加賀・能登 歴史の窓 加能史料編纂二十周年記念出版

加賀・能登 歴史の窓 加能史料編纂二十周年記念出版
発行:石川県史書刊行会
発行日:1999年11月初版
ページ数:329P
編者:加能史料編纂委員会
定価:3,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、『加能史料』編さん二十周年を記念し、その会報・本編解説および若干の新稿を単行本に編集したものです。これまでに会報は十一号を数え、論考は合計三十二編にのぼります。その内容は、政治・交通・人物・宗教など多岐にわたっており、それぞれの論考が、専門家ならではの視点で書かれた学術的価値の高い、味わいのある一編となっています。」
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[目次]
はじめに
Ⅰ 政治と民衆
 律令制下加能二国の特殊性
 加賀・能登国主小考
 古代北陸の民衆生活
 平安末期の加賀と能登
 加賀・能登両国と女院
Ⅱ 交通と交流
 渤海使と北陸
 古代北陸道の交通・雑感
 能登の鎌倉時代板碑を読む
 能登国富来院地頭町と鎌倉
Ⅲ 加賀・能登と人物
 三条公房と橘知茂 -「五代帝王物語」考-
 瑩山紹瑾の花押覚書
 大智研究の新たな課題
 加賀に没した吉峯僧正
 「建内記」にみえる能登守護畠山義忠
Ⅳ 政治と内乱
 治承寿永の内乱と北陸
 建武政権と能登国
 日明の政治的連環 -一三七六~八六年-
 能登の吉美時代を考える
Ⅴ 宗教と芸能
 平安時代(中世)の白山信仰とその実態
 中世期北陸の芸能 -猿楽座を中心に-
 「中世加賀の律宗」ノート
 坊号と遁世について -加賀在住本願寺一門の場合-
Ⅵ 遺跡と遺物
 能美古墳群と油谷古窯祉
 福永遺跡と浄水寺遺跡出土の仏具
 消されていた古墳群
 金沢市三小牛町の「山寺」三千寺跡について
 加賀・能登国分寺研究の課題
Ⅶ 史料を考える
 半井家本「医心方」とその紙背文書について
 史料を蒐めること -鎌倉時代雑考-
 蓮如上人成敗の御書 -発給の年次と動機について-
 曹洞宗入寺語録のことども -入寺史料と加能地方-
 加賀国井家荘の領家職相論について
 戦国期の近衛家領加賀国安江保について
Ⅷ 舘残翁と加賀史料
 舘残翁と加能史料
 舘残翁の略歴
 祖父舘残翁のことども
Ⅸ 時代を読む
 奈良・平安初期の加賀と能登
あとがき