おとこ川おんな川

おとこ川おんな川
出版社:時鐘舎
発行日:2006年3月初版
ページ数:314P
編者:北國新聞社編集局
定価:1,905円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「見慣れた風景であっても、そこに一つのキーワードを当てはめるだけで、その風景が新鮮に見えることがある。本紙(北國新聞)が2005年1月から10月まで連載した『おとこ川おんな川』は、金沢を流れる犀川、浅野川が男女に例えて呼ばれていることに着目し、その言葉を手掛かりに金沢を見つめ直した企画である。都市を代表する川が2本あり、しかも男女に対比されて親しまれている川は全国でも例がない。つまり、金沢だけが持つ個性である。その言葉の背景を探っていけば、今まで見過ごされていた『金沢らしさ』が浮かんでこないだろうか。」
地元新聞の連載記事であるが、金沢検定のヒントになる話も多く載っている。また検定とは関係なしに、現在の金沢という街を知るきっかけになるであろう。
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金沢城下町 社寺信仰と都市のにぎわい

金沢城下町 社寺信仰と都市のにぎわい
出版社:北國新聞社
発行日:2004年6月初版
ページ数:278P
監修:藤島秀隆、根岸茂夫
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近年、金沢城下町とそれを取り巻く周辺地域を対象とする研究および学習活動は顕著であり、現今『金沢学』として呼称されて定着しております。国学院大学創立百二十周年記念フォーラム『金沢城下町と社寺信仰』と題した文化講演会は、歴史・民俗・社会・文化等の各方面から考察された『金沢学』の最たるものあったと評価しても、決して過言ではありません。取り分け社寺信仰が篤いこの土地柄では、興味津々たる課題として受け止められております。」
フォーラムをまとめたものですが、豊富な写真が添えられていて興味深く読み進めることができます。「Ⅲわが社を語る」はそれぞれの社寺が特徴を語っており、金沢検定に役立ちます。
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わがふるさと 今・むかし -田上校下の歴史-

わがふるさと 今・むかし -田上校下の歴史-
編集・発行:金沢市田上公民館
発行日:1992年11月初版
ページ数:104P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「本誌は、平成元年度金沢市田上公民館主催の金沢市制百周年記念事業『田上の歴史を探る会』を契機に、平成二年度『若松本泉寺の史跡を訪ねて』平成三年度ゆうゆうゼミナール『郷土史を通してみる我がふるさと』など、一通の田上校下の歴史を探究してみようという校下の皆様の盛り上がりを実感致し、更に文中、度々出て参りますが、金沢大学の移転に伴うこの地域の変貌を予想した時、今こそ校下全般にわたる史料を出すべきと思い作成したものであります。」
石川県金沢市田上校下(校区)のふるさと学習用教材として作成されたものですが、古代より田上の駅や一向衆の拠点本泉寺など重要な地であったところの歴史をわかりやすくまとめている。

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金沢市歴史のまちしるべ案内 金沢市文化財紀要38

金沢市歴史のまちしるべ案内 金沢市文化財紀要38
発行:金沢市教育委員会
発行日:1983年3月初版
ページ数:102P
編者:金沢市教育委員会文化課
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢市では、旧町名等とその歴史的由来を市民共有の貴重な財産として後世に継承するため、特に由来が顕著で市民に親しまれているものを選び、わたしたちの町々に標柱設置により標示する『金沢市歴史のまちしるべ標示事業』を市制九十周年記念事業の一つとして昭和五十四年度から継続実施してきました。この案内書では五十七年度までに設置した九十五箇所九十四基をご紹介します。」
石川県金沢市内の標柱について、名の由来と位置を紹介している。この本を携帯しながら標柱めぐりをすることは予想以上に金沢検定の勉強になるかもしれない、と思う。

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金沢まちなみそぞろ歩き 城下町風情を訪ねて

金沢まちなみそぞろ歩き 城下町風情を訪ねて
発行:金沢市
編集:金沢市文化再発見編集委員会
発行日:2001年3月初版
ページ数:70P
著者:増田達男
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢に限らず街を知ろうとするならば、最も分かりやすい方法は、実際に自分の足で歩いてみることだろう。そのつもりで本書も構成されている。」
どういう経緯で配布されていたものか分からないが、観光客が街を歩くポイントをまとめたガイドブックとして金沢市が作成・配布したものであろう。フルカラーで見やすく、縦長のサイズが持ち歩くにちょうど良い。

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新頑張りまっし金沢ことば

新頑張りまっし金沢ことば
出版社:北國新聞社
発行日:2005年11月初版
ページ数:288P
監修:加藤和夫
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「ちごがけ、ほやほや、だら…。ちょっと不思議で味わい豊かな金沢の方言を集めた本。言語学的な視点のみならず、社会的、風土的な背景も探りながら記録した。平成7年刊「頑張りまっし金沢ことば」の新版。」
ことばは時代とともに移り変わるというが、何気なく使っていることばが方言だったんだという認識とともに、このことばはもう聞かないなというものもあり、地元なら楽しみながら読むことができます。地元出身者であって大学時代を関西で過ごした私は、入学当時金沢弁の滑稽さを随分と笑われたものでした。語源を解説されて納得するところや普段の会話を思い出しながら思わず笑ってしまうところなど、口癖が意外と新しい方言だったと気づかされたり、面白い本です。
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別冊アクタス 金沢検定直前ドリル

別冊アクタス 金沢検定直前ドリル
出版社:北國新聞社
発行日:2007年10月初版
ページ数:71P
定価:952円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、月刊北國アクタスの「金沢検定おもしろ合格塾」(2006年2月号~11月号)と「金沢検定おもしろ探訪」(2007年1月号~10月号)を再構成したものです。実際出るか出ないかは微妙ですが、試験直前の総まとめにいかがでしょう。

利家とまつに学ぶ 北國新聞文化センター特別講座「続金沢学」

利家とまつに学ぶ 北國新聞文化センター特別講座「続金沢学」
出版社:北國新聞社
発行日:2001年11月初版
ページ数:330P
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2001年1月から11月まで北国新聞文化センターが開講した特別講座を基に、その後の新事実も追加して編集。石川県内の歴史研究、郷土史学の最前線に立つ講師が、二人三脚で加賀百万石を築いた夫婦に迫る。
2001年のNHK大河「利家とまつ」で盛り上がる機運のなか、行なわれた文化講座の講義をまとめたもの。よって、文章は講師が話しているそのままにまとめられているので読み易い。講師も利家研究の第一人者が揃っているので、前田利家の副読本としておすすめである。
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近代日本の地方都市 金沢/城下町から近代都市へ

近代日本の地方都市 金沢/城下町から近代都市へ
出版社:日本経済評論社
発行日:2006年5月初版
ページ数:320P
編者:橋本哲哉
定価:4,500円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
北陸の中核都市 金沢の形成と発展を、政治・行政・経済・社会・軍事・教育・宗教などさまざまな角度から総合的に検討し、近代都市像の再構成を試みる。
本書は、「金沢市史」通史編三近現代と同時に編集がすすめられたものであり、執筆者も大部分が重なる。金沢市史は頁数の関係で編年体とされ、本書と一体として評価してほしいと編者は述べている。
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2007金沢検定ドリル300問

2007金沢検定ドリル300問
出版社:自鐘舎
発行日:2007年1月初版
ページ数:255P
協力:金沢経済同友会
定価:1,143円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
金沢検定に焦点を当てた問題集第2弾。第3回試験に向けて初めて実施された上級試験を含めた第2回検定試験の問題と解答を掲載し、300問ドリルも一新している。第1回検定試験問題は掲載されていないので昨年発売された「金沢検定ドリル300問」を合わせて購入することをおすすめする。
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