福岡城跡大手門 第48次調査報告 福岡市埋蔵文化財調査報告書第772集

福岡城跡大手門 第48次調査報告 福岡市埋蔵文化財調査報告書第772集
編集:福岡市教育委員会
発行:福岡市教育委員会
発行日:2003年3月31日
ページ数:68P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回の調査は、福岡県の有形文化財(建造物)指定の下の橋大手門(渦見門)が、平成12年8月5日に不審火によって焼損したことから実施することになったものです。発掘調査は、下の橋大手門を江戸時代の姿に復元するため規模や構造等の内容把握を目的に行いましたが、上の橋大手門も併せて発掘調査を行った結果、両者が石垣間口、門の桁、梁規模、礎石の位置などが一致するなど、二つの大手門が相似形であることが判明し、復元へ向けて大きな手掛かりをつかみました。本書は、その調査成果について報告するものです。」
5年ほど前福岡城に行った時下の橋大手門は修復中でした。その理由は知りませんでしたが、不審火による焼損だったのですね。非常に残念なことです。本書は焼損前の写真や焼損直後の発掘調査の成果から往時の大手門の様子を想像することができます。


[目次]
第1章 はじめに
 1.調査に至る経過
 2.発掘調査の組織
 3.福岡城の歴史
第2章 上の橋大手門跡調査
 1.調査経過
 2.第1面の調査
 3.第2面の調査
 4.トレンチの調査
第3章 下の橋大手門調査
 1.大手門調査と経過
 2.第1面の調査
 3.第2面の調査
 4.トレンチの調査
 5.大手門北側石垣天端の調査
 6.大手門南側石垣天端の調査
 7.出土遺物
第4章 まとめ