犬山城天守について -天守閣創建年代を中心として-

犬山城天守について -天守閣創建年代を中心として-
著者:神奈川大学教授 西和夫
発行:犬山城下町を守る会
発行日:2009年2月20日
ページ数:35P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「本書は平成20年6月1日開催した本会の第25回総会の記念講演会の講演内容を録音し、まとめたものであります。犬山城天守閣の創建年代については、室町末期の天文6年(1537)金山城に建てられたものを犬山に解体移築されたとされていました、然し、昭和36年から39年度に行われた解体修理の結果、移築説は否定され、現在地で創建されたことが分かりました。」

書評:
講演会記録ですが、犬山城天守の現在の定説をつくった方ですから、内容も天守の創建年代についてわかりやすく解説されています。

[目次]
犬山城天守閣は慶長6年に創建された
三光寺山に木下城を移す
慶長6年創建当初から望楼は造られていた可能性あり
修理前と修理後
犬山城の価値
質疑応答
講演会場風景
犬山城天守の創建年代について(二本建築学会論文報告書)