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発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2008年3月初版
ページ数:253P
定価:880円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、金沢城跡の採石城である『戸室石切丁場』の確認調査報告書である。」
金沢城の石垣石として使用される石を切り出した戸室山の調査報告書です。こういう関係報告書が市販されるのも珍しいですね。
石川県行政情報サービスセンター有償刊行物一覧
投稿者: Tadashi
金沢城史料叢書7 金沢城石垣構築技術史料Ⅰ
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発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2008年3月初版
ページ数:244P
定価:860円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢城跡のもつ歴史的価値の一つは、近世初期から後期にわたり多様な石垣が残っていることである。それだけではなく、石垣構築技術に関する記録・古文書・絵図が、他地域にくらべ、よくまとまって残っているので、さらに、その価値を高めている。基礎的な調査・研究をふまえ、さらに全国的な視野をもって、平成十九年度から、金沢城の石垣構築技術に関する比較研究事業を進めており、本書は、そのうち絵図・文献班が進めてきた調査研究の、中間的な成果報告の一つである。」
金沢城の石垣関連文献に関する研究報告書であり、専門的な内容であるので万人向けとは言えないが、石垣を研究している人には参考になるでしょう。
石川県行政情報サービスセンター有償刊行物一覧
古地図で見る名古屋
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出版社:樹林舎
発行日:2008年10月初版
ページ数:72P+付図12枚
定価:9,500円+税5% 限定2000部
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「徳川幕府の軍事防衛拠点が、名古屋の始まりでした。 武家中心の行政都市でしたたかに生きた町衆は、 コツコツとものづくりの技を磨き続け、 幕末維新の停滞をはねのけて、大工業都市を築きあげました。 そして今、名古屋はエコロジー・ライフを先導する文化都市へ。 その街づくりの変貌の歴史を楽しく学べる、待望の古地図集が ついに発刊です! 11枚の絵図・古地図(江戸時代=7図、明治以降=4図)に加え、 今回は名古屋開府400年を記念して、もう1枚、元文3年(1738)に 制作された「名古屋図」を特別付録として収録し、全部で12枚を ご提供いたします。 (完全復刻を旨としますが、原図が巨大なため、収まりきらない ものは縮小しました。絵図・古地図のサイズは、新聞紙見開き大 を基準とし、この倍のサイズもありますので、広げて御覧になる場合は、 あらかじめ場所の確保をお願いいたします) この絵図・古地図集には、『図説 絵図と古地図で見る名古屋の変遷』 という解説書(A4判)が1冊付きます。ここには、収録される12枚の 図版の解説はもとより、そのほか、貴重な絵図がふんだんに掲載され、 復刻絵図・古地図とともに、超一級の歴史資料として永久保存版を目指しました。」
昨年11月に「名古屋開府400年記念」「限定2000部」という宣伝文句に誘われて購入しましたが、すでに出版社にも10冊も残っていないようですね。復刻版とはいえ、大判の古地図が12枚もそろって入手できるのでおすすめの一冊です。といっても、もう残り少ないようですが・・・

両越国境 朝日町の山城 -今 よみがえる歴史の里-
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発行:朝日町中央公民館
発行日:1998年3月
ページ数:69P+付図1枚(朝日町全図)
著者:竹内俊一
定価:非売品
オススメ度:★★★★☆
書評:
「平成8・9年度に『山城探訪教室』を朝日町中央公民館の公民講座として10講座を開きました。毎回の踏査に当たって、講師の竹内俊一氏からは、長年の研究の結果を分かりやすく説明して頂きました。学習生の中の数人は、山城に魅せられて、何回ともなくあの山、この道を訪ねて踏査を試みていたようです。講座を受けている時は、分かったようでも、あやふやな記憶として残る場合があります。振り返る確かなものとして、何らかの形の本を出してほしいとの要望が当公民館に多く寄せられました。そこで、当公民館としまして、朝日町の自然の財産を紹介し、伝承し続けていくことが、当然の使命であると考え、著者の竹内俊一氏に相談しましたところ、快く賛成して頂き刊行の運びとなりました。」
公民館が主導して町の山城を1冊の本にまとめるのは非常に珍しいのではないでしょうか。朝日町ではこの本のもとになった山城を散策する教室が開催されたということですが、まとめられている内容は思いのほか本格的なものとなっています。歴史だけでなく、縄張りや現況の写真など参考になる情報がたくさん載っています。
貴船城古今誌
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編集・発行:木舟城跡保存会
発行日:1992年
ページ数:131P
定価:1,500円(5%税込) (2009/8/30更新)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「木舟城址について:この城は寿永三年(1184年)石黒太郎光弘の築城と伝えられ、その後、上杉氏、前田氏の居城となり、城下町も発達したが天正十三年(1585年)十一月大地震により崩壊した。現在、その殆どが田畑となっており、もっとも高い所で四メートルの小丘、本丸と見られるところは1.5メートルとその姿をとどめているに過ぎない。時あたかも木舟城築城八〇〇年崩壊四〇〇年の奇縁の年であり、これを記念し、石碑を建立して永くその名を留め、文化財としての価値を高め、保護に資するものである。」
「貴船城古今誌」は昭和13年に名古屋市在住の石黒大介(木舟城主の子孫)が書き残したものであり、本書により復刻されたものであるが、写真印刷でありなかなか読めるものではない。しかし、富山県高岡市(旧福岡町)にあったとされる木舟城に関する様々な資料が収録されている。書店で販売されたものではなく、関係者への配布と町へ寄贈するために作成したもののようである。今回は偶然にも入手することができた。書名には「貴船城」とあるため、「木舟城」と入手するまでわからなかったが、木舟城の研究には貴重な資料のひとつと言えよう。
後日、高岡市福岡歴史民俗資料館で販売されているのを見つけました。
広島城天守閣再建五〇周年記念事業 広島城と毛利氏の居城
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発行:広島市市民局文化スポーツ部文化財担当
発行日:2007年11月1日
ページ数:46P
編集:財団法人広島市文化財団 広島城
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「広島城天守閣は、昭和三十三年の天守閣再建・博物館(郷土館)開館以来、五十周年の節目の年を迎えました。その記念の年にあたって、広島城では企画展『広島城と毛利氏の居城』を開催することとしました。この展示では、広島城のみならず、毛利氏の居城として名高い吉田郡山城、萩城を取り上げ、これらの毛利氏の居城の変遷を振り返ってみたいと思います。」
平成20年度企画展の図録。古絵図もA4いっぱいに掲載されており見ていて楽しいです。購入は広島城ミュージアムショップでどうぞ。
続きを読む 広島城天守閣再建五〇周年記念事業 広島城と毛利氏の居城
平成19年度広島城企画展 お城を建てる -匠の技・二の丸復元-
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発行:広島市市民局文化スポーツ部文化財担当
発行日:2007年10月13日
ページ数:31P
編集:財団法人広島市文化財団 広島城
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近世のお城の建物の多くは、明治以降の取り壊しや第二次世界大戦中の空襲により、失われました。戦争が終わると、郷土のシンボルとして、お城の復元が各地で行われますが、昭和の復元は、鉄筋コンクリート造りの天守閣が中心でした。平成に入ると、各地のお城で櫓や門など様々な建築物が復元されるようになり、その工事では、機械などの新しい道具を使ってはいますが、基本的な工法は昔のままで復元されるようになっています。広島城二の丸でも、平成元年~6年にかけて表御門・御門橋・平櫓・多聞櫓・太鼓櫓・西側塀が昔ながらの工法で復元されています。本企画展は、そうした二の丸の復元例を通して、お城の建築技術について紹介するものです。」
平成19年度企画展の図録。現在絶版です。
広島城ホームページ
広島城企画展 城郭研究の最前線
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編集・発行:財団法人広島市文化財団 広島城
発行日:2005年9月24日
ページ数:29P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「城郭は、古墳と並び、確認のしやすい身近な遺跡です。ただし、城郭と一口に言っても、平地に石垣が積まれ、天守閣がそびえるお城もあれば、尾根を利用して、土を削り、盛りあげたりして築かれた山城などさまざまな種類のものがあります。使用された時代も、盛んに城郭が築かれた戦国時代だけでなく、古代や南北朝時代など、多岐にわたります。」
平成17年度企画展の図録。現在絶版です。要害山城跡、高松城跡、牛の皮城跡、大内氏館跡、置塩城跡、赤穂城跡、岩国城、岩井城跡、銀山城跡、広島城跡などが紹介されています。
広島城ホームページ
描かれた城郭 絵巻・絵図に見る城
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編集・発行:財団法人広島市文化財団 広島城
発行日:2004年9月11日
ページ数:29P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「鎌倉時代から戦国時代にかけて、全国で数多く築かれた城郭を中世城郭と呼びます。中性城郭は、時代に応じて変化を繰り返し、多様に発展しましたが、やがて織田信長、豊臣秀吉、徳川家康による天下統一の頃、天守、高い石垣を備えた近世城郭へと変化しました。このような城郭の姿を描いた資料としては、江戸時代に作成された城絵図が知られており、近世城郭の縄張りや城下町を描いたものが今日数多く残されています。一方、中世城郭については、同じ中世に描かれたものは少なく、目にする機会も限られています。そこで、今回は、主に中世に作成された絵画資料の中に見られる城郭を紹介し、同時期の城郭について探ります。」
平成16年度企画展の図録。現在絶版です。金沢柵、郡山城、岩崎城跡、広島城、千早城、興国寺城、長谷山城、甘崎城、原城などを紹介しています。
広島城ホームページ
楢葉城 現状遺構確認調査・発掘調査報告
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発行:楢葉町教育委員会
発行日:1986年3月30日
ページ数:(本誌)67P+図版19P (付図)5枚 箱入り
編集:日本城郭史学会楢葉城調査団
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「わが楢葉町が歴史に現われるのは、平安時代の『和名抄』の楢葉郷の記載がはじまりです。この楢葉郷を拓き農耕地としたのが、楢葉太郎隆祐という武士で、楢葉太郎隆祐は、山田岡の館ノ山に居城を構えたと伝えられています。この館ノ山の楢葉城址は、ふるさとの原点でもある訳です。町では、原始・古代の遺跡調査および町史編纂事業と並行し、昭和五十七年度から城址調査に着手し、四〇〇年から八〇〇年前の中世の時代の解明にあたっています。昭和五十八・五十九年度には、楢葉城の現状遺構確認調査と、これにつづく発掘調査を実施、霧の彼方にあった中世の楢葉の姿が朧げながら見えはじめてきました。」
書評:
楢葉町にある楢葉城に関する発掘調査報告書です。楢葉町歴史資料館で購入できます。
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