中世編」。最新の論文六本を収録する。城郭特集は今号で終了のようだが、いつか「近世編」が出ることを期待する。
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明治維新・廃城一覧

明治維新・廃城一覧
出版社:新人物往来社
発行日:1989年1月初版
ページ数:225P
著者:森山英一
定価:2,800円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、明治維新のとき、我が国に存在した城郭について、維新後の変遷と現状を、できる限り正確に記録しようとしたものである。近世城郭については、多数の文献が刊行されており、すでに研究が尽くされている感さえもあるが、維新後の変遷については不明なことが多く、殊に小藩の陣屋についての研究は不十分であって、本書の執筆に当たっても困難を感じることが多かった。」
明治維新により各班の城館や陣屋がどう利用されたかをまとめたもので、一覧で掲載されているのでちょっとしたときに調べるのに重宝する。残念ながら絶版で入手が困難な状態である。
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肥後佐敷城史 青潮社歴史選書2

肥後佐敷城史 青潮社歴史選書2
出版社:青潮社
発行日:1982年3月初版
ページ数:242P
著者:矢野彩仙
定価:4,800円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「肥薩両国境に接する古城の治乱興亡史。南北朝に名和氏が築き、戦国時代島津氏と干戈を交え、相良氏・佐々氏についで加藤清正が城代においた佐敷古城。わが国史上の大事件・反太閤の巨魁梅北氏の乱の経緯を中心に、膨大な関係文献を博捜し、史実で語った加藤清正伝であり、また家臣団を含めて掘りおこした『加藤家史料集』の別巻である。
本書は、歴史学者でとくに芦北地方の郷土史の権威者であった、矢野彩雲氏が昭和十年十月に、「稿本佐敷城史」と題して、芦北史談会から刊行された本の再刊であります。」
文語体で書かれているので幾分読みづらいが、佐敷城に関することばかり書かれているわけではなく、城主に関係する出来事は他地域のことでもまとめられている。平成19年度に佐敷城は特別史跡として文化庁に答申され、そのまま認可されると思われるが、郷土の書籍が見直されるきっかけになればよいと考える。
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保存版 古写真で見る 失われた城

保存版 古写真で見る 失われた城
出版社:世界文化社
発行日:2000年10月初版
ページ数:247P
監修:平井聖、小沢健志
定価:3,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「海外も含め、各地を取材して発見した古写真330点余を厳選して収録、明治維新や戦災の際に失われた日本人の文化遺産たる全国の城原風景を再現した、価値ある一冊。」
城の古写真ばかりを集めて収録している。海外の古写真は初公開か?少し値段がはるので興味あるかたはぜひ。
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