特別展 伊予の城めぐり -近世城郭の誕生-

特別展 伊予の城めぐり -近世城郭の誕生-
編集:愛媛県歴史文化博物館
発行:イヨテツケーターサービス株式会社
発行日:2010年10月6日
ページ数:137P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本展覧会では、伊予の城郭について、絵画資料や古文書などにより紹介します。あわせて城主の遺品や城下町に関わる資料、また築城者である藤堂高虎・加藤嘉明・脇坂安治らについても取り上げます。展示室から伊予の城めぐりをお楽しみください。」
本書は、同館で平成22年10月6日から12月5日まで開催された特別展の展示図録です。カラーで絵図や古書が並び、初めて見るものも多く楽しいですね。発行部数が少なかったのかすでに品切れのようです。「西條誌」の山城の絵や、宇和島城の海が埋め立てられていく絵図の変遷が興味深いものでした。


[目次]
図版
 (Ⅰ)伊予の中世城郭
 (Ⅱ)天下人の城と伊予の城主
 (Ⅲ)伊予の近世城郭
論考
 四国平定直後の伊予の城郭整理
 加藤嘉明時代の松山城砂土手と「大手口」
 宇和島城下絵図を読み解く
 大洲城下町における町割の変遷について
 明治維新と城郭・陣屋
項目解説・図版解説