石田三成とその子孫

石田三成とその子孫
出版社:新人物往来社
発行日:2007年12月初版
ページ数:233P
著者:白川亨
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関ヶ原の戦いの後、『責任はすべて自分にある』として死に就いた石田三成。家康は三成の子を出家を条件に助命した…。義を貫いた三成と、徳川幕府の諸侯の保護を受けていた三成の子孫の足跡を描く。」
石田三成に関して多数の著書のある著者が二十年の研究成果を締めくくるのが本書である。歴史的敗者である石田三成の子孫の研究は資料も乏しく困難であっただろう。子孫たちの処遇から徳川家康などの心中を推し量ろうという方法は今までになかった主張で面白い。
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[目次]
序章 石田三成の子孫、探索行
第一章 亡夫の願いを適えようととした北政所
第二章 徳川家康の石田三成の子供に対する対応
 石田三成の嫡出子
 徳川家康の石田三成の娘婿に対する対応
 三成の次女岡半兵衛を蒲生秀行が重用するを黙認
第三章 徳川幕府と石田三成の子孫
 春日局と祖心尼
 四代将軍家綱の祖母・泉光院の出自に関する疑問
第四章 五代将軍綱吉以降の徳川幕府
 五代将軍綱吉政権
第五章 石田三成夫人は生きていた