彦根城の修築とその歴史

彦根城の修築とその歴史
発行:彦根市教育委員会
発行日:1995年7月
ページ数:24P
編集:彦根城博物館
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「彦根城は昭和三十二年から三十五年にかけて実施された国宝彦根城の天守・附櫓および多聞櫓の修理から三十三年を経て、現在、平成八年末の完成をめざして再度大改修工事が進められている。この展示を通じて江戸時代の彦根城の存在がどのような意味をもっていたか。また、頻繁に行われた修築は、彦根藩のみならず幕府と彦根藩との関係においてどのような意味をもっていたのかを考えたい。」
本書は平成七年七月二十三日から八月二十二日までの期間、彦根城博物館が開催するテーマ展の展示図録である。

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かわら -瓦からみた大津史-

かわら -瓦からみた大津史-
編集・発行:大津市歴史博物館
発行日:2008年10月11日
ページ数:128P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、平成20年10月11日から11月24日まで、大津市歴史博物館で開催する企画展の解説書として出版した。本書には、すべての展示資料は掲載していない。また参考図版として、展示以外の資料についても掲載している。」
この展示を見るまでは鬼瓦にこんなにバリエーションがあるとは知りませんでした。大津市歴史博物館で購入してください。
大津市歴史博物館 図録ホームページ

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大津市歴史博物館 研究紀要15

大津市歴史博物館 研究紀要15
編集・発行:大津市歴史博物館
発行日:2008年7月15日
ページ数:85P
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大津城は慶長五年(1600)の関ヶ原合戦で東軍に勝利をもたらせる重要な役割を演じることになる。天下分け目の戦いを前にして、東軍についた大津城の城主京極高次が、関ヶ原方面に向かう西軍の進軍を籠城戦によって阻止したのである。本稿では、いまだ謎の多い大津城の縄張や構造を、当時の資料によって明らかにするとともに、大津城籠城の経緯を見るなかで、改めてこの城の果たした役割について述べようとするものである。」
中では、やはり先に引用している「大津城と大津籠城戦」の論考が面白いです。同館の研究紀要で城郭関係が扱われるのは初めてです。他には、資料紹介の古瓦譜が意外に興味深かったですね。大津市歴史博物館で購入できますよ。
大津市歴史博物館 紀要ホームページ

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坂本城跡発掘調査報告書 大津市埋蔵文化財調査報告書43

坂本城跡発掘調査報告書 大津市埋蔵文化財調査報告書43
編集・発行:大津市教育委員会
発行日:2008年3月3日
ページ数:61P+図版69P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国時代の大津は、当時の武将が天下を統一させんがために駆けめぐった地であります。そのことから市内各所には、その軍事拠点となるような城郭が築かれるようになりました。坂本地区では、元亀2年(1571)に織田信長により比叡山を紅蓮の炎に包み込んだ山門(延暦寺)焼討ちが行われました。それを契機に坂本浜(下阪本地区)には、信長の命によって明智光秀が城郭を築きました。この坂本城は、中世から近世への過度期に築かれた平城として注目されていましたが、その所在や構造は不詳のままでした。今回、この推定値付近で偶然にも宅地造成工事が行われることになり、事前の発掘調査を実施しました。調査の結果、城主またはその一族のものと思われる屋敷やそれに伴う石組の井戸や溝、区画の石列などが検出され、本丸の一部ではないかと想定されました。」
本書は昭和54年度に発掘調査を実施し、平成19年度に整理作業を実施した成果物であり、関係する昭和55・57年度の調査成果の一部も報告されている。どうりで図版の写真が先日訪れた坂本城周辺とは異なっていると思いました。随分整理に時間がかかったものだと思いますが、それだけ大津市には多くの遺跡があるということでしょう。坂本城の貴重な調査結果や当時の写真を見ることができますので、興味ある方は売り切れる前に大津市歴史博物館で購入してください。
大津市歴史博物館 文化財・報告書ホームページ

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仙洞御所

仙洞御所
編集・発行:伝統文化保存協会
発行日:1994年10月
ページ数:36P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「京都御所の東南、松の緑の中にある仙洞御所は桂離宮や修学院離宮とともに17世紀に築かれた宮廷の庭園のなかで細かい技巧を用いない、いかにもおおらかでスケールの雄大な廻遊式庭園として高く評価される。本書は豊富な写真を収録し正確な解明を加え参観者のためよき指針となる怪著として推奨できる。」

平成7年度秋季特別展 観音寺城と佐々木六角

平成7年度秋季特別展 観音寺城と佐々木六角
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:1995年10月14日
ページ数:93P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1995年の秋季特別展を収録した解説図録。観音寺城と六角氏をテーマにしたもので、この特別展以来同館では同様のテーマでの特別展は開催されていない。非常に貴重な図録でありますが、本書はすでに売り切れとなっており、今回ようやく入手することができました。
安土城考古博物館ホームページ

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京都・近江 戦国時代をゆく

京都・近江 戦国時代をゆく
出版社:淡交社
発行日:2008年3月初版
ページ数:167P
著者:津田三郎
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長に始まり、明智光秀、豊臣秀吉を経て徳川家康に至る戦国時代にスポットを当て、京都・近江を舞台に繰り広げられた合戦や事件などの出来事を時系列に配列して紹介。舞台の現状の写真、地図、アクセスも掲載。」
口絵はカラーだがほとんどはモノクロページです。歴史的経緯を追いながら周辺の遺跡を紹介している。
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安土城再見 -天守閣の復原考証-

安土城再見 -天守閣の復原考証-
出版社:西田書店
発行日:1991年2月初版
ページ数:218P
著者:兵頭与一郎
定価:2,300円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昭和49年12月15日付の新聞各紙に内藤昌氏の安土城天守復元図が公表された。『国華』に発表された内藤氏の『安土城の研究』の論文と図面を見たとき、”これはおかしい”と直感した。史料的素性の怪しい『天守指図』に基づいて作られたこの復元案を細かくチェックしてゆくと、基本的な構成に無理があり、いい加減な推測と独断的措定によってでっち上げられたもので、『信長公記』や南蛮史料のデータを充足することができず、矛盾と疑問だらけで、どうにも納得できぬものであった。」
著者は当時、日本城郭文化研究協会常務理事、「素人が専門家の論文に対して」と謙遜しているが、かなりの意欲作です。残念ながら絶版になっていて入手は非常に困難ですが、時々古書として出回ることがあるので地道に捜してみてください。
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近世の城と城下町 -膳所・彦根・江戸・金沢-

近世の城と城下町 -膳所・彦根・江戸・金沢-
出版社:サンライズ出版
発行日:2008年3月初版
ページ数:217P
編集:滋賀県文化財保護協会
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関ヶ原の合戦で天下を掌握した徳川家康は、江戸幕府を開き、重要地に譜代大名を配置して城を築き、城下町の整備を行いました。近江では、井伊氏の彦根城と戸田氏の膳所城がそれにあたります。これらの城と城下町は、幕府支配の要地として江戸時代を通じて幾度かの改修を行い維持されてきましたが、明治維新によって二つの城は対照的な結末を迎えることになります。」
昨年8月12日に安土城考古博物館で開催されたシンポジウム「城と城下町 -彦根藩と膳所藩を中心に-」と、関連する博物館講座2講座をまとめた記録集です。最新の発掘調査を分かりやすく解説されています。講演集ですのでよみやすいものとなっています。
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