太閤秀吉と名護屋城

太閤秀吉と名護屋城
発行:鎮西町
発行日:1993年10月30日
ページ数:335P+文禄の役陣跡分布図1枚
編集:鎮西町史編纂委員会
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
書評:
「鎮西町では、『名護屋城博物館』の開館を機に、朝鮮出兵-壬辰・丁酉倭乱-について学び直し、そこから新しい友好親善の道を見出していきたいと願い、『太閤秀吉と名護屋城』を刊行することにしました。当時のことを語る郷土の資料はありませんので、出兵当時の名護屋や打上の農漁民が、どのような状態に置かれていたのか、私たちがいちばん知りたいことがわかりませんし、また、内容としても、これで十分というものでもないと思いますが、町民のみなさんに広く読んでいただき、少しでも理解を深められることを心から希望するものです。」
本書は、名護屋城の地元鎮西町の編集した鎮西町史別編の名護屋城史です。すでに新本はないようですが、古書で比較的入手できます。


[目次]
第一章 唐国までと仮途入明の決裂
 第一節 東アジアの国際関係と秀吉
 第二節 九州につづいてから国まで
 第三節 宗氏の朝鮮との交渉
 第四節 通信使の来朝と仮途入明の決裂
第二章 出兵準備の発令と国内の情勢
 第一節 朝鮮出兵の準備を命じる
 第二節 太閤検地・刀狩令など
 第三節 国内の状況
第三章 本営の決定と名護屋城
 第一節 本営を名護屋に決定
 第二節 名護屋城の普請始まる
 第三節 古文書に見る名護屋城
 第四節 諸大名の陣屋について
第四章 文禄・慶長の役 -壬辰・丁酉倭乱
 第一節 出陣の発令と渡海軍の編成
 第二節 文禄の役(壬辰倭乱)
 第三節 日明の講和交渉とその破局
 第四節 慶長の役(丁酉倭乱)と秀吉の死
 第五節 文禄・慶長の役と朝鮮文化
 第六節 朝鮮と国交回復
第五章 朝鮮出兵と名護屋
 第一節 波多氏の渡海と改易
 第二節 名護屋氏と文禄の役
 第三節 文禄の役と鎮西町
第六章 太閤秀吉と名護屋城
 第一節 名護屋城における太閤茶
 第二節 能役者、名護屋に大集合
 第三節 秀吉と名護屋のエピソード
 第四節 太閤の名護屋便り
第七章 名護屋城跡と陣跡の整備計画
 第一節 名護屋城跡を舞台に
 第二節 名護屋城跡と陣跡の保存整備計画
年表