四国の城と城下町

四国の城と城下町
出版社:愛媛新聞社
発行日:1994年7月初版
ページ数:187P
編者:井上宗和
定価:3,690円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「四国は”城のメッカ(聖地)”である。ここでいう『聖地』とは、四国には日本列島における古代から近世に至る間の、あらゆる時代の城の遺構が見られるということである。四国には、これら古代から近世に至る城の遺構が数多く、しかも良好な状態で残っている。さらに、わが国の水軍の歴史を知る上では最も重要な”水軍の城”の遺構もあり、瀬戸内海という文化圏に発生した『瀬戸内海型城郭』と呼称しうる城の類型も残している。古代の城の顕著な遺跡としては、波方(愛媛)・屋島(香川)・城山(同)がある。中世城郭の遺構には、湯築(愛媛)・九十九山(香川)・一宮(徳島)・岡豊(高知)などがある。近世の城と城下町としては、今治・松山・大洲・宇和島・高知・徳島・高松・丸亀の各城が挙げられよう。そのほかにも数多くの遺構と城下町や陣屋町がある。」
四国の名城を探訪し、城下町の風物・歴史を写真300余点とともに綴っている。写真が多く興味深く読み進めることができる。
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[目次]
プロローグ
 城と城下町への招待
伊予の城
 松山城
 湯築城
 宇和島城
 吉田藩陣屋
 日振城
 大洲城
 新谷藩陣屋
 今治城
 能島城
 木浦城
 波方城
 西条藩陣屋
 小松藩陣屋
 川之江城
讃岐の城
 高松城
 屋島城
 丸亀城
 城山城
 九十九山城
 多度津藩陣屋
 天露城・本台山城
 引田城
阿波の城
 徳島城
 一宮城
 勝瑞城
 撫養城
 土佐泊城
 川島城
 上桜城
 脇城
 日和佐城
 牛岐城
土佐の城
 高知城
 浦戸城
 岡豊城
 安芸城
 須崎城
 佐川城
 窪川城
 中村城
日本の名城
 弘前城
 江戸城
 松本城
 名古屋城
 犬山城
 彦根城
 丸岡城
 二条城
 大坂城
 姫路城
 岡山城
 高梁城
 松江城
 広島城
 綾城
 熊本城
城とは一体何か
エピローグ
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