伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-

伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-
編集・発行:京都市住宅局、伏見城研究会
発行日:1997年3月31日
ページ数:40P+図版24P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「調査地は、京都市伏見区片桐町1番地の京都市営桃陵団地内である。1989年に実施した第Ⅰ次調査に引き続く、桃陵団地立て替えに伴う第Ⅱ次調査である。当該地は周知の遺跡・伏見城跡の南西部にあたる。今回の調査地は、伏見桃山時代には大名屋敷が置かれた城下で、寛永年間には伏見奉行所が清水谷よりこの地に移され、以後明治維新に奉行所が廃止されるまで存続したところである。」

書評:
瓦も出たなかで、伏見城の特徴である金箔瓦も少し出ていたようであるが、その写真がカラーではなく、モノクロであることが少し残念。
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新潟県人物小伝 直江兼続

新潟県人物小伝 直江兼続 新潟県人物小伝 直江兼続
出版社:新潟日報事業社
発行日:2008年4月初版
ページ数:115P
著者:花ヶ前盛明
定価:1,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「上杉景勝を支えた名参謀・直江兼続の活躍と生涯を、写真をまじえ、わかりやすくまとめた一冊。巻末には、直江兼続関係人名や史跡、直江氏系図などの資料を収録。」
本書は地元新聞出版社から発行されたもので、新人物往来社「直江兼続のすべて」の著者執筆部分を基にして大幅に加筆したものです。上杉謙信研究でも著名な著者は、新潟県内の中世史に関してはわかりやすい解説で定評があります。また、著者は越後一の宮「居多神社」の宮司でもあり、今回初めて当神社を訪れた際に購入しました。著者のサイン入りで記念になりました。
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国史跡鮫ヶ尾城跡と信越国境の城館遺跡

国史跡鮫ヶ尾城跡と信越国境の城館遺跡 戦国の城と合戦
編集・発行:妙高市教育委員会 生涯学習課
発行日:2009年3月1日
ページ数:8P
定価:講演会参加者配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「長野県境と接する妙高市には、戦国時代に在地領主の活動拠点となる城や上杉氏が直接管理する城、村落の自衛のための城など、さまざまな規模、用途の城がつくられました。」
前回のシンポジウム「鮫ヶ尾城と直江兼続の生きた時代」に続く第二弾「戦国の城と合戦」の講演会参加者に配布された小冊子です。妙高市にある鮫ヶ尾城、鳥坂城、西城城、猿橋城が紹介されています。

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徳川家康と駿府城下町

徳川家康と駿府城下町
出版社:静岡谷島屋
発行日:1982年8月初版
ページ数:275P
監修:飯塚伝太郎、小澤誠一
著者:黒澤脩
定価:1,800円+税5% 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「駿府(静岡市)に、日本史を揺るがした歴史が眠っている。慶長期、徳川家康の御在所、駿府城から近世の日本の歴史がはじまった。駿府を舞台に天下に君臨した家康は、ここで徳川支配体制を不動のものとした。今ここに、当時の駿府城と駿府城下町を再現!!駿府は事実上、日本の首都として熱い視線が注がれていた。我が国と西洋の間に外交関係が樹立したのも駿府が舞台であり、スペイン国王やイギリス国王等の外交使節が駿府城の家康を活発に訪問していた。」
翌年の1983年に増補版が出ているようだが、今回入手したのは初版のものである。駿府城下町の成り立ちや各町の由来が詳しい。現在各地では歴史遺産が注目される中で、静岡市を調べるには最適な本である。
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羽黒山城Ⅰ 第1次・第2次・第3次発掘調査報告 日本城郭史学会調査報告書第18集

羽黒山城Ⅰ 第1次・第2次・第3次発掘調査報告 日本城郭史学会調査報告書第18集
発行:日本城郭史学会
発行日:1995年3月30日
ページ数:80P+図版86P+附図6枚
編集:羽黒山城発掘調査団
定価:5,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「羽黒山城はその築城の経緯や時期等について詳らかでありませんが、戦国時代末期において、白河結城氏と常陸太田佐竹氏との勢力抗争の接点として重要な位置にあり、金山に大規模な築城の行われたところであります。今回の発掘調査は、羽黒山林道開設に伴う文化財保護の立場から事前調査を行ったものです。その成果については本報告書に記載のとおりですが、地域内において縄文早期の食事の跡や室町期の板碑信仰跡(護摩壇)等の新たな遺構や城郭の館跡から鍛冶屋跡や茶懐石の茶陶器などが出土するなど新事実も発見されました。」
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筑前原塁跡発掘調査報告書

筑前原塁跡発掘調査報告書
編集・発行:一宮町教育委員会、一誠建設株式会社
発行日:1989年3月31日
ページ数:30P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「山梨県甲府盆地の東縁部、御坂山塊の扇状地に立地する一宮町は、遺跡が濃密に分布するところとして有名である。そのうちのひとつ筑前原塁跡は、堀田筑前屋敷跡とも呼ばれ、その性格、構築年代等が判然としない特殊な遺跡として古くから注目されてきた。」

書評:
竪穴住居跡ともに掘立住居跡も発掘されたようであるが、どれだけ時代が下るか本書調査では判断できなかったようである。
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月刊歴史読本2009年4月号 特集戦国大名血族系譜総覧

月刊歴史読本2009年4月号 特集戦国大名血族系譜総覧
発行元:新人物往来社
発行日:2009年2月発行
ページ数:328P
定価:1,090円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
月刊歴史読本2008年9月号。代表的な戦国大名の血族や系譜を特集。一大名のページ数が少ないのでどこか物足りない。来月号は「日本の名城505 都道府県別ベスト10」と予告されている。そちらのほうが楽しみ。
月刊歴史読本ホームページ
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多賀屋敷遺跡調査報告書 越路町文化財調査報告第10輯

多賀屋敷遺跡調査報告書 越路町文化財調査報告第10輯
編集・発行:越路町教育委員会
発行日:1983年3月30日
ページ数:37P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「越路町ではここ数年、諸開発に伴う遺跡の発掘調査が相次いでいる。本年度も多賀屋敷遺跡を含む地域が、ほ場整備事業信濃川左岸南部地区内になった。」

書評:
多賀屋敷とあるが、この遺跡は中世以降のものではなく、竪穴式住居の縄文時代中・後期の遺跡のようである。
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新説 桶狭間合戦 知られざる織田・今川七〇年戦争の実相

新説 桶狭間合戦 知られざる織田・今川七〇年戦争の実相
出版社:学研
発行日:2008年9月初版
ページ数:253P
著者:橋場日月
定価:740円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長が天下布武へ歩み出す契機となった桶狭間の戦い。強敵、今川義元を圧倒的不利な状況で奇襲により葬り去ったという通説は本当なのか? 当時の両者の状況をグローバルな視点で見つめなおし、戦いの実相を明らかにする。 」
著者は、歴史群像の特集記事として、2007年9月号「今川帝国の野望」2008年1月号「再考・桶狭間合戦」の2本を執筆し、それらを一冊に再編集したものが本書である。最新の仮説を楽しみましょう。
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カラー版徹底図解 日本の城 城の歴史と構造、城をめぐる英雄たちの戦略・戦術

カラー版徹底図解 日本の城 城の歴史と構造、城をめぐる英雄たちの戦略・戦術
出版社:新星出版社
発行日:2009年1月初版
ページ数:191P
著者:中井均
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「日本全土に建造された城や城郭の中から、安土城・大坂城・江戸城など、約90の名城をピックアップして紹介。豊富な図版や写真によって、戦国時代の『土の城』から、近世城郭の『石の城』への変遷をたどる。 」
城郭事典といえる構成だが、今までと異なるのはただ日本国内の城を並べるという構成ではないところである。英雄の代表的城郭、合戦の舞台となった城郭など、その切り口が面白い。何でも詰めているから中途半端ということは全くなく、豊富な写真やイラストが見ていて楽しい。お城好きな初心者にはおすすめの一冊。
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