田上下土浮遺跡・芋川氏館跡(第3次)発掘調査報告書

田上下土浮遺跡・芋川氏館跡(第3次)発掘調査報告書
編集・発行:三水村教育委員会
発行日:2004年3月31日
ページ数:62P+図版16P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「下土浮遺跡は芋川田中と中峯の水田地帯に位置し、平成14年芋川氏館跡発掘調査員が周辺探索中に、芋川バイパス工事現場より平安時代の土器の破片数点を発見し教育委員会に報告がありました。付近には芋川氏館跡がありまた、小野遺跡の延長線であることを考慮し、文化財調査委員会に文化財指定の諮問をいたし試堀調査を実施しました。埋蔵文化財として登録すべきとの答申をいただき『田中下土浮遺跡』と命名し一円を地域指定いたしました。発掘調査は県道長野荒瀬原線のバイパス化に伴い施工される道路敷き部分について平成13・14年度の芋川氏館跡発掘調査の継続により、埋蔵文化財緊急発掘調査事業として調査したものであります。」

本書は芋川氏館跡第3次と隣接する田上下土浮遺跡の発掘調査報告書です。別の「芋川氏館跡発掘調査報告書」とあわせて、同館跡に関するすべての調査報告を揃えることができます。本書は、飯綱町のいいづな歴史ふれあい館で購入することができます。

[目次]
第1章 調査の概要
 第1節 調査に至る経緯
 第2節 調査の方法
第2章 遺跡の環境
 第1節 遺跡の所在と環境
第3章 田中下土浮遺跡
 第1節 平安時代の遺構と遺物
 第2節 中世以降の遺構と遺物
 第3節 包含層出土の遺物
 第4節 平安時代の集落構造と変遷
第4章 芋川氏館跡の調査(第3次)
 第1節 遺構と遺物
 第2節 芋川氏館跡東南地区の建物群の性格
第5章 まとめ