歴史のなかの鉄炮伝来 種子島から戊辰戦争まで

歴史のなかの鉄炮伝来 種子島から戊辰戦争まで 歴史のなかの鉄炮伝来 種子島から戊辰戦争まで
共同発行:歴史民俗博物館振興会、香川県歴史博物館、和歌山市立博物館、長浜市長浜城歴史博物館
発行日:2006年10月初版、2007年3月第二版
ページ数:199P
編集:国立歴史民俗博物館
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「国立歴史民俗博物館は、開館以来数十年をかけて、鉄砲に関する資・史料の蒐集に努めてまいりました。定評のある吉岡新一・安齋實・別荘吉の三大鉄砲コレクションのほか、関連資料を蒐集して、現在では、質量ともに日本最大の規模を誇っています。暦博では、はやくからこれらコレクションの調査・研究を続けてきましたが、その研究成果の展示公開を目指して、平成16年度に諸分野の研究者にご参加いただき、プロジェクトチームを発足させました。そこでは、1543年の鉄炮伝来から1868年の戊辰戦争に至る約三世紀の間、外来文化の鉄砲が、わが国の政治・社会・軍事・技術など多方面に影響をあたえながら定着し、さらに独自の発達を遂げた経緯、すならち鉄砲の歴史のなかで体系的に位置づけることができました。」
香川県歴史博物館の平成19年度春季展、和歌山市立博物館の平成19年度夏季展、長浜市長浜城歴史博物館の平成19年度秋季展と公開されてきた特別展の図録です。本書は長浜城歴史博物館で購入しました。
長浜市長浜城歴史博物館ホームページ


[目次]
第一部 鉄炮の受容と定着
鉄炮の伝来
鉄炮の伝播と軍用化
大型砲の出現
コラム
第二部 鉄砲技術の発達と鉄炮火事
鉄炮の基礎知識
鉄砲製作の技術
鉄炮鍛治の組織
独自技術の開発
科学の目で見た鉄炮
コラム
第三部 幕末の動乱と軍事技術の革新
海防の強化と西洋炮術の導入
ペリー来航の衝撃と軍制改革
高まる外圧と改革の進撃
氾濫する欧米の諸銃と戊辰戦争
コラム