名古屋城三の丸遺跡(Ⅵ) 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第115集

名古屋城三の丸遺跡(Ⅵ) 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第115集
編集・発行:愛知県教育サービスセンター、愛知県埋蔵文化財センター
発行日:2003年3月31日
ページ数:60P+図版10P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「名古屋城が位置する台地北西端は、近世のみならず、原始の時代より我々の祖先の生活が営まれてきました。このことは、各地点での過去の発掘調査結果が物語っています。この名古屋城では、三の丸地区を囲む土塁と外堀が国の特別史跡に指定されており、その内側の官庁街では近年、耐用年数を超えた建物の立て替えなどに伴い、発掘調査が行われてきました。名古屋城三の丸地区では、このたび国土交通省中部地方整備局によって、名古屋地方裁判所執行部・簡易家庭裁判所交通部合同庁舎が建設されることになり、建設工事に先立つ事前調査を行いました。その結果、近世を中心とし、古代から戦国時代までも含む遺構や遺物を検出することができ、この地の歴史に新たな資料を提供できました。」


[目次]
第Ⅰ章 調査の経緯
 第1節 調査に至る経緯
 第2節 調査の経過
第Ⅱ章 遺跡の位置と環境
 第1節 遺跡の位置
 第2節 歴史的環境
第Ⅲ章 調査の概要
第Ⅳ章 遺構
 第1節 基本層序
 第2節 遺構
第Ⅴ章 遺物
 第1節 概要
 第2節 主要遺構別出土遺物
 第3節 器種別出土遺物
第Ⅵ章 自然科学的分析
 第1節 地質概要
 第2節 試料及び分析方法
 第3節 分析結果
 第4節 考察
第Ⅶ章 まとめ