日本中世武士の時代 越後相川城の歴史

日本中世武士の時代 越後相川城の歴史
出版社:新人物往来社
発行日:2008年3月初版
ページ数:366P
著者:槇道雄
定価:2,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「新潟県中越地震の震源地・川口町は、どのような歴史をたどったか。越後相川城の軌跡を機軸に、武士の時代を照射する。地方から中央を見る視点が、中世史に新たな断面を見せる。」
著者は地元の出身であり、そういう意味では郷土史である。内容は非常に専門的であるため、タイトルにつられて新書気分で購入すると難度に面食らうかもしれない。しかし、新潟県中越の中世史を研究するなら一読を。
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[目次]
序章 筆者のプロローグ
 1 相川城址の位置
 2 天納原の戦い
 3 相川城関係者の後裔
第Ⅰ章 中世的世界の展開
 1 武士出現の背景
 2 越後平氏の活躍
 3 薭生氏の勲功
 4 宇賀地域の戦い
 5 永享の乱
 6 享禄・天文の乱
 7 石坂氏と妙見会水城
第Ⅱ章 薭城城主平子氏
 1 平子氏の出自
 2 平子氏と越後
 3 周防国仁保氏
第Ⅲ章 星野一族の来越
 1 千谷川星野家文書
 2 星野村星野氏の伝説
 3 星野常陸介親忠
第Ⅳ章 越後相川城の終焉
 1 御館の乱
 2 上杉遺民一揆
跋文 天神囃子と松飾