国営会津農業水利事業関連遺跡調査報告Ⅻ 神指城跡

国営会津農業水利事業関連遺跡調査報告Ⅻ 神指城跡
発行:福島県教育委員会
発行日:1992年3月31日
ページ数:56P(図版含む)
編集:福島県文化センター
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、平成3年度会津農業水利事業南部地区門田幹線用水路建設に伴い発掘調査を実施した、福島県会津若松市に所在する神指城跡の報告書である。」

書評:
上杉景勝が徳川家康との決戦に備えて、会津の地に直江兼続により築かせた神指城の発掘調査報告書です。結果、未完成のまま上杉家は米沢に移封となってしまったため、その城域は確定されていなかったが、本書調査により、その手がかりが少なからず発掘されている。

[目次]
はじめに
 1.事業の概要
 2.調査の経緯
第1章 遺跡の位置と環境
第2章 調査経過
 第1節 神指城跡の概要
 第2節 平成2年度の調査
 第3節 平成3年度の調査
第3章 遺構と遺物
 第1節 基本層序
 第2節 外堀跡
 第3節 内堀跡
 第4節 土橋跡
 第5節 石垣跡
 第6節 その他の遺構と遺物
第4章 考察
 1.遺構について
 2.遺物について
 3.まとめ
写真図版
付章1 外堀(2号堀跡)出土木製遺物の用材について
付章2 外堀(2号堀跡)出土漆器の科学分析