宝暦治水 血涙薩摩義士物語

宝暦治水 血涙薩摩義士物語
著者・発行:池水喜一
発行日:1971年7月初版、1982年10月第四版
ページ数:228P
定価:800円(当時) 絶版
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「『赤穂義士』のことは、全国いたるところ知らぬ者はいないほど、その名が天下に響きわたっている。しかし、『薩摩義士』のことについては、現地の人々にくらべ、郷土鹿児島でも一部の人々を除いて『赤穂義士』ほど知られていないことは、まことに残念である。この題名の示すとおり、宝暦年間の薩摩藩士が、血と涙と汗の土木工事を通して、その犠牲となられた八十余名の尊い人命が、今なお現地に眠っている。」
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[目次]
大洪水に泣く農民たち
幕府の謀略
幕命薩摩藩に下る
戦争か?平和か?
資金の調達に苦しむ
第一期工事始まる
藩主の奥方「村子の方」の死
最初の犠牲者
第一期工事終わる
第二期工事と町人請け負い
権作とマツの純情
洪水に悩まされる
悪疫流行と死者の続出
藩主の現場視察
資材集めに苦慮する
第二期工事始まる
油島新田の締め切りの難工事
大榑川洗堰工事の悩み
工事竣工と平田靱負の最後
藩主重年の目に涙
悲報鹿児島に至る
治水工事後の薩摩藩
治水工事と明治維新