「第32回歴博フォーラム」 天下統一と城

「第32回歴博フォーラム」 天下統一と城
編集・発行:国立歴史民俗博物館
発行日:2000年10月21日
ページ数:35P
定価:フォーラム配布資料
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「16世紀から17世紀初頭にかけて城郭は急激に発達しました。領主だけでなく寺社・村や都市の住民の集まりといったさまざまな集団が城を築いたのです。そして多様な城は天下統一の過程でしだいに大名の居城に収れんしていきました。日本列島の多くの地域に政治・経済・文化・生活といった諸機能を統合し、城と城下が一体化した中心都市・近世城下町が一斉に成立していったのです。このフォーラムでは城と城下の変化を歴史学や考古学、城郭研究などの多角的な視点による最新研究を通じて、どのように城と城下の成立過程を具体的に論じるだけでなく、それを史料として中世から近世に移り変わる転換期の政治と社会を明らかにしていきたいと考えています。」


[目次]
基調講演 天下統一と城
報告1 中世城郭の様相
報告2 安土城が語る信長の世界
報告3 戦国の城から近世の城へ -石垣・瓦・天守から-
報告4 京都から江戸へ -「天下統一」の社会的背景-
コメント 東国の戦国期城館