七尾城の歴史

七尾城の歴史
発行:七尾城の歴史刊行会
発行日:1968年7月初版
ページ数:315P
著者:片岡樹裏人
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、七尾城と畠山氏についての文献をできるだけ集め、文献に忠実、ということに重点をおいた。畠山氏の社稷が漸く揺らぎはじめた天文年間から、城陥るに到った天正年間までを中心に、その前後を含んだ能登畠山全時代の諸事実と、事実を通した私なりの考察で、七尾城の歴史を幾分なりともうかがい知ろうとしたものである。」
七尾城と畠山氏の歴史に関する史料を集めて編年でまとめている。七尾城の構造については触れていないが、歴史に関してはかなり詳細に調べてあるので、七尾城を研究するときには必携の一冊である。発行部数が少ないのか、古書にもなかなか出てこない。
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[目次]
系図一 能登畠山氏(七尾)
系図二 松波畠山氏
系図三 長氏
第一部 七尾城史略
一 はじめに
二 七尾城史略
第二部 研究・考証資料
一 はじめに
二 畠山満慶の能登入国
三 守護・地頭
四 七尾城の築城と規模
五 畠山時代の文化
六 飯川氏
七 石塚合戦
八 大槻合戦 -末広野の激戦-
九 畠山義綱をめぐる内紛の時代
一〇 八世七尾城主義隆の毒死
一一 上杉謙信の能登遠征
一二 畠山氏および家臣間の姻戚関係
一三 七尾城の歴史に登場する主要人物とその年令考
一四 付録
第三部 史料集