本与板城と直江実綱・信綱

本与板城と直江実綱・信綱
発行:長岡市教育委員会
発行日:1992年1月20日初版、2009年2月28日再販
ページ数:33P
編者:小坂覚
定価:500円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本与板城跡は与板城跡の北約2km標高80.7mの丘陵先端部に立地している。北側、南側には大きな沢が入り、東方には信濃川が沖積平野が広がる自然の地形を巧みに利用して築城されている。本与板地域の皆様は本城に対する関心と愛護の念が深く、有志の人々によって、昭和35年4月に本与板城跡保存会が結成された。新潟県文化財保護連盟の補助を受けて、標柱の建設、登山道の整備などの保存に当って来られた。地元の熱心な奉仕活動が認められて、昭和47年10月には町文化財に指定された。」
本書は長岡市教育委員会によって編集された本与板地区の歴史に関する小冊子です。本与板城だけではなく、古文書を掲載して歴史を解説するところは面白い。2009年NHK大河ドラマに合わせて再販されました。兼続お船ミュージアム(与板歴史民俗資料館)で購入することができます。

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名古屋城並尾張藩国防の研究

名古屋城並尾張藩国防の研究
発行:助愛社
発行日:1937年10月
ページ数:48P
著者:陸軍中将 大村有隣
定価:25銭(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「元来本研究は陸軍将校の機関雑誌たる偕公社記事に昭和十一年夏以来連載したものであるが、現下の如き時局重大で、国民挙げて国防に最大の関心を有する時、本冊の如きは必読の読物と信ずるのである。」
戦時体制の中、軍人により書かれた小冊子。名古屋城を例にとり、その防御の思想や設備について書かれている。一般的な歴史とは違った視点で書かれているのが興味深く、当時の現状を差し引いても参考になるのではないだろうか?

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大阪城天守閣復興三十年史

大阪城天守閣復興三十年史
編集・発行:大阪城天守閣復興三十周年記念事業実行委員会
発行日:1961年11月
ページ数:48P+図版46P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「大阪城天守閣は、昭和六年、御大典記念事業として、市民の熱誠こもる醵金で再建された由緒あるモニュメントである。再建以来早や三十年、入場人員はすでに延べ二千万人を越え、戦時戦後の受難時代も今は昔語りになろうとしている。」
モノクロであるが、大阪城天守閣博物館の蔵品を見る事ができ、天守再建から三十年の歴史を知ることができる貴重な書である。

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週刊安土城をつくる 第25号

週刊安土城をつくる 第25号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2009年7月21日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
週刊第25号。今号は、城作事に使用された大工道具と舟肘木ということで、ちょっとマイナーな話題だったが、興味深かった。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト

安土城築城記 ディアゴスティーニ「週刊 安土城をつくる」

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決戦!八王子城 直江兼続の見た名城の最後と北条氏照

決戦!八王子城 直江兼続の見た名城の最後と北条氏照
出版社:揺籃社
発行日:2009年6月
ページ数:88P
著者:前川實
定価:700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「越後上杉氏の名宰相・直江兼続も参陣した天正18年の八王子城合戦の様子を、さまざまな古文書、歴史書、遺構などから類推し、時間軸に沿ったドキュメントで再現。城主・北条氏照と兼続の因縁、八王子城散策案内なども掲載。」
今日はタイムリーにNHK大河ドラマで八王子城攻めが放映された。ドラマではすぐに終わったように放映されていたが、実際の八王子城合戦は北条氏が最後に抵抗した城として壮絶な合戦があった場所である。本書ではその合戦の経過が史料に基づいて分析されている。尚、副題に直江兼続が付いているのは、筆者の意向ではなく、大河ドラマに便乗した編集部の意向らしい。
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戦国バサラ大名 天下を目指した戦国バサラ者50名!!

戦国バサラ大名 天下を目指した戦国バサラ者50名!!
出版社:双葉社
発行日:2009年6月
ページ数:247P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「伊達政宗、織田信長、石田三成をはじめ、天下を目指した戦国バサラ者50名を一挙に大紹介。武将たちのスタイリッシュなイラストや実像に迫るエピソード、バサラが愛した逸品などを収録。」
最近戦国武将をマンガで描いて紹介する本が多い。本書もそういう系統に属するものであるが、歴史への興味が涌いて裾野が広がればいいな、と思う程度の本。楽しみながら戦国武将を学びたい方はどうぞ!地元として期待していた前田利家とまつの絵があまり好きにはなれない・・・
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研究紀要 金沢城研究 第7号

研究紀要 金沢城研究 第7号
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2009年3月初版
ページ数:112P
定価:330円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:金沢城、松山城
書評:
「金沢城調査研究所」の報告書第7号である。昨年開催されたシンポジウムと設立2年目となった研究書の客員研究員による3本の論文が並んでいる。
石川県行政情報サービスセンター有償刊行物一覧

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歴史群像スペシャル No.3 戦国婆娑羅の生きざま傾奇者たち

歴史群像スペシャル No.3 戦国婆娑羅の生きざま傾奇者たち
出版社:学研
発行日:2009年7月6日
ページ数:146P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
最近戦国武将をカッコよく(カッコよく過ぎるけど)描く漫画などから女性にも戦国ブームで盛り上がる傾向があり、「歴女」という造語も飛び交っているが、今号の特集もそれに連動したものであろう。1号、2号がなかなか読み応えがあっただけに今号は少し残念。見開きの「名城検定」クイズは名古屋城です。
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週刊ダイヤモンド 2009年7月11日号 チャート1枚で「脅威の成果」を生み出す全脳思考

週刊ダイヤモンド 2009年7月11日号 チャート1枚で「脅威の成果」を生み出す全脳思考
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2009年7月6日
ページ数:142P
定価:690円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
ダイヤモンド社から発売中の「全脳思考」の特集が今号の目玉である。内容は完全に本とかぶるので、詳細は本を読んだほうがよいと思うが、実際に3名の方の誌上セミナーがあるので、例として参考になる。特集は統計突破力のほうがページ数も割かれているので、もう少し全脳思考の厚みが欲しかった。本を購入させるための導線と考えれば、ちょうどよいかもしれないが。
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石田三成と直江兼続 CG日本史シリーズ20

石田三成と直江兼続 CG日本史シリーズ20
出版社:双葉社
発行日:2009年6月
ページ数:50P
定価:980円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「戦国最高の英知と目された石田三成と直江兼続の密約とは? 三成と羽柴秀吉との出会いから、兼続との親交、2人の盟約が挫折した関ケ原合戦での敗戦までを、CG再現を交えながら解明する。 」
多くのCGで毎号楽しませてくれる本シリーズですが、今号では「三成と兼続」を取り上げています。NHK大河ドラマに合わせた非常にタイムリーな内容ですが、最近少なくなっていた城のCGが今号では多く掲載されています。やはりCGはイメージがしやすく、見ていて楽しいものですね。
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