定本武田信玄

定本武田信玄
出版社:新人物往来社
発行日:1977年1月初版
ページ数:382P
著者:磯貝正義
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「たまたま昭和40年に当時の人物往来社が、『戦国史料叢書』として『甲陽軍鑑』の復刻を企画し、服部治則教授と筆者とがその校注の仕事に当ることになったのが、筆者が信玄伝に取り組む契機となった。引続き同社の「日本の武将」シリーズの一冊として、『武田信玄』の執筆を依頼されるに至って筆者の信玄研究は本格化した。その後同シリーズは中途で挫折し、社の方も新人物往来社として再出発するなどの事情もあって、筆者もまた筆を中途で捨ててしまった。ところが同社の内川氏から、折角書き始めたものなら完成したらどうかとのすすめがあり、再度筆を執って書き上げたのが、昭和45年4月に同社から出版された前著『武田信玄』である。前著は信玄の戦歴が中心であり、民政家としての業績や武田氏の権力構造等に言及する余裕は余りなく、信玄の伝記としては不充分なものであった。このごろ前著の再刊を希望する声があるので、この際不足分を書き足し、全面的に書き直して面目を一新した形で再刊してみようという気になった。しかしいざ仕事を始めてみると、勤務の関係で新しい書き足しをする時間的余裕がなく、また自分なりに心血を注いで書いたものをわずか数年後の今日、全面的書き直しなどできるものでないことも分った。そこでこのたびは不本意ながら大小約百個所の訂補を行なっただけで刊行するのやむなきに至った。”定本”などと銘うつ気など全くなく、むしろ”稿本”とでもいいたいところであるが、出版社の事情もあるので了承することにした。」
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する


[目次]
甲斐と武田一族
南北朝・室町時代の武田氏
武田信虎
信濃経略
川中島の合戦
関東進撃
駿河侵攻
都への道
人は城、人は石垣 -結びにかえて-