福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集

福井城跡 水環境整備事業(光明寺用水地区)に伴う調査 福井県埋蔵文化財調査報告第50集
編集・発行:福井県教育庁埋蔵文化財調査センター
発行日:2001年3月初版
ページ数:44P+図版23
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
光明寺用水(現在は芝原用水と呼ばれている)の老朽化に伴う改修工事の過程で行なわれた調査報告書。調査の過程で発見された石垣や出土物に関してまとめている。光明寺用水は福井城本郭の北側に位置する。

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高尾城跡分布調査報告書 金沢市文化財紀要83

高尾城跡分布調査報告書 金沢市文化財紀要83
編集・発行:金沢市教育委員会
発行日:1990年3月初版
ページ数:59P+付図11枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢市の南西高尾町の背後に位置する高尾山は、今からさかのぼること五百年前『百姓の持ちたる国』の端緒となった長享の一揆の舞台として歴史に登場します。金沢市教育委員会では、これまで、昭和46年度に中世、近世の城郭、館、寺社跡の資料を収集し、その資料を基に昭和58年度から金沢市内の城郭調査を実施してきました。昭和58年度の調査までは、高尾城跡が『城山地区』そのものに存在したと考えられてきましたが、当調査で高尾山一帯の広範囲にわたり遺構が確認されたことから、一大城塞を形成していたことが判明しました。」
高尾城跡に関する分布調査報告書。特に発掘調査はされていないようだが、これ以後調査はされていないため、高尾城の城域はこの報告書がもっとも参考になる。

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能見城跡 送電線鉄塔建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書

能見城跡 送電線鉄塔建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書
編集・発行:韮崎市教育委員会、韮崎市遺跡調査会
発行日:1998年6月初版
ページ数:40P+写真図版6P+城跡地図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、山梨県韮崎市穴山町字能見城3808番地ほかに所在した能見城跡の発掘調査報告書です。精巧な測量図や写真が豊富に載っています。発掘報告書にしては珍しい論文もあり、平山優氏が書いています。能見城は新府城の外郭とされているので、武田勝頼や新府城を研究するときは参考になるでしょう。
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朝日山城跡 氷見市埋蔵文化財調査報告第26冊

朝日山城跡 七軒町地区急傾斜地崩壊防止工事に先立つ発掘調査 氷見市埋蔵文化財調査報告第26冊
編集・発行:氷見市教育委員会
発行日:1998年3月初版
ページ数:13P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
本書は、富山県氷見市幸町に所在する朝日山城跡の試堀調査と本調査の報告書です。遺物、平面図、写真が豊富に載っています。

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関城地方の中世城郭跡

関城地方の中世城郭跡
発行:関城町
発行日:1989年3月初版
ページ数:114P
編集:関城町教育委員会
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関城町では、これまでに町史編さん事業の一環として史料編・通史編あわせて10冊を刊行してきたが、中世史の分野でも、『関城町史』史料編Ⅲ・中世関係史料を刊行、さらにそれを踏まえた関城地方の中世の歴史が『関城町史』通史編・上巻の中で叙述されている。しかし、史料編Ⅲでは文書・記録を中心に石塔・石仏を扱ったのみで、この地方に残る中世の遺跡を取り扱うまでにいたっておらず、また、通史編では遺跡・遺物を若干取り上げたものの、書物の性格上、十分な検討を行うことができなかった。本書はこうした欠を補うべく、関城地方に現存またはかつて存在した城郭遺構(城跡)に注目し、遺構の現状や性格について検討しようとするものである。」
関城町(現在の筑西市)の城館跡の調査報告書で、関城町史の別巻扱いとなっている。郵送もしてもらえるが、現金書留・着払いなので予想以上の出費になります。
筑西市有償刊行物一覧ホームページ

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福井市史 資料編別巻 絵図・地図

福井市史 資料編別巻 絵図・地図
発行・編集:福井市
発行日:1889年3月初版
ページ数:268P+付録2枚
定価:8,250円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「複製技術や印刷文化が格段の進歩をとげた今日においても、ときには畳数枚分もの大きさに及んで写真撮影はもちろんのこと、全体を見ることすら容易でない絵図資料は、文書資料の活字化の場合とは異なる多くの複製上の困難をはらんでいる。事実、史料探訪の折に興味深い絵図(そのほとんどは彩色されている)にめぐりあっても、それらが資料として利用されうるような形で複写・撮影されるのは、まれな例に属するというのが現状である。現在各地で盛んに刊行されている歴史資料集のなかにも絵図資料を集めて一巻を編むといった例がきわめて少ないのは、この間の事業を反映したものであろう。こうしたなかで本書は、私たちの住む福井市域の歴史にかかわる絵図・地図資料を集め、まとめてみようとする一つの試みであり、数多くの人たちの種々の協力に支えられて成ったものである。もとより資料は現物を見るにしくはない。しかしこうした試みがなければ、貴重な絵図資料はいつまでも小さな限られた世界にとどまり続けるであろう。」
市史に絵図編を置くのは最近では珍しくなくなったが、それでも数は限られる。そんな中で先鞭を付けた一冊が本書であるが、初期の印刷技術はまだまだ拙く大きな絵図は文字を読み取れるほどの鮮明さはない。撮り直して再販していただけるとうれしいのだが、まだすべて市史が完結していない今は無理な話か。絵図と解説がセットになっているのでゆっくりと眺めてみたい一冊である。
福井市 福井市史刊行一覧ホームページ

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新修七尾市史 7 七尾城編

新修七尾市史 7 七尾城編 新修七尾市史 7 七尾城編
発行元:七尾市
発行日:2006年3月初版(限定1000部)
ページ数:385P+240P
編者:七尾市史編さん専門委員会
定価:6,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本書の内容は、文献史料編と考古資料編に大別される。前者は、既刊の『古代・中世資料編』の続編でもあり、永正元年(1504)から天正十年(1582)7月の石動山・荒山合戦までの史料を、編年体で収録したもので、七尾市史中世資料編のうちの『戦国編』ともいうべきものである。そこには堅固な山岳城(七尾城)を構成し、戦国大名として領国支配を展開する一方、黄昏の室町幕府を支え、能登に地方武士文化を高揚させた、幕府管領畠山氏の庶流『能登畠山氏』の、戦国期における関係史料を網羅した。収録された史料はいささか難解ではあるが、それらを丹念に読み解くことによって、政治・経済・文化の書く分野にわたり京都と深く係わりながら、日本の戦国社会のなかで光彩を放ち続けた大名能登畠山氏と、その拠点であるのと七尾の重要な歴史的位置が浮かび上がってこよう。後者の考古資料編は、昭和四十八年以降続けられてきた、七尾城跡遺跡遺構の測量・発掘調査と、平成三年の市内古屋敷町のシッケ地区遺跡の発掘に始まる、七尾城下町遺跡群の遺構・遺物に関する発掘成果を、豊富な図版などを付して集成したものである。あわせて七尾城についての江戸時代の地誌類や、史跡としての七尾城跡保存の歩みをたどる近現代の関係資料も収録した。七尾城跡が、全国でも屈指の規模と構造を誇る戦国城郭であることは、夙に知られていたが、新たに七尾城下の発掘によって、整然とした町並みの一部が検出され、本格的な戦国城下町の存在が予測できたことは、注目される。」
市史や市史別冊に城館編を設ける自治体は全国でも増えてきたが、一城(七尾城)のみで一冊にしてしまった市史は類がないであろう。現時点はまさに七尾城の最高の資料集といえるであろう。
七尾市 七尾市史編さん室ホームページ

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新編高崎市史 資料編3 中世Ⅰ

新編高崎市史 資料編3 中世Ⅰ
発行元:高崎市
発行日:1996年3月初版
ページ数:628P+付図4枚
編者:高崎市史編さん委員会
定価:4,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本巻は中世という時代に、高崎の地で造られ残されてきた、和田城・倉賀野城等の城館址、遺構・遺物等の考古資料、更には、阿久津町玄頂寺の五輪塔・浜川町来迎寺の宝篋印塔・山名町光台寺の石仏等の金石文資料、その他中世に関係する数多くの資料を一冊にまとめたものです。このような、中世考古資料の刊行は、中世資料の世界を豊かにするものとして、全国的にも例が少なく画期的な試みであります。」
先に中世Ⅱ(文書・記録)が発刊されているので、高崎の中世を調査するときは合わせて購入したほうがよいであろう。文字が多少小さいような気がするが、資料編であるから内容が充実させてページ数を減らすという方針があったのであろうから問題ないであろう。私は城館址編を目的にこの巻のみ購入したが、付図は国土庁の1/10000地図上に城館址の位置が書いてあるので重宝する。
高崎市 有償刊行物ホームページ

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高崎城絵図 -「櫻井一雄家文書」を中心に- 高崎市史資料集1

高崎城絵図 -「櫻井一雄家文書」を中心に- 高崎市史資料集1
発行元:高崎市
発行日:2006年3月初版、2006年10月2版
ページ数:129P
編者:高崎市総務部庶務課市史資料担当
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「高崎市が『櫻井一雄家文書』の寄贈を受けて7年の年月が経過しました。市指定重要文化財に指定されたこの貴重な資料を市民の皆様に公開することは、寄贈してくださった櫻井氏へのご好意に報いる最善の方法ではありましたが、市史編さん室としては『新編高崎市史』の刊行業務に追われ、公開が叶いませんでした。編さん事業終了後各方面のご理解を得て、組織を引き継いだ庶務課市史資料担当の最初の刊行物として、この度高崎市史資料集1『高崎城絵図』を発刊することができました。」
高崎城について寄贈された資料を掲載する。一城について詳細な絵図と解説を掲載した資料集は貴重であろう。絵図の印刷状態も良く、絵図上の文字もほとんどが解読できるほど鮮明である。初版1000部があっという間に売り切れたため、半年を経てようやく再販されました。
高崎市 有償刊行物ホームページ

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菱形城址 小諸市埋蔵文化財発掘調査報告書第2集

菱形城址 小諸市埋蔵文化財発掘調査報告書第2集
発行日:1980年3月初版
ページ数:26P+図版11P
編集:菱形城址発掘調査団
発行:小諸市教育委員会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、昭和54年に発掘調査された長野県小諸市大字菱平字中屋根に所在する菱形城址の調査報告書である。道路建設に伴う緊急調査で対象が掘址に限定されていたようで城址の全体像は浮き彫りとなっていない。小諸市の発掘調査書は小諸市立郷土博物館できる。
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