ほ場整備関係(経営体育成基盤整備)遺跡発掘調査報告書37-1 肥田城遺跡・肥田西遺跡・鶴田遺跡

ほ場整備関係(経営体育成基盤整備)遺跡発掘調査報告書37-1 肥田城遺跡・肥田西遺跡・鶴田遺跡
編集・発行:滋賀県教育委員会、滋賀県文化財保護協会
発行日:2010年3月
ページ数:252P+図版176P
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、県営経営体育成基盤整備事業稲枝東地区に伴う彦根市肥田城遺跡、肥田西遺跡、鶴田遺跡の発掘調査成果を取りまとめたものです。調査の結果、主として弥生時代から戦国時代におよぶ遺構が検出され、数多くの遺物が出土しました。そのなかでもとりわけ、これまで知られていなかった古墳時代後期の古墳(塚乞手古墳)が発見され、埴輪や木製立物や出土したことや、戦国時代の肥田城遺跡について高野瀬氏在城期を中心とした実態が明らかとなったことは、とくに注目されることです。」

書評:
今までの肥田城遺跡の推定地域の発掘調査では、明確に肥田城の遺構が見つかったことはありませんでしたが、今回の調査では掘跡など見つかっています。滋賀県文化財保護協会で予約販売でのみ購入することができました。

[目次]
第1章 はじめに
第2章 遺跡の位置と環境
第3章 調査の経緯と経過
第4章 平成19年度調査の結果
第5章 平成20年度調査の結果
第6章 理化学的分析結果
第7章 まとめ
 第1節 肥田城遺跡の変遷
 第2節 弥生時代末~古墳時代の木桶について
 第3節 塚乞手古墳出土の埴輪と木製立物について
 第4節 塚乞手古墳のもつ意義と課題
 第5節 中世の肥田城について
 第6節 おわりに