近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編

近江佐和山城・彦根城 城郭談話会編
出版社:サンライズ出版
発行日:2007年8月初版
ページ数:259P+附図3枚
編集代表:中井均
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「ご存知のように佐和山城は石田三成の居城として著名ですが、その構造や残存する遺構についてはほとんど知られることはありませんでした。一方、関ヶ原合戦後に近江に入部した井伊家は佐和山城を廃して新たに彦根城を築城し、その本拠を移動します。このように両城の存在は、地域のなかで織豊期から江戸時代への城郭の変遷が捉えられる好事例でもあり、今回両城の分析を試みた次第です。」
早くから刊行予定になりながらようやく刊行されたという気持ちです。城郭談話会の編集物としては7冊目になりますが、自費出版ではなく、初の出版社経由ではないでしょうか。編集方針は従来と変わらず、一冊としてのまとまりよりも、個々の論文の主張を楽しむというスタンスです。写真は本誌ですが、これに付図と箱が付きます。
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[目次]
佐和山城の歴史と構造
佐和山城と封建領主堀尾毛介(吉晴)
佐和山城に遺るもの
彦根城の縄張り
佐和山城・彦根城の石垣
彦根城の登り石垣について
国宝彦根城天守前身建物復元CG解説
彦根城跡本丸御広間の建物遺構について
彦根城の失われた諸櫓の建築規模
彦根城の再検討
彦根城修補許可の老中奉書について
御城内御絵図
明治維新以降の彦根城関連略年表
写真図版
付図1 佐和山城跡概要図
付図2 彦根城跡概要図
付図3 御城内御絵図