日本海地域史研究 第8輯

日本海地域史研究 第8輯
発行元:文献出版
発行日:1988年10月初版
ページ数:328P
編者:日本海地域史研究会 村上直
定価:4,500円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
日本海地域史をテーマとする若い研究者の投稿の広場として、学界に寄与することを目的とした書籍の第8冊目。本書には、寛政11年の金沢直下型地震に関する論考が載せられており、金沢城とその城下における被害状況の分析がなされている。歴史における天災は、とかく火災に目がいくものが多いが、地震による被害もかなりのものである。
「歴史地震による被害と活断層 -寛政十一年金沢地震を中心に-」のコピーを所有している。


[目次]
国指定史跡「じょうべのま遺跡」と寺領荘園
歴史地震による被害と活断層 -寛政十一年金沢地震を中心に-
長家領鹿島半郡における小農生産の展開
旧富山藩家老近藤家文書について
文政十一年越前勝山一揆について
幕末期越後豪農層の北蝦夷地(樺太)漁場開拓
倒幕期庄内藩の幕領地拝領と村々の対応