三原田城遺跡・八崎城址・八崎塚・上青梨子古墳 関越自動車道(新潟線)地域埋蔵文化財発掘調査報告書第13集

三原田城遺跡・八崎城址・八崎塚・上青梨子古墳
編集・発行:群馬県教育委員会、財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団
発行日:1987年3月31日
ページ数:カラー図版2P+255P+図版98P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「赤城山西麓裾部に位置する三原田城遺跡では、縄文前期の集落跡、古墳時代住居跡、城堀などが発見されました。特に縄文前期の集落跡は北関東地方では初めての発見例として貴重な遺跡として知られました。利根川左岸の崖地を利用した八崎城では新曲輪と東堀を検出し、調査例の少ない中世末の城跡の一端を明らかにしました。八崎塚は、古墳と考えられてきましたが、主体部が発見されず古墳でないことが明らかになりました。中世以降のものと考えられますが、その性格については今後の研究課題です。榛名山東麓の上青梨子古墳では、人馬泥流による残丘を利用して造られた横穴式石室をもつ山寄せの古墳であることが明らかになりました。」

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[目次]
第Ⅰ章 三原田城遺跡
 第1節 調査に至る経過
 第2節 立地と周辺の遺跡
 第3節 基本土層
 第4節 遺構と遺物
  1.遺跡の概要
  2.先土器時代
  3.縄文時代
  4.古墳時代
 第5節 三原田城址
  1.外堀
  2.掘立柱建物址
  3.土壙
  4.溝
 第6節 三原田城考
第Ⅱ章 八崎城址
 第1節 調査に至る経過
 第2節 遺跡の立地と概要
 第3節 調査の方法と経過
 第4節 検出された遺構と遺物
  1.外堀
  2.土居
  3.溝
  4.柱穴列
  5.暗渠
  6.出土遺物
 第5節 八崎城考
第Ⅲ章 八崎塚
 第1節 調査に至る経過
 第2節 立地と概要
 第3節 調査の方法と経過
 第4節 調査の結果
 第5節 まとめ
第Ⅳ章 上青梨子古墳
 第1節 調査に至る経過
 第2節 立地と周辺の遺跡
 第3節 調査方法
 第4節 調査の結果
 第5節 まとめ
第Ⅴ章 三原田城遺跡のまとめ
 第1節 出土遺物
 第2節 遺構