風土記の丘(信仰遺跡)

風土記の丘(信仰遺跡)
発行:越中風土記の丘保存会
発行日:1971年
ページ数:112P
編集:富山県教育委員会
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「富山県の立山連峰は、日本のアルプスの最北端の高山として、地質、気象、動、植物学等の自然文化の宝庫として世界に名高いが、これとともに、日本古代よりの全国信仰を集めた霊山として古来、富士、白山と共に、『日本三霊山』の一つとして知られている。ここに『立山文化遺跡調査報告書』と題して刊行する。」
立山信仰に関する貴重な調査報告書である。


[目次]
立山の展望
一、立山参道と立山の本末関係にあった社寺について
二、堀川掛尾の神宮寺について
三、富山市大泉四辻の立山詣石道標
四、立山参道 中市道の石の道標地蔵
五、刀尾神社の赤鳥居と石炉
六、刀尾神社と刀尾寺
七、刀尾神社からの立山参道と立山鉄道、県営鉄道による登山
八、岩峅寺の雄山神社前立壇の起元と境内遺跡について
九、玉泉院奉納の石造狛犬
一〇、祭礼祈祷用大湯花釜および立山の遺物
一一、前立社壇に保存されている立山遺物
一二、岩峅寺雄山神社前立社壇附近の社寺に蔵する立山信仰遺跡
一三、薬師岳山頂の薬師如来立像
一四、真言宗宝寿院および武部神社の神像について
一五、面白廃寺の文明六年銘の銅鐘
一六、芦峅寺部落の性格
一七、芦峅寺の雄山神社祈願殿
一八、開山慈興上人坐像
他・・・