高知城下町読本 改訂版

高知城下町読本 改訂版
発行:高知市観光課
発行日:2004年11月1日初版
ページ数:53P
編集:土佐史談会、高知市教育委員会生涯学習課
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「高知市の誕生は明治二十二年(1889)四月ですが、本格的な市街地の形成は、慶長六年(1601)土佐の国主に命じられた山内一豊が大高坂山を中心に城下町建設に取り組んだのが始まりです。高知市は、平成十三年(2001)に高知城築城四〇〇年を迎えましたが、城下町の歴史や文化遺産に興味を持っていただくため、説明板の設置やさまざまな事業に取り組んできました。この『城下町読本』もその一環として、平成十三年三月に土佐史談会の献身的なご協力により、高知城築城四〇〇年記念事業推進協議会から発行されました。大変好評で、増刷を望む声が多く寄せられましたので、今回増補改訂しました。」

書評:
高知市の城下町の成り立ちを解説しながら、現在の見どころを紹介する。NHK大河「功名が辻」放映当時に高知を訪れたが、この本があればもっと楽しめたと思う。

[目次]
高知城下町の史跡地図
一 山内一豊の土佐入国と国づくり
 (一) 一豊の入国
 (二) 人材集め
 (三) 検地
 (四) 藩組織づくり
 (五) 掟支配
二 高知城の築城
三 城下町の建設
 (一) 水防と水利
 (二) 郭中・下町・上町の区分
四 城下町の発展
 (一) 町域の拡大
 (二) 生産力の増大と生活の花美化
 (三) 明治の町の発展
 (四) 大正・昭和の高知
五 町名の由来と町の歴史
 (一) 郭中
 (二) 下町・新町
 (三) 上町
六 城下町絵図
七 高知市街の歴史散歩