近世の城と城下町 -膳所・彦根・江戸・金沢-

近世の城と城下町 -膳所・彦根・江戸・金沢-
出版社:サンライズ出版
発行日:2008年3月初版
ページ数:217P
編集:滋賀県文化財保護協会
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関ヶ原の合戦で天下を掌握した徳川家康は、江戸幕府を開き、重要地に譜代大名を配置して城を築き、城下町の整備を行いました。近江では、井伊氏の彦根城と戸田氏の膳所城がそれにあたります。これらの城と城下町は、幕府支配の要地として江戸時代を通じて幾度かの改修を行い維持されてきましたが、明治維新によって二つの城は対照的な結末を迎えることになります。」
昨年8月12日に安土城考古博物館で開催されたシンポジウム「城と城下町 -彦根藩と膳所藩を中心に-」と、関連する博物館講座2講座をまとめた記録集です。最新の発掘調査を分かりやすく解説されています。講演集ですのでよみやすいものとなっています。
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[目次]
第一部 シンポジウム 城と城下町 -彦根藩と膳所藩を中心に-
一 天下統一と彦根・膳所築城
二 彦根城と城下町の調査
三 膳所城下町を掘る
四 パネルディスカッション
第二部 江戸城・金沢城とその城下町
一 発掘された江戸城と城下町
二 よみがえる金沢城と城下町