加賀・能登の伝説 日本の伝説12

加賀・能登の伝説 日本の伝説12
出版社:角川書店
発行日:1976年11月初版
ページ数:262P
著者:小倉学、藤島秀隆、辺見じゅん
定価:980円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「百万石の城下町金沢を花芯に南にはそそりたつ聖なる白山の峰々、北には長く日本海に延びる半島の能登を擁するこの地は、往古から月光のような清冽な文化を輝かせ、深雪とともに悲愁の伝承を数多くひそめてきた。」
伝説・伝承のたぐいは昔話として、時には史実を、時には規律などを教えるものとして伝えられてきた。中には城に関するものも多く、石川県にもその類は伝わっているようだ。新聞に時々掲載されることから興味を持ち、地元の伝説に関する本書を手に入れた。非常に読み易いが、この手の本が最近少なくなったことが残念である。
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[目次]
金沢
 金沢霊沢
 福は内、鬼も内
 天狗さんの寺
 幽霊の飴買い
 カワソの名刺
北加賀と白山麓
 片目の鮒
 歌占の滝
 白山と立山の背くらべ
南加賀
 天狗のカシワ
 甚四郎松
 実盛の兜と安宅の関
 仏御前
 おっしょべ節といで湯太鼓
 ちまき笹
 首洗池
 大聖寺城址
 長者屋敷跡
口能登
 蚊寄せ八幡
 ミズシのねり薬
 腰巻地蔵
 土の食いくらべ
 犬蛇潟
 臥りの行者
奥能登
 穴水の井
 姫崎
 キリコ祭り
 恋路の悲恋
 蝉折の笛
 時国家
 長太ムジナ
 お小夜と能登麦屋節
加賀能登伝説十五選
 お銀小金
 芋堀り藤五郎
 歌占の滝
 錦のひたたれ -実盛-
 仏御前の風
 やすなが淵
 正夢
 久江の道閑
 恋路の悲恋
 引砂の三左衛門
 剣地の刀鍛治
 ごめき浜のおさよ
 長太のムジナ
 望郷 -麦屋節のおさよ異聞-
民謡採集手帖<加賀>
付録 加賀・能登伝説地図