東海の城物語 戦国時代を中心に

東海の城物語 戦国時代を中心に
出版社:中日新聞本社
発行日:1979年9月初版
ページ数:196P
著者:酒井安正ほか
定価:980円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「私たちの周辺には城跡と伝えられる所が意外と多い。城というと一般には天守閣のある城を考えがちであるが、それは16世紀後半から出現した近世風の大城郭であり、その数は極少ない。城の多くは戦国から天下統一へ向かう動乱期のもので、各武将の館に土塁・堀など簡単な防御を施したものである。織田・徳川の発祥地にある城もその例外ではなかった。私たちは今回の仕事を通して城跡に何度も足を運んだが、土塁・石垣・堀跡すら残していないものが多かった。しかし、城跡の景観や遺構と思われるものはできるだけ写真に収め、その数は膨大なものとなった。本書では写真資料のスペースをできるだけとり、それを手掛かりに歴史を物語るようにした。」
愛知を中心に東海の城を紹介している。記事は簡潔であるが、写真(モノクロ)が豊富に載っている。
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[目次]
第1部 愛知の城
その1 名古屋と尾張
 名古屋城
 那古野城
 荒子城
 御器所西城
 守山城
 大高城
 鳴海城
 桶狭間
 勝幡城
 清洲城
 犬山城
 小牧・長久手の戦いの諸城
その2 三河
 刈谷城
 岡崎城
 安祥城
 三河一向一揆の城郭寺院
 西尾城
 三転した挙母城
 飯盛山城
 吉田城
 田原城
 野田城
 長篠城
第2部 岐阜・三重・静岡の城
その1 岐阜
 岐阜城
 墨俣の一夜城
 大垣城
その2 三重
 長島一向一揆の根城
その3 静岡
 二俣城と浜松城
東海地方の城一覧
関係年表